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マッチレポート|リーガ第10節 バルサ 5-1 マドリー

Liga Española | jornada 10

バルサのフットボールがマドリーを粉砕。
スアレスがハットトリックの大活躍。

FCバルセロナがレアル・マドリーを5-1で下す歴史的勝利。目標どおり、カンプノウでロペテギマドリーを葬った。バルサの得点者はハットトリックのルイス・スアレスコウチーニョ、そしてアルトゥロ・ビダル。白組は7ポイント後方の9位とクライシス度アップ、クレには最高に気持ちの良い週明け。

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試合の流れ

ラフィーニャ先発エルネスト・バルベルデはインテル戦と同じくラフィーニャをメッシのポジション(守備時は右サイド、攻撃時は中央へ)で起用。立ち上がりからチーム全体で効果的にボールをつなぎ、守備時はすばやいプレッシングで相手を取り囲むことでマドリーをまったく機能させなかった。アルトゥール最高。

アルバがやりたい放題:ロペテギマドリーはジョルディ・アルバ対策がおざなりで、左サイドはフリーウェイのごとしだった。先制ゴールも自ずとアルバのエリア侵入から。ルイス・スアレスがマークを引き付け、その後方からフリーで侵入したコウチーニョが、アルバのセンタリングをゴール右端へ蹴り込んで1-0とした(11分)。メッシアルバでよく見られる崩し。ロングボールに対するアルバのトラップもえぐかった。

バルサが支配:試合前半はほぼ完全にバルサのコントロール下に置かれ、惚れ惚れするほどだった。選手たちの距離感が良く、心地よくつながるパス。守備が決まるのも気持ち良い。決まっていれば爽快だったアルトゥールの力強いミドルシュートは、GKクルトワが頑張ってセーブしている。白組はベイルセルヒオ・ラモスがミドルシュートで運試しを試みるくらいしか攻め手がなかった。

VARでPK判定:バルサの2点目も左からの崩しがきっかけとなった。ジョルディ・アルバのエリア内への横パスを受けようとしたルイス・スアレスバランが引っかけて倒し、VARの提言を受けたマルティネス主審がペナルティの判定。スアレスがこれを突き刺し、リードを2点に広げた。沸きに沸くカンプノウ。

ロペテギのシステム変更:圧倒的なバルサ優位の前に、ジューレン・ロペテギ白監督はハーフタイムに大々的な修正を施すことを決断。バランを外してDFラインを3人にし(カセミロがリベロに)、ルカス・バスケスを入れることでサイドを使うようにしたのだ。特に活性化したのがマルセロ。試合はマドリーペースとなった。

マルセロが1点返す:マドリーの奇策にバルサは混乱、前半のようにボールを奪えなくなる。テル・ステーゲンの護るゴールへと向け、次々に放たれるシュート。猛攻は50分に実り、マルセロが2-1のゴールを決めている。さらにマドリーの攻勢は続き、はらはらの連続だった。

スアレス現る!:だがバルサはこの状況を見事に打開する。決定的な仕事をしたのはルイス・スアレス。セルジ・ロベルトの近距離アーリークロス(?)をヘディングで仕留めるのだが、ペナルティスポットより遠くから頭でゴールとは。バルベルデが選手交代でセメドを入れ、セルジを上げていたのも当たった(ボールを推進したのも直前に登場のデンベレ)。セルジとスアレスはその少し前にも決定機を作っており、相性がとても良い。

再びバルサが支配:3-1はマドリーの気持ちを挫き、試合の主導権は再びバルサが握る。82分にはカウンターからスアレスが4-1のゴール。最後はアルトゥロ・ビダルがマニータを完成させ、歴史的なエル・クラシコは幕を閉じた。

 

トピックス

ピケの手、再び:2010/11シーズン以来の、マニータ達成クラシコ。87分のビダル弾が決まった際、ジェラール・ピケはあの時と同じように手のひらを掲げてチームの5得点を祝った。試合後に曰く、「ラ・マニータはひとつの伝統だね」

リーガで8度目:リーガでバルサがマドリー相手に5得点したのは、これが8度目。セサル・ロドリゲスを擁した1950/51シーズンには7-2なんてスコアもあった。セサルは1953/54にもマニータクラシコを経験。有名どころでは1993/94のドリームチームの5-0、2010/11のペップチームの5-0。そして今回の5-1。

カンテラーノ先発数も5-1バルベルデがピケ、アルバ、ブスケツ、セルジ・ロベルト、ラフィーニャを先発起用した一方で、ロペテギが起用したカンテラーノはナチョひとりと、こちらも5-1。

3年半ぶりの勝利:レアル・マドリーがカンプノウで敗れたのは2015年3月22日以来。バルサの地元クラシコ勝利はアンチェロッティチームをマティエウスアレスのゴールで2-1で下した試合から、実に1,317日ぶりとなる。つまりジダンはカンプノウで一度も負けたことがない(2勝2分)!悔しい!

白組、9位:ここ5試合で勝点を1つしか得られていないレアル・マドリーさんの順位が9位まで後退。首位バルサとの勝点差が7なのに対し、降格圏までは6ポイントとなっている。なんならセグンダ・ディビシオンへ旅立ってもらっても、一向に構わない。

「ロペテギ、残って♪」:更迭目前とされるジューレン・ロペテギに対し、バルサファンから「ジューレン、残ってくれよ」の愛情チャント。

にやける:パルコで苦虫をかみつぶしたような表情のフロレンティノ・ペレスの映像は、バルセロニスタの心のごちそう。

ラフィーニャ先発:負傷欠場するレオ・メッシのポジションには、インテル戦で良い出来だったラフィーニャが継続して起用された。このマドリー戦のラファはライン間での位置取りが絶妙。前半の圧倒的ポゼッションに貢献した。後半はマドリーがシステム変更(3バック化)によって攻勢に出たことで、守備に奔走。68分に右サイドの再構築のためにセメドと交代でベンチに退いた。

先制男コウチーニョ:やたらと先制ゴールを決める、コウチーニョというクラック。ここまでバルサで決めた14ゴールのうち、半分の7つが先制点のスペシャリストだ。今季はウェンブリーでのトッテナム戦と、このマドリー戦。

1分35秒コウチーニョの1-0弾が生まれる直前、バルサは1分35秒間で27のパスをつないでいる。

ハットトリック・スアレス:勝負を決める3-1弾を決めた際、スアレスは正面スタンド最前列でメッシたちと試合を見ていた子どもたち(デルフィナベンハミン)の元へ向かってゴールを祝った。2-0弾の時は、仕込んでいたTシャツを見せて先日生まれた第3子のラウタロくんに捧げた。
対マドリーでは初のハットトリック。エル・クラシコは11回目で9得点。

スアレス、歴代トップ5入り:今回のハットトリックによってルイス・スアレスのバルサ通算得点が159となり、エスコラの158を抜いてクラブの歴代ゴールランキングで5位に入った。トップは言うまでもなくレオ・メッシ(564)で以下セサル(232)、クバラ(194)、サミティエル(184)とそうそうたる顔ぶれが並ぶ。

セルジ→スアレスのホットライン:久々に登場した、セルジ・ロベルトルイス・スアレスの得点ライン。ゴールになった2つのほかにもう1つ、セルジルイシートに決定的なパスを供給している。4-1のアシスト前、セルヒオ・ラモスからボールを奪取したセルジ・ロベルトの格好良さといったら。

VAR判定でPKルイス・スアレスの1つめの得点(2-0弾)はVAR判定がもたらした。バランスアレスを足をかけて倒した際、サンチェス・マルティネス主審はファールに気付かなかったが、VARエルナンデス・エルナンデスが介入。主審はモニターでプレーを確認し、PKと判断した。エル・クラシコで初のVAR。

ビダルがケーキにイチゴを乗せるアルトゥロ・ビダルがバルサ入団初ゴール。持ち味である二列目からの飛び出しにより、ヘディング弾でマニータを完成させた。これは嬉しく、喜ばしい。アンチマドリディスタのビダルは試合終了後、手のひらの絵文字入りツイートで喜びを表現。

ジョルディ・アルバコウチーニョの先制点をアシスト、スアレスのPKを生むパスを送るなど大活躍だったジョルディ・アルバが試合後に大満足。「全てのクレにとって特別な試合だし、小さな頃からここにいた僕にとっても特別な試合だ。チャンピオンズ優勝ほど重要ではないけど、僕はそんなふうに感じてるよ。クレにとって、マドリーに勝つのはとても重要なことだからね」

デンベレ、途中出場で結果を出す:またもベンチスタートになったウスマン・デンベレではあったが、73分にコウチーニョと交代でピッチに入ると、決定的な3-1のきっかけとなるドリブルでカウンターアタックを先導。5-1の際も巧みなステップでDFをかわし、得点者ビダルに質の高いセンタリングを送った。

●バルサとマドリーの両クラブ理事たちは試合前、カンプノウのパルコ内でレストラン El Molí de l’Escala のシェフ、ジョルディ・ジャカス氏の料理を楽しんだとか。

壮大なるモザイク:エル・クラシコ恒例となっている選手入場時のモザイク。今回のメッセージは「WE COLOR FOOTBALL(私たちがフットボールに色を付ける)」白を塗りつぶし、バッチリ色づきました。

42試合無敗:バルサがリーガでのカンプノウ無敗記録を42試合に伸ばす。2016年9月21日にアトレティコを破ってから、カサで負け知らず。21世紀の最高記録は2000年11月~2003年4月にかけて49試合無敗だったレアル・マドリーとのこと。

今季最高の入場者数:バルサ対レアル・マドリーの観客動員は93,265人で、今季のカンプノウでの最多記録。前節のセビージャ戦が88,712人、水曜夜のチャンピオンズ・インテル戦が86,290人だった。

 

FC Barcelona Real Madrid
5 1
28 de Octubre – Domingo 16:15 h
Camp Nou
: 93,265
Goles
Coutinho (11)  
Suárez (30pk)  
  Marcelo (50)
Suárez (75)  
Suárez (83)  
Arturo Vidal (87)  
Titular
Ter Stegen【6】 Courtois
Sergi Roberto【8】 Nacho
Piqué【7】 Varane
Lenglet【7】 Sergio Ramos
Jordi Alba【8】 Marcelo
Busquets (c)【8】 Casemiro
Rakitic【8】 Kroos
Arthur【8】 Modric
Rafinha【6】 Isco
Coutinho【7】 Bale
Suárez【9】 Benzema
Cambios
Rafinha→ Semedo【7】(68) Varane→ Lucas Vázquez (46)
Coutinho→ Dembélé【8】(73) Bale→ Asensio (76)
Arthur→ Arturo Vidal【7】(83) Marcelo→ Mariano (81)
Entrenadores
Ernesto Valverde【7】 Julen Lopetegui
Arbitro
Sánchez Martínez (murciano)
Tarjetas
Rakitic (37) Nacho (38)
Suárez (77) Bale (52)
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
2 3 5

Goles

1 1 0
6 7 13 (8)

Tiros a puerta

15 (4) 11 4
3 6 9

Ocasiones de Gol

4 4 0
1 3 4

Corners

2 2 0
0 2 2

Fueras de juegos

4 2 2
    534

pases

465    
59%   53% Posesion del Balon 47%   41%
10 7 17

Faltas

14 4 10
1 1 2

Tarjetas Amarillas

2 1 1
0 0 0

Tarjetas Rojas

0 0 0
Formación

メッシ、ウンティティ、ベルマーレンが負傷欠場。
サンペール、アレニャーが監督判断で招集外。デニスがベンチ外。
セメド、デンベレ、シレセン、マルコム、ムニール、ビダル、チュミがベンチスタート。

予想どおり、水曜日のインテル戦と同じ先発イレブン。機能した面子を継続起用した。
ラフィーニャは右に固定ではなく、わりと自由に動く。
前半はジョルディ・アルバが相手ラインの裏を突きまくった。

選手交代もインテル戦に似る。
1人目はラフィーニャに替えてセメドで、セルジ・ロベルトが前へ。
2人目はコウチーニョからデンベレへ。
最後はアルトゥールからアルトゥロ・ビダル。

Titular Final
 

 

コメント

  1. レト より:

    開幕当初から苦しんだロマン主義の追及とメッシ依存からの脱却、
    双方に一応の決着点を見出した非常に大きな連勝でしたね。
    これはシーズン最初のターニングポイントになりそうです。
    まだまだ混戦状態に変わりはないのでとにかく今のスタイルで行けるところまで行って
    チャレンジする余裕を作り出してほしいです。

  2. やいや より:

    快勝は嬉しいのですが、デニス・スアレスの出番なさすぎて退団するでしょうね。
    若いし安定した試合出場が欲しいのは間違いない

  3. コウチーニョ より:

    42試合負け知らずの所の記事の所
    アトレティコではなく2016.09.11 アラベス戦ではないですか??
    9.22のアトレティコ戦は1-1の引き分けと記憶しております。

  4. コウチーニョ より:

    すいません。間違えました。

  5. 中野のクレ より:

    カンプノウがペップ・バルサの[マニータの夜]以来の雰囲気になった。
    それに近かったのがペップ・バイエルンとのCL。

    パリとのレモンターダは最後の10分間は別格というか この世のものでは無いが 90分通してならマニータ・クラシコのほうが上ではないか?