今季からスーペルコパは新方式に変更、中東の国サウジアラビアで開催される
決勝進出だと中2日での2試合となり、選手の入れ替えが重要に
FCバルセロナ一行が今日、スーペルコパのためにサウジアラビアへと旅立ちます。今季からスーペルコパは新方式になり、あれこれ変化が大きい。わざわざ中東まで遠征することと、ファイナルフォー方式になったことが最大の特徴です。方式が変わったことで、臨み方もこれまでとは違ってきます。
新方式スーペルコパの特徴
新方式スーペルコパについて、おさらいしておきましょう。
RFEFの思惑により、今季からこのタイトルは大きく仕様変更されました。
サウジアラビア開催
まず、会場となるのはサウジアラビアの世界都市ジェッダにあるキングアブダラ・スポーツシティです。
国家による人権侵害がひどい・・・と西洋諸国で非難されるサウジが開催地に選ばれたことで、発表時は話題となりました。お金パワー。
同国では現在ダカールラリーも行われており、スポーツでイメージ改善とかでしょうか。ダカールラリーの方も、サウジ開催は物議を醸したようです(AFP通信)。
ファイナルフォー方式
参加するチームが4チームに増えました。
以前はラ・リーガ優勝チーム vs. コパ優勝チームによるホーム&アウェイ対決でしたが、今回からはリーガ王者(バルサ)、コパ王者(バレンシア)に加えてリーガ準優勝(アトレティコ)とリーガ3位でコパ4強のレアル・マドリーまで呼ばれて4チームのミニトーナメント方式に。
準決勝ではバレンシアとマドリー(1月8日)、バルサとアトレティコ(9日)、が対戦し、勝者同士が決勝戦(12日)をプレーします。
3位決定戦はないので、もし準決勝で負けてもさっさと帰国できるのは悪くないか。
1月開催
スーペルコパといえば、8月の日程をややこしくすることが特徴の大会でしたが、新方式になって1月に移動。
チームとしては夏より臨みやすくなったでしょうし、良い勝ち方をすれば、シーズン後半戦に向けて士気を上げる役割を果たしそうです。
残念な負け方をした場合の精神的な影響はどうなんだろう。
また、スーペルコパが1月に来た影響でコパ(国王杯)は2月3月へとずれ込みます。今季からコパは準々決勝までは一発勝負へと変更されているので、1/16 final から参加するチームは6試合で優勝できるようになり、多少負担減です。
バルサB選手たちにも出場機会
実際に試合に臨む選手や監督たちがこのスーペルコパをどう捉えているのかは分かりませんが、もしバルサが決勝戦まで行ってしまう場合、中2日で2試合をプレーしなければなりません。ローテーションは必須。普段あまり出番のない選手たちにとっては、良いアピール機会となります。
バルベルデはおそらく、今週末に試合のないバルサB選手も何人か帯同させるでしょう。期待はやはりリキ・プッチに集まります。カルラス・アラニャーがレンタル移籍し、今はアルトゥールも離脱中ゆえ、出場機会が回ってくる可能性が高い。いや、是非回してください。
バルサBの試合を見てると、リキを上で見たい欲求が溢れてきます。
今季はコパの 1/8 final ~ 1/4 final が一発勝負になったことで、過密日程がいくぶん解消される反面、カンテラーノたちの出場機会も減少する。このスーペルコパでリキを使ってほしいです。たとえアトレティコ相手だろうとも。
ただ・・・ バルベルデが年明け以降のトレーニングにリキ・プッチを一度も呼んでいないのは不安要素ではあります(年末には2回参加)。2日に呼ばれているアレックス・コリャドも招集候補の一人。バルベルデが気に入っているらしいロナルド・アラウホも有力視されてます。
テル・ステーゲンがリハビリ中につき、イニャキ・ペーニャが招集されるのは確実でしょう。
コメント
開幕前の大会でなくて助かった・・とはとても言えない状況ですけどね。
あの頃は期待と不安が入り混じった複雑な序盤戦でしたが、今は不安だけが残りました。
このスーペルコパも命運の分かれ道になりそうです。