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マッチレポート|リーガ第29節 バルサ 2-0 エスパニョール

Liga Española | jornada 29

フリーキックでゴールをこじ開け、カウンターでとどめのメッシ。
エスパニョールの守備戦術に手を焼いたが、天才が打砕いた。

FCバルセロナがエスパニョールとのデルビを制し(2-0)、ラ・リーガ優勝へとまた前進。バルサ対策としてエリア前に人を並べたルビの戦術に苦労はしたものの、結局はメッシの特別さがそれらを打ち破った。得点は匠のフリーキックと、マルコムが先行したカウンターでどちらもゴラッソ。

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試合の流れ

攻めるバルサ、守るペリコ:確実に勝利をものにするべく、エルネスト・バルベルデはベストイレブンを先発起用。チームも眠ることなくスイッチオンで試合に入っていた。エスパニョールは通常のシステムを変更し、5-3-2でPエリアの守りを固める保守的な作戦。自ずとプレーはペリコ陣内で展開された。



●アルゼンチン代表戦をそけい部の違和感で“早退”、状態が心配されたレオ・メッシは元気にバルサの攻撃をリードした。序盤は不慣れなフォーメーションにどたばたしていたエスパニョールも、時間の経過にしたがい適応。バルセロナは有効な攻め手を見いだせなくなる。

●得点チャンスはあるにはあったものの(ラキティッチのミドルなど)、シュートが枠に飛ばず。一番惜しかったのは、メッシのフリーキックに合わせたビクトル・サンチェスのジャンピングボレーか。GKディエゴ・ロペスが横っ飛びで守り、オウンゴールならず。

●後半もゲーム展開に大きな変化がなかったため、バルベルデは選手交代で状況打開を試みた。セメドアルトゥールに替わって入ったのが、セルジ・ロベルトマルコム。対するルビは2トップの変更でこれに対抗し、注目の中国人選手ウ・レイを送り出した。

●ペリコのゴールをこじ開けるべく、攻勢を続けるバルセロナ。イバン・ラキティッチによるこの日2つめの無回転ミドルシュートがポスト横をかすめた。戦況を変えたのはゴール正面でのビクトル・サンチェスのファールだ。これで得たフリーキックを、レオ・メッシが壁上を越す柔らかなシュートで沈めてバルサ先制!このレパートリーの多さよ。精度の高さよ。

●得点が必要になったエスパニョールはラインを押し上げざるを得ず、それによってマルコムが活きる状況は増えていた。試合を終わらせたのはそんなマルコムがラインを破ったカウンターだ。左サイドを崩した坊主が後方から到着したメッシにボールを譲り、D10Sが確実に仕留めて2-0。メッシはシュートに至るまでの入り方が上手いなぁ。

トピックス

尽きることなきメッシの天性:レオ・メッシがまたも別次元の活躍。エスパニョールの保守的戦術によって膠着していた試合を、必殺の飛び道具で破った。先制点となったフリーキックは、青白チームが作る壁の頭上をふんわりと越えるシュートで、現地メディア曰く「フリーキックのパネンカ」。距離が近かったので、絶妙に調整してみせた匠の技。
カバーに入ったビクトル・サンチェスもクリアできず、ヘディングシュートのかたちとなった(メッシの得点と認定)。

10シーズン連続40得点:レオ・メッシが10シーズン連続での公式戦40得点なる偉業を達成。過去最高は2011/12シーズンの73ゴール。今季はここまで21アシストをしているのも異次元。

起爆剤マルコム:マルコムが途中出場から存在感を発揮し、起爆剤としての任務を遂行した。特にメッシの先制後、エスパニョールがラインを上げて以降はスペースを利用し水を得た魚の如く。89分のカウンターではレオのとどめ弾をアシストした。

今季2番目の:土曜夕方に開催されたこのデルビ・バルセロネスには92,795人が足を運び、今季2番目の入場者数となった(最多はもちろんリーガクラシコで、93,265人)。コパクラシコは3番目で92,008人。




FC Barcelona RCD Espanyol
2 0
30 de Marzo 2019 – Sabado 16:15 h
Camp Nou
: 92,795
Goles
Messi (71)  
Messi (89)  
Titular
Ter Stegen【6】 Diego López
Semedo【6】 Rosales
Piqué【6】 Lluís
Lenglet【7】 Naldo
Jordi Alba【7】 Hermoso
Busquets【6】 Pedrosa
Rakitic【7】 Víctor Sánzhez
Arthur【5】 Roca
Messi (c)【8】 Granero
Coutinho【6】 Melendo
Suárez【7】 Borja Iglesias
Cambios
Semedo→ Sergi Roberto【6】(59) Borja Iglesias→ Wu Lei (64)
Arthur→ Malcom【8】(59) Melendo→ Sergio García (65)
Coutinho→ Arturo Vidal【5】(82) Víctor Sánchez (78)→ Alfa Semedo (78)
Entrenadores
Ernesto Valverde【6】  
Arbitro
Del Cerro Grande (madrileño)
Tarjetas
  Víctor Sanchez (69)
  Granero (73)
  Pedrosa (87)
  Rosales (90+3)
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 2 2

Golesredcard

0 0 0
6 7 13 (3)

Tiros a puertaredcard

4 (2) 2 2
4 3 7

Ocasiones de Golredcard

0 0 0
4 1 5

Cornersredcard

2 0 2
0 2 2

Fueras de juegosredcard

3 1 2
    688

pasesredcard

300    
72%   70% Posesion del Balon 30%   28%
6 9 15

Faltasredcard

14 7 7
0 0 0

Tarjetas Amarillasredcard

4 4 0
0 0 0

Tarjetas Rojasredcard

0 0 0
Formación

デンベレ、ラフィーニャ、シレセンが負傷欠場。
トディボ、ムリージョ、ベルマーレンが監督判断で招集外。
イニャキ、マルコム、ボアテング、セルジ・ロベルト、アラニャー、アルトゥロ・ビダル、ウンティティがベンチスタート。

ローテーションはせず、鉄板イレブンを起用。右ラテラルはセメド先発だった。

エリアを固めるエスパニョールの守備を崩すべく、交代は早め(59分)で二人同時。
セメドとアルトゥールに替えて、セルジ・ロベルトとマルコムが送り出された。それに伴い、コウチーニョがインテリオールへと移動。
3人目は試合を締めに入る交代で、コウチーニョからアルトゥロ・ビダルへ。

Titular Final
先発時 終了時
 

 

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