オサスナ戦ではするべき事をしただけだ、と監督。
バジャドリーに敗れた時は、この先どうなることやらと不安になったものですが、その後はマンチェスター・シティとオサスナに快勝。ベルナベウクラシコへと挑むうえでの立て直しには成功しました。ホセ・ソリージャでの敗北後に「まだ15日間ある」と強調していたマルティーノ監督でしたが、その言葉を前向きに思い出せるほどに状況は好転してきたわけです。7-0でオサスナを下した後の会見でミスターは、この結果をこう評しました。「チームが良い感覚を得るのは、いつだって歓迎だ。特に今のような重要な時期にはね」
この結果で浮かれ流されてはいけない
この2試合の成果からすれば、レアル・ソシエダ戦やバジャドリー戦のダメさはなんでしたか?と問いたくもなりますが、その件については「チームは常に(良いプレーを)望んでいるけれど、ベストなフットボルとならない試合も時にはあるし、サン・セバスチャンでのように、監督が失敗をすることもある」とやや自虐的に答えたマルティーノ監督。7-0のゴレアーダに対しては、「良いプレーをして試合に勝つ。私たちはすべきことをしたまでだよ。7ゴールをあげるのは簡単ではないにせよ、今日の試合で流されてはいけない」と兜の緒を締めています。
チームのメンタルが変化したか?との問いには、「6日間で精神状態がどれだけ変化したのか、私には分からない。それはピッチ上で再確認しなければいけない。私たちがすべきなのは、あらゆる戦線で選択肢を手にするために良いリズムを掴み取ることだ」とコメント。シティ戦とオサスナ戦の違いに関しては、「私たちはどちらの試合も、真剣に良い内容のプレーをし、相手チームにほとんど自由にさせなかった。先日悪い時間帯があったのは、それは相手がシティだったからだ」とのことです。
クラシコでの布陣はもうほぼ決まっている
来週のベルナベウクラシコでは、どんな先発イレブンを起用するのか。この質問にミスターは、自分の頭の中でメンバーはすでに固まっている、と明かしています。「今日の試合によって、ベルナベウでのプランに迷いが生じることはないよ。今日の結果によって、あちらで私たちがどうプレーすべきかという私の考えに修正は生じない。私はいつも、結果とは独立してチームを考えている。先発メンバーはもうほとんど決まっているんだ」
そして。「このチームには優れた選手たちが山ほどいる。そのチームにとって可能なかぎりベストな管理をするのが私の仕事だ。だから直前の試合結果によって左右されてはいけない。私は選手の誰かを外さなければならないし、クオリティの高い選手を取り計らっていくのは難しいことだ。4人セントロカンピスタか、3人デランテロか?私たちは多くの試合を3人デランテロでプレーし、時々は負けている。オサスナ戦の結果や出来で、私はプランを修正しないよ」
今日活躍したペドロ&アレクシスが来週も起用されるのか、ベンチを温めたセスク&ネイマールが次は出番となるのか。タタさんは言います。「ペドロとアレクシスには自尊心、努力といった監督が選手に望むものが備わっているし、いつも忠実に任務を遂行してくれる。彼らのような選手がいると、決断に苦労するんだ」「ネイマールは水曜のシティ戦で消耗していたし、もし必要がないのなら、今日はプレーをしないと予定していた。アレクシスとペドロに継続性を与えるほうが、より適当だと思った」
監督はこうも語っています。「私たちがこの順位にいるのは、私たち自身に不足があったからだ。私たちの今のポジションは称賛されるものではないし、もっと良いポジションにいるべきだっただろう。他のチームよりも過ちを犯した結果が、今のこの場所なんだ。けれども4ポイントの差は、私たちが否定されるべきものでもない」
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