【マッチレポート】ラ・リーガ第35節 バルサ 1-0 エスパニョール

ペリコたちを2部送り

バルサは大いに苦しみ、スアレス弾で辛うじて勝利。
最後まで意地を見せたエスパニョールだが、2部降格が確定した。

FCバルセロナがエスパニョールに2部降格への引導を渡した。青えんじチームの試合内容は冴えず、得点機もごく限られていたものの、両チームに退場者が出たすぐ後のスアレス弾によって1点をリード。終盤ペリコたちの反撃に苦しみつつも、なんとか勝点3を手中に収めた。エスパニョールはカンプノウにて27年ぶりの2部落ちが確定。

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試合のポイント

攻め手を欠く:フットボール面では満足度低め、スペクタクル少なめのデルビとなった。3日前にビジャレアルで快勝した面々が続いて先発起用されたが、相手が異なれば展開も異なるもので。5人DFでスペースを消すエスパニョールに対しては、Pエリアへの侵入までは行けても、その先のシュートにはなかなか辿り着けなかった。やはりサイドから崩す手立てがほしい。



エスパニョールの狙い通り:前半はエスパニョールのプラン通りに進んでいる。自陣に引いて守り、隙を見つければカウンター。10分にはエンバルバテル・ステーゲンと1対1の決定機も作っている(見事な脚ブロック)。バルサはボール保持で圧倒しながら、ペリコ守備陣を慌てさせるには至らず。可能性を感じたのは25分、グリーズマンのパスにスアレスが抜け出した場面くらいだ(GKディエゴ・ロペスが落ち着いて対応)。
ハーフタイム直前にはあわやラングレのオウンゴールをステーゲンが弾き、そして跳ね返りを打ったディダクのシュートがポストを叩くピンチあり。0-1とならずに前半を終えたのは幸運だった。

両チームに退場者:珍しくハーフタイム明けに交代カードを切り、アンス・ファティを送り込んだキケ・セティエンだったが(セメドと交代)、カンテラーノがピッチにいたのはわずか5分弱だった。ボールを競る際に足を高く上げすぎ、足裏が相手の脛に当たったことでVARが介入。モンテロ主審は判定を見直しアンスを一発退場としている(50分)。
一方でその2分後、今度はポル・ロサノピケへの似たプレーで一発退場(53分)。公平・・・ではあるがなんだかな。

スアレスの決勝弾:両チームがあれよあれよと退場者を出し、10人となったことでバルサはスペースを手に入れた。決勝点となるルイス・スアレス弾が生まれたのは56分のこと。これはMSGトリデンテの有機的な連携による得点だった。アルバのパスに反応したグリーズマンのおしゃれなヒールパス、メッシのシュート、こぼれ球を見逃さず仕留めたスアレス。これには、さしものディエゴ・ロペスもどうしようもない。

苦しみの終盤:10人となり、1点ビハインドとなったエスパニョール。降格を先送りにするための勝利が遠のき、心が折れそうな状況だが、ここで崩れずに最後まで戦い抜いた点は大いに称えたい。ゲーム終盤はボールが両陣営を忙しなく往来する展開となり、追い付かれれば優勝争いが終了するバルサの方に不安があった。試合終了のホイッスルが鳴った瞬間は、安堵。しんどいデルビだった。ペリコたちは27年ぶりの2部降格へ。次のデルビは何年後だろうか。

トピックス

トリデンテで得点:ルフェテが準備した守備網に苦労し、バルサのゴールチャンスはごく限られていたが、得点場面でのMSGトリデンテは良好なフィーリングを示していた。残りシーズンもスアレスとグリーズマンの後方にメッシを置く4-3-1-2を続けていくか。

スアレスがクバラを抜く:エスパニョールを2部へと送るゴールを決めたルイス・スアレス。これにて彼のバルサでの得点は195となり、伝説のクバラを抜いて単独でのクラブ歴代3位となった。ラ・リーガ再開後の得点はすでに4つを数え(セルタ戦で2、ビジャレアル戦、そしてこのエスパニョール戦)、ピチーチ競争でも3位ジェラール・モレノ(16)にあと1つ、2位ベンゼマに2つと迫る。

ルイス・スアレス「彼らの状況から、難しくなるのは分かっていたよ。重要なのは僕らが戦い続けるための3ポイントを手にしたことだ。日曜の好ゲーム後、僕らは少し疲れていた。相手チームは5人DFで、スペースがなかった。エスパニョールは良いプランニングをしていた」
このすばらしいクラブの歴史にまた少し入れたことをすごく嬉しく思うよ

VARの影響:試合をオープンにしたのが、VARによる介入だった。まずは49分、カレロの脛を足裏で蹴ってしまったアンス・ファティ。黄色カードと判定したムヌエラ・モンテロ主審に対し、VARゴンサレス・フエルテスは甘いと見直しを指示した。アンスは脛の前にボールに触っていたが、赤いカードでロッカールームへと去ることになった。そしてその2分後、ピケに対する同様のアクションが発生し、ポル・ロサノもまた黄色から赤に変えられて退場している。

降格を祝う爆竹:スアレスの得点後、バルセロナの街ではペリコたちの降格を願う人々による爆竹が鳴り始めていた模様。カンプノウの周辺でも約2分間、爆竹やら花火が鳴り響いた。エスパニョールの降格がバルサの本拠地で確定したのは史上初

27年ぶり、5度目の2部降格エスパニョールがセグンダ・ディビシオンへと落ちるのは1992/93シーズン以来、27年ぶり。1962年、1969年、1989年、1993年に続く5度目の2部生活になるが、過去の4回はいずれも1シーズンでプリメーラに復帰しているらしく、次も2020/21シーズンでの昇格を願うペリコ。




La Liga | Jornada 35
8 de Julio 2020 – Miercoles 22:00 h
Camp Nou
:—
FC Barcelona RCD Espanyol
1 0
Goles
Suárez (56)  
Titular
Ter Stegen【8】 Diego López
Semedo【5】 Víctor Gómez
Piqué【6】 Bernardo
Lenglet【6】 Cabrera
Jordi Alba【7】 Calero
Busquets【6】 Dídac Vilà
Rakitc【6】 Pol Lozano
Sergi Roberto【7】 David López
Messi (c)【7】 Marc Roca
Griezmann【7】 Embarba
Suárez【7】 Raúl de Tomás
Cambios
Semedo→
Ansu Fati【sc】(46)
Calero→
Darder (66)
Griezmann→
Arturo Vidal【6】(71)
Embarba→
Campuzano (74)
Suárez→
Braithwaite【5】(82)
Marc Roca→
Wu Lei (86)
Rakitic→
Araujo【sc】(92)
 
Entrenadores
Quique Setién【5】 Rufete
Arbitro
Munuera Montero (andaluz)
Tarjetas
Ansu Fati (50TR) Raúl de Tomás (45)
  Víctor Sanchez (45)
  Pol Lozano (53TR)
  David López (94)
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 1 1

Golesredcard

0 0 0
3 6 9 (2)

Tiros a puertaredcard

11 (2) 8 3
1 2 3

Ocasiones de Golredcard

2 0 2
5 1 6

Cornersredcard

5 4 1
2 1 3

Fueras de juegosredcard

1 1 0
    811

pasesredcard

266    
74% 74% 74% Posesion del Balon 26% 26% 26%
3 5 8

Faltasredcard

12 6 6
0 0 0

Tarjetas Amarillasredcard

3 2 1
0 1 1

Tarjetas Rojasredcard

1 1 0
Formación

デンベレ、デ・ヨング、ウンティティ、ジュニオルが負傷欠場。
ネト、イニャキ、アルトゥール、ブライスウェイト、アルトゥロ・ビダル、リキ・プッチ、コリャド、アンス・ファティ、アラウホ、モレール、モンチュ、クエンカがベンチスタート。

ビジャレアルに快勝した前節の先発イレブンを踏襲し、右インテリオールのみビダルからラキティッチに入れ換えた。セルジ・ロベルトを今回も左インテリオールで起用。メッシが下がり気味で(メディアプンタ)、グリーズマンが幅広く動く。

最初の交代はハーフタイム時。セメドに代わってアンス・ファティが入り、セルジがラテラルに移動。中盤が2人で前線が4人のいびつな陣形となっていた。1960年代的。
しかしアンスは5分後に一発退場。相手も10人になり、1点先行したことで、20分弱ラキティッチとブスケツのドブレピボーテで様子を見た。
2人目の交代は71分、グリーズマンに代えてのアルトゥロ・ビダル。これで中盤が3人に。
3人目は82分、スアレスからブライスウェイト。
4人目で最後は92分、ラキティッチに代えてのアラウホで3人セントラル。

Titular Final
先発時 終了時
 

2020年7月9日(木)、エスパニョール戦翌日のバルセロナスポーツ紙。

MD「スアレスが判決を下す」

  • スアレスが判決を下す
  • ウルグアイ人のゴールはバルサのタイトル争い継続を可能とした一方で、ペリキートの5度目となる降格を確定させた
  • → バルサは諦めることなく決定機を作り出したライバルに対し、最後は大いに苦しんだ

SPORT「笑顔と涙と」

  • 笑顔と涙と
  • → スアレス弾でバルサがデルビをものにし、非常にハードワークな試合でエスパニョールを地獄へと送った
  • → 戦いは激しく、アンス・ファティとポル・ロサノが退場に
  • エスパニョール、2部へ!
    残念なシーズンを送ったブランキアスールたちが史上5度目となる降格を決める

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