バルサは1月9日(木)の準決勝でアトレティコと対戦
勝てば12日にバレンシア対マドリーの勝者と決勝戦
昨日マドリー市のラス・ロサスにてスーペルコパ・デ・エスパーニャ準決勝の組み合わせ抽選会が行われ、FCバルセロナはアトレティコ・マドリーと対戦することが決まりました。場所はサウジアラビア西部の都市ジェッダにあるキング・アブダラ・スポーツシティ、開催日は2020年1月9日(木)となってます。
ここで勝てば、1月12日(日)にバレンシア対レアル・マドリーの勝者と決勝戦をプレー。え、なにそれ的な。
ファイナルフォー方式に変更
なにそれ的な話になっているのは、スペインフットボール連盟(RFEF)が今季からスーペルコパに新フォーマットを導入するからです。
いわゆる“ファイナルフォー”方式が採用され、4チームによるミニトーナメントが行われる。
参加するのはラ・リーガ王者(兼コパ準優勝)のバルサ、コパ王者のバレンシア、そしてリーガ2位アトレティコと、3位レアル・マドリーです。
リーガ3位のあのチームまで呼ばれたため、決勝はエル・クラシコの可能性もあります。
なお3位決定戦は行われないので、バルサはまあ別に準決勝で敗退でも・・・(小声)
夏にラ・リーガとコパの優勝チーム同士がホーム&アウェイで対決していたのが、新年に異国での2試合へ・・・
なにより、わざわざアラビア半島まで行くってのがしんどい話で。それも今後3年間の契約なんですよね。
(ちなみに昨季はモロッコのタンジェで1発勝負でした)
高貴な目的を持った集金トーナメント
サウジアラビアといえば国家による過酷な人権侵害が問題視されている国ですから(ちょっと検索すれば、死と暴力の香り漂うドス黒い話がざっくざく)、その国でスーペルコパが・・・ というのは正直驚きです。
RFEFはラ・リーガがアメリカ合衆国で行われるのは反対したけど、スーペルコパがサウジ開催なのは良いという。
オイルマネーへの迎合。RFEFは毎年4,000万ユーロ(約48億円)ずつもらえて、ほくほくでしょうな。各クラブもそれなりの参加費がもらえるのでしょう。
RFEFのルイス・ルビアレス会長の説明によると、このお金はセグンダB(2部B)やテルセラ(3部)改善のために使われるのだとか。
ルビアレスさんはまた、このサウジアラビア開催について「スポーツを通じて少年少女たちを手助けする挑戦だ」とか「サウジに女子リーグを創設する」とか美しい目的を宣伝しています。そして人権を抑圧される同国の女性たちも、男性と平等にスタジアム観戦が可能だとも。
RFEF会長は言います。
「(サウジ開催を)批判する人々がいるかもしれないが、サウジアラビアの人々に背を向けたくないという私たちの意見は尊重されてほしい。私たちは女性を、男性を、あちらの人たちを手助けしたい」
そうですかそうですか。
スーペルコパ・エスパーニャ前後のバルサ日程
○1月5日/6日(リーガ第19節)エスパニョール対バルサ
○1月9日(スーペルコパ準決勝)バルサ対アトレティコ
○1月12日(スーペルコパ決勝?)
○1月19日(リーガ第20節)バルサ対グラナダ
○1月22日(国王杯 1/16 final)対戦チーム未確定
スーペルコパに合わせて、1月12日の週末はラ・リーガが休みです。
4チームの遠征出発は1月6日午後か7日になるので、選手たちは家族とクリスマス週間最後で一番盛り上がるレジェス・マゴスの日を楽しめる。東方の三賢人にちなんで中東に行くのも乙なものですかね・・・
このニュースのまとめ
- ・今季のスーペルコパ・エスパーニャはサウジアラビア開催
- ・バルサは1月9日にアトレティコと準決勝
- ・オイルマネー
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