カタルーニャラジオで野心的にチームの現状についてコメント
フットボール界は毎年恒例 9月の国際親善試合ウイークに入りましたが、アルゼンチン代表をお休み中のレオ・メッシはカタルーニャ・ラジオの番組 Tot Costa に出演。バルサの第一カピタンとしてチャンピオンズ優勝への野望を改めて示したり、新加入選手やカンテラなどについてコメントをしています。
(例によって長くなっていますが、よければ最後までどうぞ)
チャビに似た、まるでカンテラ産選手
この番組内でレオ・メッシは、この夏にバルサが契約した4選手について質問を受けました。アルトゥール、レングレ、マルコム、そしてアルトゥロ・ビダル。
このなかでメッシが最も称えたのは、バルサスタイルを備えたブラジル人として評価の高いアルトゥール・メロです。
「みんなすごく良い選手たちだと思うけど、もし一人だけを選ぶ必要があるなら、アルトゥールだね。彼のことはあまり知らなかったから、驚いたんだ。いくつかの違いはあるけれど、僕はチャビを思い出す。彼のスタイルはチャビによく似ているよ。常にボールを欲しがって、ボールを持つと失わない。ショートパスでプレーし、信用ができて、とても当てになる選手だよ」
珍しいくらい褒めてます。これはカピタンとしての変化でしょうか。
これだけでもアルトゥールは小躍りするでしょうが、レオの褒め言葉はまだ続きます。
「彼はカンテラから生み出そうとしている選手のようだよ。僕らがいつも探し求めているスタイルが彼にはある。彼はトレーニングやショートプレーでのテーマをとても早く理解したんだ。外から来た選手はいつも苦労することなんだけれど、アルトゥールはすぐに理解したね」
チャビとプレーし続けてきたメッシにこう言わせるのですから、アルトゥールは本物か。
適応するであろう秋~冬以降がますます楽しみになってきました。
アルトゥロ・ビダルのような選手も必要
カピタンはこの夏最後の補強選手 武闘派アルトゥロ・ビダルについてもコメントをしています。
自陣から敵陣までフィジカルを活かして走る、バルサスタイル(アルトゥール)とは違った風味を持つビダルもまた、チームは必要としているというのがメッシの見解です。
「足元が上手い選手をファンは好きだし、試合のほとんどでボールを保持して、ボールを持つことで守るやり方に僕らは慣れている。でもアルトゥロはボールを保持してのプレーも上手いし、彼のようなフィジカルが強くて守備で助けてくれる選手たちがいることも、スカッドには重要だよ」
「フットボールはより戦術的に、フィジカル重視になってるからね。プランニングはどんどんと退屈になっていってる」
「たとえばアウェーでプレーする時や、チャンピオンズのハードなラウンドの時、相手チームのフィジカルが感じられるよ。だからそういったスタイルの選手がチームに居るのは良いことさ」
チャンピオンズを獲りたい
チャンピオンズの話題が出ました。
ガンペル杯でのスピーチにおいて、カピタン・メッシは今季の優先目標がチャンピオンズだと明言しています。このインタビューでもそれは変わらず、改めて欧州王者になりたいとの思いを語ったクラックです。
「チャンピオンズの番だよ。僕らは3年連続して準々決勝で敗退をしているし、前回はおそらく一番ひどかった。僕らが有利な結果を手にしていたうえに、困難な状況になった時にリアクションを示せなかったからね。ローマでの僕らは、まったく試合に入っていなかった」
「クラブとして、チームとして、ロッカールームとして僕らはチャンピオンズを狙うべきだと思うんだ。優勝を争えるスカッドが僕らにはあるんだからね」
ここでもチャンピオンズ優勝を狙えるチームが自分たちにはあり、また1年落胆を繰り返すわけにはいかないと言及しているのがポイントです。
発言して結果がダメだと批判をされたりもするし、黙っているほうが楽ですからね。
そして言ったからには、やるっきゃない。
本当にバルサが欧州王者に相応しい力があるかを、これからピッチ上で証明していってもらいましょう。
バルサ以上の場所はない
レオ・メッシはそのほかにも、いくつかの話題についてコメントをしています。
■今でも負けはキライ:「すごく苦しいし、あとで立ち上がるのにも苦労するんだ。今では上の子(ティアゴ)も、数日間はこの件について話せないことを知ってるよ(笑)」
■バルサ退団について:「僕はここで全てを手にしているからね。13歳でここへとやって来て、人生の全てがここにある。僕は世界最高のチームにいて、おそらくは街も世界で最高だろう。子どもたちもカタルーニャで生まれた。他の場所へと行く必要がまったくないんだ」
「引退後?一番簡単なのはバルセロナで暮らし続けることだよ」
■カンテラーノ:「リキ・プッチ?素晴しいプレシーズンにしたね。クラブがまたカンテラを信頼して、このタイプの選手たちを生み出すようになるのは良いことだよ。ここ数シーズンはそれがちょっと失われていた」
■成長したところ:「良くなったと感じるのは、特にラストパスだね。この2年間でかなり成長したと思う。フリーキックや右足でのキックも成長したよ」
■向上させたいところ:「ペナルティキックはもっと効果的になりたい。でも難しいんだ。トレーニングで蹴るのとは同じではないし、プレーにはいろんな要素が入ってくるからね。あれは見えるよりもずっと難しい」
■フットボール観戦:「テレビで見るのは好き。特にリーガ・エスパニョーラとアルゼンチンリーグだね。でも自分の試合は見たくない。過ぎたことを思い出すのが好きじゃなくて、前を見ているほうが好きなんだ」
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