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光が見えたウンティティと、また負傷したデンベレと

ヒザの悩みから解放された様子のセントラル
デランテロは繰り返される怪我に涙する

先日のボルシア・ドルトムント戦(3-1)は、サムエル・ウンティティにとって復調への光明が差した試合となりました。およそ14ヶ月ぶりとなる、3試合続けての試合フル出場。懸念されていた左ヒザの痛みは現れてないようで、ポジション競争に名乗りを上げたセントラルです。

一方でまたも暗闇に包まれたように感じているであろうのがウスマン・デンベレ。バルサ入団から2シーズン半と経たずに9回目となる医務室通いは、さすがに多すぎマッスル(筋肉だけに。ごめんなさい)。

以前のビッグサムへ戻りつつあるか

まずはセントラルの方のフランス人から。
ドルトムント戦はサムエル・ウンティティにとって、14ヶ月ぶりの3試合連続フル出場です。その1つめであるセルタ・デ・ビーゴ戦はFIFAウィーク前(11月9日)だったので、中3日で行われたレガネス戦とドルトムント戦に連続フル出場したことがより重要でしょう。

ドルトムント戦はパフォーマンスも良好でした。キックオフ直後にドイツチームの先制点を阻止したのを始め、ブラントロイスをしっかりとケア。以前のビッグサムに戻りつつある印象を与えました。

このまま左ヒザの快調さが続けば、ウンティティは計算の立つ選択肢となり、セントラルのローテーションを可能とします

すぐさまピケ&ラングレペアの“牙城”を崩すことはないでしょうが、特にラングレにはポジション競争が訪れますし、ピケにしてもフットボールへの集中を欠くと判断されれば、バルベルデの警告どおり、先発を外れるかもしれません。その可能性が出たと彼らに考えさせるだけでも効果はあるでしょう。

セントラルの活性化とコンディション上昇のためにも、ウンティティの復調に期待します。

デンベレの怪我癖をどう治す

一方、長いトンネルから抜け出せずにいるフランス人がウスマン・デンベレです。
トンネルから抜けたかと思えば、すぐ次のトンネルが現れ、出たり入ったり。2017年8月のバルサ加入以来、いきなりの9月の大怪我(手術して3ヶ月の欠場)に始まり、これまでの2シーズンと3ヶ月で9度の怪我を繰り返しています

デンベレのバルサでの怪我遍歴
2017年9月16日、ヘタフェ対バルサ、左脚・大腿二頭筋(106日)
2018年1月15日、レアル・ソシエダ対バルサ、左脚・大腿二頭筋の半腱様筋(31日)
2018年5月20日、バルサ対レアル・ソシエダ、右足首・捻挫
2019年1月20日、バルサ対レガネス、左足首・捻挫(18日)
2019年3月13日、バルサ対リヨン、左脚・大腿二頭筋(31日)
2019年5月4日、セルタ対バルサ、右脚・大腿二頭筋(31日)
2019年8月16日、アスレティック対バルサ、左脚・大腿二頭筋(36日)
2019年9月28日、ヘタフェ対バルサ、左脚・ハムストリングス(4日)
2019年11月27日、バルサ対ドルトムント、右脚・どこかの筋肉

SPORT11月29日号によると、さすがのデンベレこの怪我には打ちひしがれているそうです。少なくとも、検査をブッチして旅行に行くような脳天気さはない模様。唇の動きから「もうどうすりゃ好いのか分からない」と言ってたようで、短期間でこれだけ怪我すればショックでしょう。
(こちらもロッカールームへ下がる際の彼の涙には、感情を刺激されました)

生活態度を改めていたと報じられたりもしていた、そのすぐ後ですし。
クラブ医療部としても手をこまねいているわけでなく、デンベレの怪我が発生しないように日々注意を払っているでしょうし。

しかし怪我は繰り返され、試合後のルイス・スアレスに「医療スタッフはデンベレの怪我を解決する方法を見つけ出さないとね」なんて言われてしまう。これを聞いて毒づいたスタッフもいたんじゃないかと。
でも、現実としてどうしますかね。。。

検査に次ぐ検査
今回、医療サービス部はデンベレと複数の医療機関を訪れ、あらゆるタイプの検査や分析をしているそうです。だから通常なら翌日に行われる怪我の範囲に関する報告が、今日まで持ち越されていると。

このまま行くと、次の夏にはマーケットに出されそうなデンボウズにとっては、もう一日一日が勝負の時です。必勝のドルトムント戦でバルベルデグリジ先輩ではなくデンベレを先発起用したってことは、それだけ彼に期待している証しですし、潜在能力を出し尽くしたヤツを見たいので一丸の頑張りが実りをもたらすと願いましょう。

明暗の分かれたフランス人たちの話でした。
(そしてアントワン・グリースマンも笑顔になった方のフランス人)

 

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