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【マッチレポート】ラ・リーガ第13節 バルサ 1-0 レバンテ

終盤のメッシ弾でどうにか価値ある勝点3。

前のめりバランスのチーム、相手陣形を崩せず苦労。
カピタンの一撃で辛うじて勝利をものにした。

危うくまた勝点を取りこぼすのではないかと思えた試合だったが、レオ・メッシの得点によりレバンテに勝利。システム修正を消化しきれず内容はいまいち、かつ好守を連発する相手GKアイトル・フェルナンデスの前に苦しんだものの、懸命な努力で結果を勝ち取った。なんであれ勝てたことで優勝争いへの興味をつなげたのは大きい。安堵。

試合のポイント

システムのレタッチ:ユベントスに0-3で完敗し、そのシステムに疑問符がつき始めているロナルド・クーマン。このレバンテ戦では顔ぶれは同じながらも少しずつ配置を換えることで改善を求めている。ブライスウェイトの出発点を左にすることや、デ・ヨングを前気味にすることなど。フレンキーの位置変更は攻撃面でのプラスをもたらした一方、中央の守備はブスケツとセントラルの2人でまかなうことになり、易々とゴール前に侵入される副作用もあった。変更にぎこちないチーム。12分にはテル・ステーゲンのパラドンでレバンテの先制点を回避。



立ちはだかるアイトル・フェルナンデス:例によってボールはバルサが支配したが、中央を固めるレバンテの守備陣形を崩すのは手こずった。時々訪れたチャンスは、単発でミドルシュート中心。15分のブライスウェイトによるロスカ、そして37分のジョルディ・アルバのボレーも決まればさぞ爽快だったろう。21分にはグリーズマンラングレの連続シュート。ここに立ちはだかり、バルサの得点を阻んだのがGKアイトル・フェルナンデスだ。39分にもグリーズマンのボレーを弾かれ得点ならず。惜しかった。

決めたのはメッシ:是が非でも勝点3をもぎ取らねばならない、この試合。クーマンはリスク覚悟で攻撃にシフトすることを決め、58分、ブスケツに代えてペドリをピボーテに入れる。この采配はそれなりの効果を発揮し、バルサの攻めはテンポアップ。70分にはコウチーニョに代えてトリンカオを入れ、さらなる攻勢をかけている。待望の得点が生まれたのは、相手陣内でのボール奪取がきっかけだった。レバンテの速攻を連続の寄せで潰し、ショートカウンターを発動。フレンキーのパスにメッシが抜け出すと、渾身の左足シュートをゴール右端へと蹴り込んでいる。さすがは我らのD10S!!

結果第一:絶対に逃すことの出来ない白星を前に、最後はウンティティを加えて5バックにすることで結果を守りにいったクーマン。カンプノウでそれはどうかとも思うが、なによりも勝利が必要だっただけに良しとしよう。

トピックス

メッシにまた新たな記録レオ・メッシがバルサの10番を引き継いでからのゴール数が、このレバンテ戦で600に到達したという。バルサ選手としてはすでに642ゴールを記録。これは同一クラブにおける得点数としては歴代2位で、あと1得点でキング・ペレ(サントス)と並ぶ我らのメッシだ。

●レバンテ戦の得点はまた、レオ・メッシにとってはラ・リーガにおけるバルサで100回目の先制点らしい。

セルヒオ・ブスケツのバルサでの試合出場数が593となり、背番号「5」の大先輩カルラス・プジョルと並んだ。
これはクラブ歴代4位で、上位3人はイニエスタ(674)、メッシ(744)、そしてチャビ(767)。

フレンキー・デ・ヨング「ユーベに敗れた後だから、僕らにはこの勝利が必要だった。勝ててすごく嬉しいよ。かなり苦しんだけれど、勝って終わるのであればチームにとって良いことだ」
「レバンテがプレッシングに来て、それによってビルドアップが難しくなるだろうと僕らは考えたんだ。ブシがピボーテでプレーをして、前半は僕はよりインテリオールのようにプレーした。上手くいったね」「僕はもっとアシストをしないといけない。今日はその良いスタートだよ」

ジョルディ・アルバ「レバンテにはいつも苦労するね。彼らには良い仕事をする監督とすばらしいスカッドがある。守備面では、ここ数試合よりも改善があったよ。幸いゴールが決まって、勝点3を手にできた」
「僕らは苦労しすぎたよ。僕らはすばらしい試合をして、もっと点差を付けて勝つだけのチャンスがあったんだ。チームのプレーと姿勢はとても良かった。今日の僕らは立ち向ったし、可能なかぎり勝つためにこれを維持しないとね」





La Liga | Jornada 13
13 de Diciembre 2020 – domingo 21:00 h
Camp Nou
:—
FC Barcelona Levante UD
1 0
Goles
Messi (76)  
Titular
Ter Stegen【7】 Aitor
Dest【6】 Coke
Araujo【7】 Postigo
Lenglet【5】 Vezo
Jordi Alba【7】 Clerc
Busquets【6】 De Frutos
De Jong【7】 Malsa
Griezmann【6】 Vukcevic
Messi (c)【8】 Melero
Coutinho【5】 Roger Marti
Braithwaite【6】 Dani Gómez
Cambios
Busquets→
Pedri【6】(58)
Roger Marti→
Morales (68)
Coutinho→
Trincao【5】(70)
Vukcevic→
Radoja (68)
Griezmann→
Umtiti【sc】(89)
Coke→
Jorge Miramón (68)
  Melero→
Sergio León (82)
  De Frutos→
Son (82)
Entrenadores
Ronald Koeman【】 Paco López
Arbitro
De Burgos Bengoetxea (vasco)
Tarjetas
De Jong (49) Vukcevic (42)
Braithwaite (87)  
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 1 1

Goles

0 0 0
13 11 24 (13)

Tiros a puerta

6 (3) 2 4
4 4 8

Ocasiones de Gol

3 1 2
9 3 12

Corners

4 2 2
1 3 4

Fueras de juegos

0 0 0
    659

pases

383    
61.6% 64.8% 63.2% Posesion del Balon 36.8% 35.2% 38.4%
    115 perdidas de balon 109    
    59 recuperaciones de balon 55    
1 3 4

Faltas

15 7 8
0 2 2

Tarjetas Amarillas

1 0 1
0 0 0

Tarjetas Rojas

0 0 0
Formación

ピケ、デンベレ、セルジ・ロベルト、アンス・ファティが負傷中。
ネト、イニャキ・ペーニャ、アラニャー、ピアニッチ、リキ・プッチ、ペドリ、トリンカオ、マテウス、ウンティティ、ジュニオル、ミンゲサ、コンラッドがベンチスタート。

前々節のホーム試合(オサスナ戦)とほぼ同じ先発ラインナップだが、選手の配置は異なる。ブライスウェイトが左サイドに位置取り、中央に入る。デ・ヨングは通常よりも前から、度々エリア内へと侵入した。前掛かりになるため、ボールを奪われるとピンチ(ブスケツ、ラングレ、アラウホの3人で対応)。

0-0で迎えた後半58分、先制点を奪取するべく打った最初の一手はブスケツに代えてお気に入りのペドリ。フレンキーが中盤の底に下がった。
続いて70分、コウチーニョと交代でトリンカオに出番が与えられた。トリンカオはいつもの右ではなく、左を担当。ブライスウェイトが中央へと移動。
3人目にして最後の交代は89分、グリーズマンに代えてのウンティティ。3CBの5人守備ラインで1点を守り切る体勢となっている。メッシが1トップで、トリンカオは右へ。

Titular Final
 

2020年12月14日(月)、レバンテ戦翌日のバルセロナスポーツ紙。

MD「幸福な結末」

  • 幸福な結末
  • → 大いに苦しんだバルサだったが、メッシの左足弾でレバンテを屈服させ、首位との勝点差を縮めた
  • → レオ(642得点)は同一クラブにおける歴史的最多得点者として、ペレの記録(643)まであと1つに迫っている
  • チャンピオンズ抽選会
    ボルシア・ドルトムントでお願いしたい
    バルサは今日、大変危険な1/8 final 抽選会において自らの幸運度を知ることになる
    唯一お手頃なのがドルトムント。リバポー、バイエルン、シティ、チェルシー、PSGは難敵
  • レアル・ソシエダ 1-1 エイバル
    引き分けのチュリウルディンが首位に返り咲き

SPORT「メッシだけ」

  • メッシだけ
  • → アルゼンチン人のゴールにより、ラ・リーガの優勝レースで生き残ったバルサ
  • → システム変更は機能せず、最終的には5バックで終わったチーム
  • クーマンはガードを下げず「プレーと決定力を改善すれば、私たちはラ・リーガ優勝を望むことが出来る」
  • チャンピオンズリーグ/1/8 final 組み合わせ抽選会
    チャンピオンズ抽選にてバルサは難敵とぶつかるだろう
  • フットボール/リーグアン
    ネイマールに新たな負傷!

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