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グリーズマン問題が発生

2試合続けてゲーム終盤での途中出場に、選手の家族が怒り爆発
フランス人クラックの特性はそもそもバルサに合わなかった

チームが上手くいっていない時は、問題が次々に噴出してきます。アトレティコ・マドリーに引き分け(2-2)ラ・リーガが厳しくなった今浮上しているのは、“グリーズマンケース”です。セティエンの起用法に選手の父や兄が不満を爆発させ、メディアは大変だと煽る。元をたどれば「そもそも合わない選手だった」ことに行き着くので、起こるべくして起こった問題といえます。

議論の余地のない選手から控え選手に

アントワン・グリースマン周辺が騒がしくなっています。
ラ・リーガ第32節セルタ・デ・ビーゴ戦と第33節アトレティコ戦に2試合連続でベンチスタートとなっただけでなく、それぞれの登場時間が81分90分だったフランス人クラック。
この、まるでデビュー間もない若手選手のような起用法とそれを巡ってのキケ・セティエンの説明に、グリーズマンの父や兄が怒りを爆発させたのです。

後半の早い段階でウォームアップを指示し、決勝点が必要な状況だったにも関わらず、試合終了間際までグリジを使わなかった理由を訊ねられたセティエンはこう説明をしています。

リキは良いプレーをしていたし、スアレスレオと同じく常にピッチに置くように努めるべき選手。チームを不安定にすることなく場所を見つけるのは簡単ではなかった」
グリーズマンとは話をするけれど、詫びは入れないだろう。彼が気を悪くするのは理解するよ。彼は偉大なプロフェッショナルであり、すばらしい人物だ」

監督はラ・リーガ再開から二つめの試合となる第29節レガネス戦の前日会見にて、「グリーズマンは議論の余地がない選手」と語っていたんですが、その後に続けた「ただし起用しなければならない選手たちは他にもいる」の方が本音だったと思わせる現状です。

必勝のアトレティコ戦で、90分まで出番がないのはショックだったことでしょう。

セティエンの方針転換

グリーズマンはここまで、ラ・リーガの32試合に出場しています。プレーしなかったのは第8節のセビージャ戦のみ。あとは28試合が先発出場です。

ただしここ最近は、出場時間は減少中。特にリーガ再開後の6試合は3試合で控えスタートとなり、前節・前々節は10分間もプレーしていません。先発した場合でも、マジョルカ戦は57分、アスレティック戦も65分で途中交代となっています。

前任者エルネスト・バルベルデと同様に、就任当初はグリーズマンを使い続けたセティエンでしたが、緊急で成果を残さねばならない状況となって彼がチームにフィットしないと判断するに至ったのでしょう。
実際、バルサのエストレーモを理解している アンス・ファティを起用した方が、バルサは良いフットボールになりますからね。。。

シーズン前半はわりと「栓抜き係」を担い、チームに勝点をもたらしてくれていたのですが、期待感は12月頃をピークに下降線。
残念ながら、残るラ・リーガの5試合と8月のチャンピオンズでグリーズマンのベストパフォーマンスを引き出す最適解が見つかるとは考えにくいですし、セティエンリキ・プッチアンス・ファティを優先することでしょう。

欲しいのはサイド突破人

来季グリーズマンのための戦術デザインを組み立てるのであれば、彼は復活するかもしれない。
しかしそれは考えられない。
結局のところ、そもそも求めるスタイルの違う選手を「サイドもこなせる、守備が長けてる」と理由付け、無理をして獲得してしまったとの結論に達します。

今のバルサに必要なのは、サイドを単独で崩せる選手である。
ルイス・スアレスの後任9番は喫緊の課題ですが、1億1,100万ユーロより安くなるはずもなくいまいちピンとこないラウタロ・マルティネス獲得を頑張るより、まずエストレーモを補強するべきではないかと思います。

となるとパリのブラジル人ドリブラー・・・
ひとまずグリーズマン問題の成り行きを見ましょうかね・・・ セティエンの立場も危うくなっているので、その件はまた別の機会に。

 

コメント

  1. アメドリ より:

    デ、デンベレさんが、、、

  2. ロンドを踊らないか より:

    いやいや、スアレス外して、メッシ真ん中、グリーズマン右でいいじゃない
    幅取ってくれるし、守備もしてくれる
    サイドチェンジから抜け出してゴールに迫れるから
    スアレスがオプションの日があって良いじゃない
    スアレスメッシのスタメン外せませんは本当に異常

  3. トム より:

    グリーズマンの特性的に、守備を固めた相手に対して仕事はできない。
    それは獲得する前から分かっていた事です。
    なぜそんな30歳選手に大金を費やし、高給を与えているのか。
    そしてなぜそんな選手を獲得した為に、アルトゥールを放出しなければならないのか。

    ネイマールを獲得する資金も怪しく、交渉力も期待できない。
    23歳アルトゥールと、30歳ピアニッチの移籍金の差は、僅か1000万ユーロです。
    現政権下で下手な交渉をさせるより、デンベレとコウチーニョに期待する方がマシかもしれません。

    高齢化にも歯止めはかからず、むしろ促進すらされている。
    久保もマドリに容易く奪われ、今ではPSGが大金を出して狙っている。
    大物監督は誰も呼べず、バルベルデもキケも経験は少ない。
    カンテラでも良い噂はあまり聞こえてこない…

    マイナス要因が多すぎるので、もう現政権に対する不満が爆発寸前です。