残ったのはブスケツ、ラキティッチ、パウリーニョ、デニス
シーズン開幕当初、バルセロナは中盤が人数超過とされてきました。たしかに登録されたセントロカンピスタは9人を数え、複数ポジションをこなせる選手も多いことからも、この数は多すぎる。それが相次ぐ怪我人によって4人にまで減り、ピンチになるのですから分からないものです。
次々にインテリオールがいなくなり
長いシーズンですから、ある特定のポジションに負傷者が重なり、やりくりが難しくなることはそんなに珍しくはありません。先日のオリンピアコス戦では、セントラルをどうするのかが注目点の一つでした。
そしてそのオリンピアコス戦では、セルジ・ロベルトとアンドレ・ゴメスが揃って右太ももの筋肉を負傷。今度はセントロカンピスタが人手不足となってしまうのですから、フットボルの神は気まぐれなものです。それに付き合うことになる監督に、悩みの種は尽きません。
今バルベルデに残された中盤選手は、セルヒオ・ブスケツ、イバン・ラキティッチ、パウリーニョ、それにデニス・スアレスの4人です。あとはマスチェラーノ。
招集リストも埋まらない
負傷離脱している中盤の5選手、ラフィーニャ、アルダ、イニエスタ、セルジ・ロベルト、アンドレ・ゴメスのうち、近々戻ってくる可能性があるのはイニエスタです。カピタンは10月26日に左大腿部の過負荷(筋疲労)と診断され、リハビリ室へ。いわゆる“怪我”ではないですから、代表戦ウィーク中には回復するんじゃないでしょうか。
しかし週末のセビージャ戦は上記の4人しかセントロカンピスタがおらず、監督の選択肢はあまり存在していません。スカッド全体でも起用可能なのが17人ですから、招集リストを埋めるにもフィリアル(Bチーム)の選手を1人呼ぶ必要がある。カルラス・アラニャーにチャンスがきそうな気配です。
セビージャ戦はブスケツとラキティッチの先発は固いでしょう。
残る1つの枠、イニエスタの位置はパウリーニョ(飛び出し、フィジカル)とデニス(ポゼッション、ライン間のプレー)のどちらが埋めることになるのか。パウさんはメッシとの絡みは上々ですが、パスのさばきでは難があるので、デニスを育てる方向でいってほしい。スコア次第ではアラニャーも見てみたいですけど、そうは上手くいかないでしょうなぁ。
デウロフェウを外し、パウリーニョもデニスも両方起用されるパターンも考えられます。
右ラテラルも影響を受ける
あとは何気に右ラテラル(SB)です。
バルベルデはカンプノウでの試合はセルジ・ロベルトをラテラルに起用することが多い。これがしばらくネルソン・セメドに託されるわけで、彼にとっては経験値を積む良い機会ですが、序盤の勢いがなくなっているセメドだけにどうなるか。バルサBのカピタン、セルジ・パレンシアにチャンスが来るかもしれません。
コメント
カンテラーノがここでチャンス掴んで欲しいですね!
怪我なので素直に喜べないですが…