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ウスマン・デンベレ:クーマン新監督の到来で燃える

正念場の4シーズンめに気合を入れている快速エストレーモ
高めのトレーニング強度も、怪我予防のために役立つと快く取り組んでいるという

ロナルド・クーマン新監督によるバルサ新時代の始まりに、ウスマン・デンベレ(23)が闘志を燃やしているそうです。ネイマールのPSG移籍を受け、クラブ史上初の「1億ユーロルーキー」として入団してから3年。これまでは度重なる怪我で期待外れに終わりましたが、オランダ人監督を迎える今季は、ひと味違うデンベレが見られるかもしれません。そこ、同じこと毎夏言ってるとか言わないの。

プレシーズン、ひっそり(でも熱く)実施中

ロナルド・クーマンのプレシーズンが始まっているのに、ベテラン選手たちの退団話ばかりが話題となっているこのところのバルセロナ界隈。通常であれば、新監督のメソッドとかチームの雰囲気とかが取り上げられるのですが、その種のニュースはあまり見かけません。読み手の注意が、別に向かっているだけかもしれないけれど。

火曜日にスタートしたプレシーズンは代表選手たちの不在もあり、ひっそりと行われています(メッシがPCR検査に来なかった月曜が一番の盛り上がり)。1週目はいつものように、フィジカル中心のメニューとなっている模様です。
そして新監督のチームに変化をもたらそうという決意は本物で、トレーニングでもそれは見て取れると、MDは伝えています。トレーニングの熱量は高めのようです。

怪我予防のためのトレーニング強度

監督が代われば、恩恵を受ける選手が必ず出てきます。監督によって志向するフットボールは異なりますし、賭ける選手も変わってくるからです。

ロナルド・クーマンの場合、それがウスマン・デンベレになるかもしれないといいます。
これもMD情報なのですが、クーマンは両翼にスピードのあるエストレーモを置きたがっている。スペースを突き、ハイプレスを仕掛けてボールを取り戻せる、インテンシティの高い選手を欲しているそうです。

デンベレの場合、そこで心配されるのが筋肉の脆さです。
試合に出れば怪我をするし、試合に出る前のトレーニングでも怪我をしてしまう。最後に出場したのは2019年11月27日のボルシア・ドルトムント戦で、大腿二頭筋を傷めて26分でロッカールームへと退いています。そして2020年2月3日、復帰間近のトレーニングで腱断裂を起こし半年間のKO・・・(涙)。

その弱点をカバーするには、トレーニング方法がカギとなります。
以前、仏L’EQUIPE紙がバルセロナのトレーニング強度に問題があるのではないかと推察する記事を出して話題となりました。デンベレの体質とトレーニング方法が合っていないという内容です。

デンベレの怪我が多発するのは、トレーニングに問題がある説
2017年夏のバルサ入団以降、常にどこかを怪我している印象のウスマン・デンベレ。実際、同年9月16日のヘタフェ戦で負った左脚・大腿二頭筋の腱断裂から今年2月3日の右脚・大腿二頭筋の近位腱断裂まで、デンベレの負傷は9回を数えます。多い。しかし不思議なのは、ドルトムントでの彼は怪我をする選手ではなかったという点です。バルサでの何かが悪いんじゃないか、との推測は成り立ちます。

そこで期待できそうなのは、クーマンのアシスタントに運動強度と怪我予防のスペシャリストがいるらしいことで、このプレシーズン序盤はデンベレの様子をしっかり見つつ、強度の高いフィジカルメニューを与えているそうです。そしてデンベレは自分の筋肉にはそういった負荷が必要と知っているので、よく取り組んでいると。ちょっと楽しみになってきませんか(^^)

デンベレと同じく、大きな期待を受けながらもまだ成果を残せていないフィリペ・コウチーニョもバルサに戻ってきました。クーマンが彼らを“再生”させることができるのかどうか。もしメッシが残るのなら、どう使っていくのか。前向きに楽しみにしていこうと思います。

 

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