遅かれ早かれ訪れる瞬間であり、決断は個人的なものになるだろうとラジオ番組で語ったカピタン。気持ちは退団に近づいているとの印象・・・
スペイン代表合宿に参加中のアンドレス・イニエスタが、ラジオ局 SER の番組 El Larguero に出演。バルセロニスタが心配する今季限りでの退団について、「熟考中」だと明かしています。クレはその時を覚悟はしておいたほうが良い、という印象です。
Iniesta, sobre su futuro en el Barça: "Todo te hace dudar" https://t.co/M8rDMQ0lvu pic.twitter.com/EL1aBDtGVS
— El Larguero (@ellarguero) 2018年3月22日
100%の決断はしていないが・・・
4月30日が有効期限となっている、『自由意志でFCバルセロナを退団できる条項』を実行するかどうか。アンドレス・イニエスタが思案しています。
ラジオ番組でこの件について訊ねられたイニエスタは、次のように誠実に答えました。(複数の質問に対する、それぞれの答えです)
「(バルセロニズモが)気を揉む状況だとは思わないよ。これは遅かれ早かれ訪れたことだからね。頭の中には、いろんなことが巡ってる。100%の決断は下してないんだ。他よりも有力な考えは巡ってるけど」
「僕ははっきりとした、自然なやり方で自分の思いを表現してる。いつもそうだよ。(チェルシー戦終了後に)バルセロナに何年もいるかと質問されたので、ああ答えたんだ。その条項の存在は知られているしね。おかしなことは言わなかった」
重要で、個人的な決断になる
「僕が言ったように、(バルサで)続けるか決めるための期間はあと数週間ある。僕の人生における最も重要な決断のひとつとなるだろうね。一番重要な決断は、バルセロナへ来たことだった」
「すごく熟考してはいるけど、まだ決めてはいないんだ。これが議論を生むテーマなのは明らかで、それぞれに考えはあることだけど、感じることに従って決めていくよ。選手や人間として僕が感じること、純粋に個人的な決断となるだろう。僕はこれが自然な過程であって、もし今年でないなら、来年同じようになってると理解してる」
「迷わせていること?自分が人生のクラブに、全てを与えてくれたクラブにいて、チームメイトやあらゆる人々に尊重されていることだね。そしてそれは、簡単な状況じゃない」
「それに、多くの意味ですごく胸のときめく扉も開いている。愛情の問題ではなく、最終的には、自分がすべきと思うことをどう感じるかの問題となるだろうね。もし怪我がなく、全てが普通に進めば、次の2年間はバルサの先発に入ってないと見るのはすごく難しい。でも決断はそういったものを超えていくから」
どうでしょう。
100%ではない、というドンですが、70-80%くらいは決まっていそうな印象・・・
家族の同意、メッシとの会話
イニエスタはまた、奥さんと話したのかどうかについて、「家族はいつも同意してるよ。これまでに僕がした決断は全部そうだった」と説明。ではメッシはどうかというと、「メッシや他のチームメイトたちとも話したよ。でもこれは個人的な決断だからね」とのことです。
なんかもう、退団じゃないかと思えてきます。報道内容を見ても、残留よりも退団に近いような雰囲気ですし。イニエスタは言います。
「僕が言いたいのは、これは僕が下す決断であることなんだ。そして意見は人それぞれに違うんだから、それで決断を変えることはないってことだよ。唯一迷っているのは、自分がいつもそうだったように、200%でいられるのかってこと。それが決断をするうえでの唯一の迷いさ」
200%でいるかどうか
そしてイニエスタはバルベルデやネイマールがマドリーに移籍する可能性、トリプレーテ、アルトゥール、グリースマンなどについて考えを述べた後、あなたの残留を希望するバルサファンへのメッセージを求められてこう語りました。
「自分に対するファンの敬意や愛情を目にするのは、ステキで感動的なことだよ。僕がどんな決断をするのか、見てみようよ・・・ 僕の残留を望む人たちがいるのは知ってるんだ。自分自身に正直になって、僕は決断をするだろう。もし残るのであれば、それは僕があらゆる意味で200%でいくということだし、もし去るのであれば、それは200%でないからだよ。僕以上の感情を、世界の誰一人として持てないだろう。たくさんの感情なんだ・・・」
迷いがメンタル由来なのか、フィジカル由来なのかについては、「すべての複合」とカピタン。200%じゃなくても、100%で良いじゃないか、いや150%で良いじゃないかと思ってしまうのですが、それだけ自分へ求める水準が高いということで・・・
こう説明してくれたんだから、これ以上外野が騒いでも迷惑なだけでしょう。
アンドレスの決断の時を、静かに待つことにしましょうか。
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