本当に勝ちが続きませんね・・・。
守備のエラーを利用されるいつものパターンと、失敗を補えないパンチ力不足。
メッシ欠場が大いに感じられた年内ラスト試合。
光明が見えたかと思えば、次の試合ではまた落胆。浮き沈みを繰り返すクーマンバルサが、本拠地でまたも勝点を取りこぼした。相手はカンプノウでかつて全敗だったSDエイバル。カピタン・メッシが欠場する中、代わりとなってチームを引っ張るクラックもおらず、デンベレ弾で1点返すのが精一杯だった。パンチ力がなければ、運もない。カンプノウが魔法を取り戻し、要塞に戻るのはいつの日か。
試合のポイント
●ブライスウェイト決まらず:バルサがまたもやの失敗と共に2020年を終えた。クーマンチームはこのところ、完封しないかぎりは相手に先制点を許す展開を続けており、今回もその例に漏れない。勿体なかったのは、開始7分にアラウホへのファールによって認められたPKをブライスウェイトが外してしまったことで、決まっていたなら話もだいぶ違っていただろう。ブライスウェイトはその後 25分にも得点がごくわずかにオフサイドだったと無効になるなど、とにかく運がない夜だった。7割近くボール支配するも、前半のシュート数は4本。
●不運:ポゼッションでは及ばないエイバルだったが、彼らの勇敢なるプレッシングにバルセロナは苦しめられた。バジャドリー戦では機能した3バックも、今回は相手陣形を揺さぶるには至らず、ようやく完璧に崩した決定機もブライスウェイトが数センチのオフサイドだったとVARが判定(上述)。そのうち得点して勝てると思えなくもなかったが・・・
●デンベレ登場:チームを活性化するべく、クーマンは後半頭からウスマン・デンベレを投入する。デストとの交代で、システムは4-2-3-1へと変更に。これは一定の効果を発揮し、バルサは次々にGKドミトゥロビッチの守るゴールへ向けてシュートを放っていった。最も惜しかったのは56分の波状攻撃。ペドリからデンベレへのパスがすばらしく、止めたドミトゥロビッチを称えるべきか。
●エラーを利用され失点:そんなバルサが攻勢の時間帯に、冷や水を浴びせたのはエイバルの先制点だった。ハイプレスをかわそうとしたアラウホが判断甘くキケ・ガルシアにボールを奪われ、呆気なく0-1に・・・(57分)。今季は本当にこういう展開が多い。勿体ない。
●デンベレの同点弾:がっくりくる失点だったが、リアクションはわりと早かった。失点から10分後、そしてクーマンの選手交代第二弾から1分後。送り出されたコウチーニョとトリンカオがそれぞれにジュニオルと連携し、彼のセンタリングを逆サイドのデンベレが仕留めて同点としたのだ(67分)。試合時間はまだ20数分残っている。逆転勝ちの可能性は大いにあると思えた。
●未完成の反撃:しかしバルサの勢いは長くは続かず、終了間際のトリンカオ弾もわずかにポスト横を通過。コウチーニョ負傷が悲しきケーキのイチゴとなって試合終了となっている。勿体ない失点の仕方と、カンプノウでエイバル相手に1点差を逆転できないパンチ力不足。欠場したメッシの代わりにチームを引っ張るクラックの不在。収穫は復帰したデンベレが光っていたことと、ペドリの安定したパフォーマンスだ。
トピックス
●復帰のデンベレ輝く:怪我が癒え、約1ヶ月ぶりの出場となったウスマン・デンベレが光るプレーを見せたことが、塩っぱかった試合の中での数少ない明るい話題だった。右サイドで攻撃の中心となり、何度かのチャンスを創出。同点の場面では巧みにマークを外して後列から走り込み、ジュニオルのセンタリングを蹴り込んでいる。怪我がなければ、良い選手なのだがなぁ。
●アラウホの自己批判:初歩的なエラーをやらかしてしまい、失点のきっかけを作ったロナルド・アラウホが試合終了後のピッチサイドインタビューに応対。「失点は許されない僕のヘマだった。本拠地だったから余計に3ポイントがほしかった。でも僕らは良いプレーをしていたよ」と責任を引き受ける自己批判。「相手FWが近くにいるのを見ていなかった」「自信を持って、頭を上げないとね」と語る。「もっと集中しないといけない」
●コウチーニョ負傷・・・:試合終了間際に左膝を傷め、ピッチ内でくずおれたコウチーニョ。精密検査とクラブの公式発表を待たねばならないが、AS紙によると半月板を負傷したかもしれず、手術の場合は4ヶ月ほどの戦線離脱となる。
●クーマンの“白旗宣言”:試合終了後、「私たちは非常に良いプレーをしたのでこの結果は不公正だ」としながらも、「最終ラインからの組み立てに大いに問題があったと認めなければならない。ライン間のパスコースを見つけ出せず、おそらくはリスクを怖がっていた」と自己批判した監督。ラ・リーガ優勝については「現実的になり、非常に難しいだろうと認めねばならない。人生に不可能はないとはいえ、好調な首位アトレティコとの勝点差は大きい」と述べている。
La Liga | Jornada 16 | |
29 de Diciembre 2020 – martes 19:15 h Camp Nou:— |
|
FC Barcelona | SD Eibar |
1 | 1 |
Goles | |
Kike (57) | |
Dembélé (67) | |
Titular | |
Ter Stegen (c)【6】 | Dmitrovic |
Mingueza【6】 | Pozo |
Araujo【5】 | Burgos |
Lenglet【5】 | Bigas |
Dest【4】 | Rafa Soares |
Pjanic【6】 | Diop |
De Jong【5】 | Sergio Álvarez |
Junior【6】 | Kadzior |
Pedri【7】 | Exposito |
Griezmann【4】 | Inui |
Braithwaite【5】 | Kike García |
Cambios | |
Dest→ Dembélé【8】(46) |
Kike García→ Muto (73) |
Pjanic→ Coutinho【5】(66) |
Burgos→ Oliveira (73) |
Griezmann→ Trincao【5】(66) |
Kadzior→ Recio (81) |
Lenglet→ Busquets【5】(82) |
Diop→ Cubero (90+3) |
Pedri→ Riqui Puig【sc】(89) |
|
Entrenadores | |
Ronald Koeman【5】 | José Luis Mendilibar |
Arbitro | |
Javier Alberola Rojas (castilla-la mancha) | |
Tarjetas | |
Sergio Álvarez (75) | |
Recio (83) | |
名前の次の数字は評価点:平均点【5】 |
Estadisticas | ||||||
1a | 2a | Total | Total | 2a | 1a | |
0 | 1 | 1 |
Goles |
1 | 1 | 0 |
4 | 12 | 16 (5) |
Tiros a puerta |
9 (3) | 3 | 6 |
2 | 6 | 8 |
Ocasiones de Gol |
1 | 1 | 0 |
3 | 2 | 5 |
Corners |
7 | 2 | 5 |
2 | 4 | 6 |
Fueras de juegos |
0 | 0 | 0 |
660 |
pases |
229 | ||||
68.3% | 77.5% | 73.1% | Posesion del Balon | 26.9% | 22.5% | 31.7% |
138 | perdidas de balon | 152 | ||||
67 | recuperaciones de balon | 57 | ||||
5 | 1 | 6 |
Faltas |
15 | 11 | 4 |
0 | 0 | 0 |
Tarjetas Amarillas |
2 | 2 | 0 |
0 | 0 | 0 |
Tarjetas Rojas |
0 | 0 | 0 |
Formación | |
ピケ、メッシ、セルジ・ロベルト、アンス・ファティが負傷中。アルバが出場停止。 メッシが欠場。前節バジャドリーで試した3バックが上手くいったので、継続している。メッシが不在なのでブライスウェイト&グリーズマンの2トップにペドリのメディアプンタ。両カリレーロからのクロスに裏抜けするブライスウェイトが合わせた。 思うほどの効果が出なかったことで、ハーフタイム明けの交代で打開を図り、デストに代えて復帰のデンベレ投入で4バックに変更。ミンゲサが右ラテラルとなった(Bチームでもやっている)。デンベレは右サイドを担当。 |
|
Titular | Final |
2020年12月30日(水)、エイバル戦翌日のバルセロナスポーツ紙。
MD「呪われた一年」
- ■呪われた一年
- →(チャンピオンズ/キエル 33-28 バルサ)バルサハンドボール部の10個目のタイトル獲得は、上回るキエルと並外れたランディンを前に失敗に終わる
- →(ラ・リーガ/バルサ 1-1 エイバル)バルサフットボール部はラ・リーガの列車を逃す。アラウホの守備的エラーとブライスウェイトのPK失敗
- ■エルチェ対レアル・マドリー 21時30分
1ヶ月の欠場を経てアザールが復帰 - ■アトレティコ対ヘタフェ 19時15分
すでにディエゴ・コスタを欠いてのマドリーダービー
SPORT「もう一つの失敗」
- ■もう一つの失敗
- → バルサがエイバル相手に勝点を譲る引き分け。カンプノウですでに9ポイントを取りこぼしており、ラ・リーガ優勝はいっそう困難となる
- → グリーズマンは責任を引き受けず、ブライスウェイトはPKを外し、荒い歩はゴールを贈り、コウチーニョはベンチスタートで負傷した
- ■メッシはすでにバルセロナに
アルゼンチン人クラックは予定より早く戻り、昨日はカンプノウで試合を見ていた - ■エルチェ対レアル・マドリー 21時30分
モドリッチと・・・アザールを取り戻すジダン - ■ハンドボール/チャンピオンズ:キエル 33-28 バルサ
“デシマ(十冠)”は逃げていった
コメント
崩しができる選手が誰もいなかった前半、当然のように攻めあぐむも、サイドからの崩しにブライスが飛び込むという形だけはできた。
ラッキーなPKが決まっていれば勝てたと思います。
ブライスはあくまでスアレスの控えのCFなので、メインとして頼れる訳じゃないです。
大事なPKを蹴らせたのは、どうなんでしょうね。
そもそもこういうのは、グリーズマンの仕事なのでは…
今節もグリーズマンは相変わらず、後ろに下がって捌くだけ。
メッシがいない時こそ、高額年俸を受け取る選手が、崩しや点を取る仕事しなきゃならないのに。
デンベレが後半からなのは、またもやの遅刻のせいだとか…
デンベレは崩しに特化した選手ではありますが、単独での崩しばかりで、連携はミスが多い。
練習で新しいスキルを身につける必要があるのに、真面目にやれないのであれば、バルサでの先は見えなくなる。
変わってほしい。
今はメッシアルバとペドリに頼るしかないです。
会長選挙まで、もう少し。
この得点期待の低さでリスクを背負ってプレーしていくのは厳しいのかも…
どの試合も安直なミスで先制されて、リアクションを起こせないままですね