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アンス・ファティ全治4ヶ月:代役は誰になるか

強制的に2021年3月までの離脱となった若きデランテロ
昨日受けた手術は成功し、より強くなり戻るためのリハビリが始まる

アンス・ファティが昨日、左膝・半月板裂傷の手術を受けました。場所はバルセロナ市内 Clínica Quirón、執刀は膝の権威ラモン・クガット医師のチームということで安心感ハンパないわけですが、クラブ報告によると手術は「満足のいくものだった」と。選手はこれから4ヶ月間のリハビリに入っていきます。ファイト。

縫合手術を選択

アンス・ファティは先週土曜日のベティス戦(5-2)にて左膝の半月板(関節内軟骨)を損傷しました。症状によっては保存治療の道もありましたが、彼と彼の家族が選んだのは手術、そのなかでも治療時間はかかるけれども将来的に大事な半月板を残す縫合術でした(切除だと復帰まで1ヶ月ほど短い)。

半月板の怪我といえば、バルサ時代のムッシュ・マティエウさんは、復帰までの期間が短い切除術を選んだと記憶しています。彼の場合はもう30歳を過ぎていたので、時間を大切にしたのでしょう。それもまた尊い。
いろいろ調べてみると、近年は縫合術が中心になっているようです。そして膝のことを調べていると、持病の膝痛がうずうずしてくる不思議(昨日も書いた)。

3月上旬~中旬頃に復帰予定

診断どおりに4ヶ月後の復帰となる場合、アンス・ファティのプレー姿を私たちが見られるのは2021年3月上旬~中旬頃です。
そこに控えているのが、チャンピオンズ 1/8 final の第2戦。ただしいきなり高インテンシティな試合は避け、14日のラ・リーガ第27節ウエスカ戦@カンプノウのほうが適してはいます。3月21日にはレアル・ソシエダ戦@アノエタがあるので、これに間に合うと心強いです。

修正プランはどうなる

アンス・ファティの負傷離脱を受け、プラン修正を余儀なくされるのがロナルド・クーマンと助手のアルフレド・シュロイデルです。18歳にしてすでに先発の一角を担っていることが驚異的なアンスの、その穴をどう埋めるのか。アンスはここまで10試合 596分に出場し、5得点4アシストを決めています。

バルサのスカッドにおける攻撃陣は以下の面々です。

  • レオ・メッシ(10試合 854分:6得点・4アシスト)
  • アントワン・グリースマン(9試合 590分:2得点・1アシスト)
  • ペドリ(10試合 544分:2得点・0アシスト)
  • ウスマン・デンベレ(8試合 324分:3得点・1アシスト)
  • トリンカオ(9試合 225分:0得点・0アシスト)
  • フィリペ・コウチーニョ(6試合 405分:2得点・2アシスト)
  • マルティン・ブライスウェイト(5試合 37分:0得点・0アシスト)

このなかでアンス・ファティが担当していた左サイドをこなせるのは、デンベレペドリ
ベティス戦のように4-4-2としてメッシグリジ(コウチーニョ)が2トップに入り、右サイドでデンベレがピッチを広く使う係、左にはペドリを置いて中央寄りの位置を取り、ジョルディ・アルバが駆け上がるシステムが有力でしょうか。デンベレの有用性は間違いなく高まりますよね。

トリンカオは左利きですが、相性が良いのは右サイド。中央に切れ込みがち。
コウチーニョはサイドよりもメディアプンタが活きるのでどうしましょうか。左を任せられていたアンスが不在となると、なにかと悩ましいです。

大穴、コンラッド

SPORTは考えにくいと見ていますが、MDが可能性ありだとしているのがBチームのコンラッド・デラ・フエンテ(19)です。
日常的にファーストチームのトレーニングに参加し、招集リストに入ることも何度か。ロナルド・クーマンはこの米国人をたいそう気に入っていると同紙は説明しています。もしコンラッドに賭けるようなら、オランダ人監督はかなりのガチ。招集枠は空くので楽しみにしてみようと思います。

なにはともあれ、大事なのはアンス・ファティの万全なる回復。彼が戻ってくる頃のバルセロニスタはさて「あ~今アンスが戻ってきてもポジションがないなぁ」と「早く戻ってきてくれ・・・キミだけが希望の星だ・・・」のどちらでしょうか。

 

コメント

  1. LUKA より:

    Twitterは辞めても、この記事だけは勉強の合間に楽しみに見てます!
    いつも貴重な情報をありがとうございます。

  2. トム より:

    狭いスペースで仕事できる選手が、また一人減ってしまった…(´・ω・`)