バルサ医療部は内転筋の肉離れと発表
大きな怪我ではなかったのは朗報だが、かつてなく筋肉トラブルが連続しているのが心配
注目されたレオ・メッシの怪我の具合がクラブにより発表されました。医療サービス部の検査報告によると、バルサの10番を今回襲ったのは「左脚・内転筋のストレイン損傷」。いわゆる肉離れです。小さな損傷は起こしているのですが、断裂のような重傷ではない。復帰時期は回復次第だと発表されています。
"No me puedo romper, no me puedo romper"
レオ・メッシはラ・リーガ第6節 ビジャレアル戦の前半29分頃、自ら歩いてピッチサイドへと出ました。そしてクラブの理学療法士ジョルディ・メサリェスさんの治療を受けたのですが・・・
テレビ番組 ‘El Golazo de Gol’ の分析によると、この時メッシは「No me puedo romper, no me puedo romper」と言っていたそうです。スペインテレビ名物、読唇術。「壊れるわけにいかない」という感じです。
SPORTは「No me quiero romper」(壊れたくない)だと書いていますが、いずれにせよメッシとしてはかなりイヤな感触だったらしい。彼はその後、一度ピッチに戻ってしばらくプレーをし、ハーフタイムでウスマン・デンベレと交代しています。
試合終了後のエルネスト・バルベルデはレオの状態について「小さな痛みが生じていたので、大事を取って交代させた」と説明していました。
ヘタフェ戦、インテル戦は欠場となりそう
軽度の肉離れであれば、1週間ほどで試合に復帰できるようです。
2週間くらいの欠場は覚悟していたので、それからすれば朗報。
つまりは最速の場合、来週水曜に行われるチャンピオンズ第2節 インテル戦(@カンプノウ)には間に合うことになります。
しかしシーズンはまだ序盤で無理をする必要はないですから、いつもの“リスクゼロ方針”に従えば、もう少し先が目標になる。10月6日のラ・リーガ第8節 セビージャ戦(@カンプノウ)か、もう少し延ばしてFIFAウィーク明けの10月19日 第9節エイバル戦(@イプルア)じゃないでしょうか。
前例のない、開幕前から連続する筋肉トラブル
それにしても、あのレオ・メッシにこれほど怪我が相次ぐのはどうしたことでしょうか。
9月26日のSPORT紙によれば、シーズン初めにメッシのフィジカル問題が続発するのはキャリア初。ルイス・エンリケ時代の2015/16シーズンには第6節で左ヒザの内側靱帯を、2016/17には第5節で右腿の内転筋を負傷していますが、シーズン開幕から試合に出られない状況が続くのは前例がありません。
2019年のメッシはまず、夏休みから戻ってきた最初のトレーニング(8月5日)で右ふくらはぎを傷めてしまった。ここからして“異常”です。
8月25日の第2節ベティス戦で復帰かと見られていましたが、どうやら違和感が再発し延期、というのもらしくないし、9月17日のドルトムント戦で復帰したかと思えば、21日のビジャレアル戦で別の筋肉にトラブルが発生してしまう・・・
レオ・メッシなので不摂生などは考えられず、勤続疲労と年齢によるものなのか、どこかの呪術師が暗躍しているからなのか、本当に一体なんなのでしょうか。
不運はもうこれで出尽くしたのであってほしいですが、さて。。
このニュースのまとめ
- ・レオ・メッシがビジャレアル戦で負ったのは内転筋の肉離れ
- ・最速だと1週間で戻れるかもしれないが、急がないと予想される
- ・シーズン最初にこれほど怪我が続くメッシは初めて
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