これで優勝したかったとか
本当に奇跡の逆転優勝なんて信じていたのか、という前半。
後半メッシの同点FK後は盛り返したが、最後にやられて終了。
FCバルセロナがラ・リーガに別れを告げた。首位レアル・マドリーがビジャレアルに勝利したため、バルサの結果に関わらず優勝は決定していたが、それにしても終わり方というものがあるだろうと落胆する敗北。後半はどうにか可能性も感じられたものの、前半が残念な緩さで、カンペオンには程遠いことを示した。
試合のポイント
●淡泊な前半:同じ優勝を逃すにしても、意地や誇りまで自分たちで捨ててしまってはいけない。前半のセティエンチームは、そのあたりの大事なことを忘れているようなプレーぶりだった。わずかな大逆転の可能性を引き寄せるべく、全力で勝ちにいく姿勢が見えない。ミステルはどんな動機付けをしたのか。リーガはだめでも、その先にはチャンピオンズがあるのに。
●欠けるアイディア、脆い守備:6分のラングレによるロングシュートあたりは良かった、が・・・ 5-3-2でスペースを閉じるオサスナを崩すためのアイディアやリズムは見受けられない。相手ボール時にも問題があり、容易くプレッシングをかいくぐられては突破を許す。特にエストゥピニャンにはセメドのサイドを破られ、2度目のチャンスで元バルサのアルナイスにニアを打ち抜かれた(15分)。ワンタッチでの見事なシュート。これにはテル・ステーゲンも為す術はない。18分にはモンカヨラがあわや0-2の得点機。
●ようやくギアが上がる:バルセロナは8割近いボールを保持したが、それだけだった。30分を前に、マドリーが先制との一報が届くが展開に変化はなし。ようやくエンジンがかかり始めたのは、後半に入ってからだ。いきなりの46分、プッチ、メッシと絡んだ攻撃からブライスウェイトがネットを揺らす。残念ながらレオがわずかにオフサイドだったものの、ここからしばらくはバルサが押し込む時間が続いた。
●メッシ伝家の宝刀FK:ようやく同点に追い付いたのは、途中出場ルイス・スアレスが手にしたFKからだった。ここまですでに3本のFKを放ち、良い感触を残していたレオ・メッシ。名手にそれだけ撃たせれば、ゴールも決まるというものだ。77分にはガジェゴがラングレへの肘打ちによって退場(VARが見直しを指示)オサスナは10人となる。
●切ない結末:フィールドプレーヤーの数が1人多いことで、そのまま有利とはならないのもフットボールだ。引き分け上等で守り、カウンターを狙うオサスナと、勝たなければ意味がなくバランスを崩しても前掛かりとなるバルサと。その結果は追加タイムの速攻からのトドメ弾。バルサの切ないリーガでのカンプノウ最終戦が終わった。
トピックス
●更新待ち?:
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| La Liga | Jornada 37 | |
| 16 de Julio 2020 – jueves 21:00 h Camp Nou:— |
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| FC Barcelona | RCD Espanyol |
| 1 | 2 |
| Goles | |
| José Arnáiz (15) | |
| Messi (62) | |
| Roberto Torres (90+4) | |
| Titular | |
| Ter Stegen【6】 | Sergio Herrera |
| Semedo【5】 | Nacho Vidal |
| Piqué【5】 | Aridane |
| Lenglet【5】 | Raúl Navas |
| Junior【4】 | David García |
| Rakitic【5】 | Estupiñán |
| Sergi Roberto【5】 | Brasanac |
| Riqui Puig【6】 | Moncayola |
| Messi (c)【7】 | Iñigo Pérez |
| Ansu Fati【6】 | José Arnaiz |
| Braithwaite【4】 | Adrián López |
| Cambios | |
| Semedo→ Arturo Vidal【5】(59) |
Darko→ Oier (46) |
| Braithwaite→ Suárez【6】(59) |
Adrián López→ Kike Barja (70) |
| Rakitic→ Busquets【5】(67) |
José Arnáiz→ Enric Gallego (71) |
| Riqui Puig→ De Jong【5】(79) |
Moncayola→ Roberto Torres (85) |
| Junior→ Jordi Alba【5】(79) |
Estupiñán→ Lato (90+2) |
| Entrenadores | |
| Quique Setién【4】 | Jagaba Arraste |
| Arbitro | |
| José Sánchez Martínez (valenciano) | |
| Tarjetas | |
| Semedo (54) | Oier (63) |
| Rakitic (57) | Enric Gallego (77TR) |
| Piqué (69) | |
| Junior (75) | |
| 名前の次の数字は評価点:平均点【5】 | |
| Estadisticas | ||||||
| 1a | 2a | Total | Total | 2a | 1a | |
| 0 | 1 | 1 |
Goles |
2 | 1 | 1 |
| 8 | 10 | 18 (2) |
Tiros a puerta |
9 (5) | 4 | 5 |
| 0 | 2 | 2 |
Ocasiones de Gol |
3 | 1 | 2 |
| 8 | 2 | 10 |
Corners |
2 | 0 | 2 |
| 0 | 2 | 2 |
Fueras de juegos |
1 | 1 | 0 |
| 817 |
pases |
207 | ||||
| 79% | 80% | 80% | Posesion del Balon | 20% | 20% | 21% |
| 1 | 6 | 7 |
Faltas |
14 | 9 | 5 |
| 0 | 4 | 4 |
Tarjetas Amarillas |
1 | 1 | 0 |
| 0 | 0 | 0 |
Tarjetas Rojas |
1 | 1 | 0 |
| Formación | |
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デンベレ、グリーズマン、ウンティティが負傷欠場。 誇りのために必勝のゲームではあったが、複数の主力(アルバ、ブスケツ、ビダル、スアレス)を温存。今回セルジ・ロベルトは右インテリオールに入っている。両ラテラルはカリレーロ。前半は右からの崩しが中心だった。一方で序盤はセメドの背後のスペースを何度か突かれた。 最初の交代は2人同時で59分、セメドとブライスウェイトに代わってビダルとスアレスを投入。最近の定番でセルジ・ロベルトがラテラルに移動した。 |
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| Titular | Final |
2020年7月17日(金)、オサスナ戦翌日のバルセロナスポーツ紙。MDもSPORTも試合終了後のレオ・メッシによる発言を大きく取り上げています。嵐が来る・・・。
MD「メッシ爆発」
- ■メッシ爆発
- 「僕はすでに、こんなことを続けていたらチャンピオンズで優勝できないだろうと言ってたけど、僕らはリーガ(の水準)にも届かなかった」
- 「オサスナはインテンシティで僕らに勝った。もしチャンピオンズが欲しいのなら、僕らは多くのことを変えるべきだし、自己批判をするべきだ」
- ■カンプノウでの苦い結末
- ■レアル・マドリー 2-1 ビジャレアル
エル・マドリー、カンペオン
白組(もうひとつの物議を醸すPK)は失敗をせず、34度目となるリーガ制覇(この12年で3回目) - ■マジョルカの2部行きが決まり、最後の降格枠はセルタかレガネス
SPORT「これではだめだ」
- ■「これではだめだ」
- → バルサが10人となったオサスナを相手に敗れ、ラ・リーガでの悲しいシーズンを終える
- → メッシが強い自己批判を示す「人々の僕らへの忍耐が終わるのは理解できるよ。僕らは彼らに何も与えていないからね」
- ■キケ・セティエン「チャンピオンズでバルサ監督をしていることを期待する」
- ■レアル・マドリー 2-1 ビジャレアル
エル・マドリー、VARのカンペオン
コメント
dznで見ててアルナイス??ってなっちゃいましたが、オサスナにいたんですね。もっと活躍して欲しいものです。