左ヒザの前十字靱帯を損傷し、手術へ。カンテラーノに出番が回ってくるかもしれない。
バルセロニスタに悲報・・・ ラフィーニャ・アルカンタラ(25)が左ヒザの前十字靱帯を損傷し、手術を受けねばならなくなりました。靱帯の手術となれば、復帰まで半年ほどかかる。したがってラファのシーズンは早くも終了です。嗚呼。
痛みを感じながらプレー続行
ラフィーニャが左ヒザを傷めたのは先日のアトレティコ・マドリー戦です。
セルジ・ロベルトの負傷によって後半最初からピッチに入ったラファはそういえば、登場早々の相手選手との接触後、ヒザを痛がる様子を見せていました。
結局交代することなくプレーをして試合を終えたので事なきを得たのかと思っていましたが、実は痛みを感じながらのプレー続行だったらしく。シーズンを棒に振ることになってしまい、大きな代償となりました。
3度目の大きな怪我
ラフィーニャは恵まれた才能を持ちながらも、怪我に関しては不運の連続でした。
近年はほぼ毎年、大きな怪我に苦しんでいます。
■ナインゴランにヒザを壊される(2015年)
ラフィーニャのキャリアに重大な影響を及ぼした最初の怪我が、2015年9月のチャンピオンズ・ローマ戦でナインゴランの野郎に負わされた靱帯損傷です。
アルカンタラの次男は暴力タックルで右ヒザの前十字靱帯を断裂し、手術。2016年3月の復帰まで、半年間のリハビリ生活となりました。
■半月板に後遺症(2017年)
最初の手術から回復し、プレーを再開していたラフィーニャは2017年4月に同じ右ヒザを傷めます。この時悲鳴をあげたのは半月板。前十字靱帯損傷の後遺症でヒザが緩み、それが誘因となって半月板が傷むケースも多く見られるということで・・・
当初は4週間で回復できそうだと言われていたところが、手術を受けることになり、最終的に復帰したのは8ヶ月後(12月)のことでした。
■今度は左ヒザの前十字靱帯(2018年)
そして今回のアトレティコ・マドリー戦での左ヒザ前十字靱帯損傷。
泣けます。
代役はカルラス・アラニャーか
戦力としていたラフィーニャが今季絶望となったことで、エルネスト・バルベルデはプランの修正を求められます。
出場時間を得るために移籍を求めているといわれていたラファですが、これで離脱は確定。シーズンはまだ残り半分以上があり、どう穴を埋めるのか考えねばなりません。
最も自然な代役は、カルラス・アラニャーでしょう。
昨シーズン最終戦での怪我によって出遅れ、出場時間確保のためにバルサB登録とすることを受け入れていたアラニャー。1月のマーケット期間にトップチームの背番号を得ると見られるカンテラーノにとっては、ラファの離脱は追い風となります。
左利きの、攻撃的なセントロカンピスタという共通点。
10月31日の国王杯クルトゥラル・レオネサ戦からはラージョ戦、インテル戦、ベティス戦、アトレティコ戦と5試合連続で招集を受けていて、ベティス戦では途中出場し得点チャンスも作っているアラニャーの出番はここからもっと増えていきそうです。
デニス・スアレスの場合
バルベルデチームにはもう一人、出場機会を求めているセントロカンピスタがいます。バルサでの成功を断念し、移籍オファーを聞くといわれているデニス・スアレスです。
ラフィーニャが離脱することでデニスの順番も一つ繰り上がりますが、それがデニスの出場機会を増やすかというと正直、微妙そう。
元々ラフィーニャは、冬のマーケットで移籍を希望していると報じられていました。
ならばその代役としてデニスは引き留めようと言われていなかったわけですから、状況が変わりそうに思えないんですよね。
SPORT紙は、コパとリーガの連戦で過密日程になる1月を考慮し、バルベルデたちはデニスに移籍させるのかどうか決めねばならないだろうと報じています。
このニュースのまとめ
- ・ラフィーニャが左ヒザ前十字靱帯損傷、今季絶望に
- ・2015年以降、3度目の重大な怪我
- ・カルラス・アラニャーが代役として出番増加か
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