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脱・スカッド高齢化:今度こそ「来たるべきバルサ」実現を

今こそカンテラーノに賭ける時だ、との声が高まるバルサ界隈
若手を獲得しても売ってしまい、スカッドの高齢化が進んできた

毎年夏~秋頃になると、バルサ系スポーツ紙に登場するのが「来たるべきバルサ」の記事です。こんなフレッシュな若者たちがこれからの主役になってくるだろう、バルサがこんなふうに若返るぞとクレの期待を煽るのですが・・・ 年を経るごとに高齢化は進むばかり・・・ 有望な若い選手を獲得しても、良い値が付けば売ってしまうの繰り返しです。

昨年10月にも同じようなのを書いてます。

バルサ若返り計画の面々が楽しみでならない
FCバルセロナが数年前から抱えている、スカッドの“高齢化”問題。ペップ~ルーチョ時代からチームを支える選手たち(メッシ、スアレス、ピケ、ブスケツ、ラキティッチ、アルバ)が軒並み三十路倶楽部に入会したことで、スムーズに若返りを進めることが強化技術部には求められています。

レギュラー級の若手選手を次々に獲得中だと喜んでいた2019年3月の投稿。

レギュラーの過半数が30代:世代交代のために優秀な若手を次々獲ってはいるが
30代選手が先発レギュラーの過半数となり、安定感は抜群のバルサ。しかし一方で“高齢化”という差し迫った危険も迫っており、手遅れとならないように世代交代の準備を進めねばなりません。カギは自前での育成です。

控え選手を放出し、カンテラーノに余地を作るという2018年7月の投稿。

2018/19を、カンテラーノの年にするために
この7月19日のSPORT紙はトップチームのトレーニングに呼ばれたバルサBの若者たちを表紙に、「カンテラーノの年」という見出しをつけました。バルサであるからには...

あれから定着した若手が何人いただろうか。
アルトゥールはたしかに期待したほどの成果は残せていませんが、3年目のチャンスを得ることなくイタリアにドナドナです。

 

求められるスカッドの若返り

バルサはもっとカンテラーノを積極的に起用するべし、との記事が最近スポーツ紙に多く出るようになったのは、アスレティック戦での冴えない平均年齢29歳のチームを、二人の17歳 リキ・プッチアンス・ファティが溌剌としたプレーで活性化させたからです。
長いシーズンを戦い抜き、タイトルを勝ち取るためには経験の力は重要だけれど、若さだって重要になる。そのバランスが大事で、今のチームはベテランに傾きすぎています。

6月25日版SPORTによると、2020/21シーズンのスカッド計画は、フィリアル(Bチーム)の選手を昇格させる、レンタル選手を呼び戻す、そして現所属チームですでに実績を積んでいる新加入選手によってスカッドに若い才能を加えることだそうです。

毎年、裏切られた気分になるのですが、好きなんですよ、こういう期待。
同紙が挙げている7人の期待株は以下になります。

  • リキ・プッチ(20歳)
  • アンス・ファティ(17歳)
  • ロナルド・アラウホ(21歳)
  • アレックス・コリャド(21歳)
  • カルラス・アラニャー(22歳。ベティスで修行)
  • ペドリ(17歳。UDラス・パルマス)
  • フランシスコ・トリンカオ(20歳。ブラガ)

リキアンスのファーストチーム入りは確実でしょう。彼らを上に上げないのは、もはやクレ世論が許しません。バルサらしからぬ男前で、攻撃的ポジションなら中盤とサイドの両方をこなせるアレックス・コリャドも、セティエンの構想に食い込んでほしいところです。

今夏のバルサはもうセントラル補強をする余裕はないだろうから、アラウホにもチャンスはあります。
ペドリはさすがに出番を待つには序列が低くなるので、レンタルが好い。アラニャーは・・・読めない。

5年後に彼らが5-6人残っていれば、わりと期待できるかもしれません。

トリンカオ試験紙

フランシスコ・トリンカオはどうなるでしょうか。
冬のマーケット最終日で夏のバルサ入団が決まり、今はポルトガルのスポルティング・ブラガで良いシーズンを送っている彼(33試合・1,671分出場、8ゴール10アシスト)。主なポジションは右エストレーモながら、インテリオールもこなせるようです。ドリブルが上手い。突破力ありますね。コリャドのライバルか。

バルセロナの強化技術部はこれまでにも、次代を担う(もしくは陰で支える)と期待される若手を複数獲得してきました。
デニス・スアレス。ウンティティ。アンドレ・ゴメス。デンベレ。セメド。ジェリー・ミナ。マルロン。アルトゥール。ラングレ。マルコム。トディボ。デ・ヨング。ジュニオル。ワゲ。

そして分かったのは、EUパスポートを持たない選手はもれなく転売されるということです。
転売ビジネスに味をしめている理事会なので、格安で獲得できた選手も売り飛ばされる。
半レギュラーくらいの地位は確立しても、良いオファーが届けばすぐに売り対象となります。
なので、買い手が付きやすい23~25歳くらいの中堅選手が手薄になりがちです。

1億ユーロ近い選手売却収入がシーズン予算に組み込まれているのが元凶でしょうか。若手狙いは良いけれど、予算目標達成のために定着させずに売ってしまう。「バルサが売り上手になった」と素直には喜べません。
マドリーは売るときは売りつつ、他所から獲得した若手がチームの主力になってもいるので、悔しいけれど強化方法で負けていると思います。

そういった傾向があるなかで、移籍金3,100万ユーロでポルトガル人のトリンカオにはどういう未来が待っているか。
来年の会長選挙において、現理事会の後継候補はきっと負けるでしょうから、次の会長たちの方針次第なんですけれど。彼が試験紙かもしれません。

次の会長選挙・立候補予定者ビクトル・フォンは、「私たちは新たなミランとなる危険がある」と警句を発しています。それを回避するためには将来を見据えたプロジェクトを持ち、次世代を育てていくしかない。今度こそは「来たるべきバルサ」への希望が実現しますよう。

 

エウセビオ・サクリスタン(ドリームチームの一員で元バルサB監督)、ピアニッチ獲得について問われ
リキ・プッチが入ってくる可能性を見ると、私なら別のセントロカンピスタは連れてこないだろうね。(アルトゥールのトレードは)経済的に利益があると思うけれど、監督がカンテラーノに出場時間を与えられるようにするなら、別の選手が来ると難しくなるよ。私はリキ・プッチの方がそのポジションに順応すると思う」(ラジオ番組にて)

 

コメント

  1. reinas より:

    新たなミランというのはミラニスタの方には失礼ながら、的を得た表現に感じますね。

    まだ若いARTHURを売って、手元に残ったのが三十路のPJANICと1,000万ユーロじゃ、泣けてきます。

  2. 村木猫ブルース より:

    バルサの試合は一昨年辺りから全然面白くない。去年、今年はほとんどTV で見ずに、オンデマンドで飛ばして見る程度。なんだかなぁーって思います。