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【マッチレポート】ラ・リーガ第22節 ベティス 2-3 バルサ

メッシの影響力、トリンカオ初得点。

途中出場メッシがあっという間にチームを変えた。
打ち合いに決着を付けたのは、嬉しいトリンカオの初得点。

メッシの重要性が再確認された試合となった。コパでの激戦から中3日、主力を数名温存したクーマンではあったが、そんなチームの攻撃は非常に薄味でパンチがなく。先制も許すしんどい展開となった。試合を変えたのは57分での交代で、メッシの入ったバルサは別物となってベティスを逆転 。一度追い付かれるも、最後はトリンカオの移籍後初ゴールによって白星を手にしたのだった。バルサはこれでラ・リーガ6連勝

試合のポイント

ローテーションとアラウホの負傷:コパとラ・リーガによる連戦で、疲労が蓄積しているクーマンチーム。今回のアンダルシア遠征(今週2度目)ではローテーションに賭け、メッシデ・ヨングペドリらカギとなる主力たちをベンチに置く決断をしている。だがデ・ヨング温存は開始10分にして終了する。アラウホが競り合いの際に足首を捻るアクシデントが発生し、デ・ヨングの力を借りねばならなかったからだ。こんなことならアラウホも温存しておけば・・・と思っても後の祭り。



凄味のないフットボール:チームのエンジンである3選手が不在のため、バルサのフットボールは冴えがなかった。薄味。ベティスのプレッシングに遭いながらもボールはコントロール出来てはいたが、そこに凄味はなく、前半の決定機はショートCKからのラングレのヘッドのみ(アルバがセンタリング)。これは惜しかった。得点の匂いがしたのはその場面くらいだ。リキ・プッチはしゃかりきに頑張ってるんだけれど。

サイドから崩され失点:一方でベティスは左サイド(バルサの右)からの攻撃が効いていた。ファンミとラテラルのアレックス・モレノがバルサにとっての悩みの種。速攻で左サイドを崩され、ボルハ・イグレシアスへと危ないセンタリングが送り込まれた。しかしベティスの先制点はジョルディ・アルバのサイドから生まれる。走り込んできたエメルソンのセンタリングに、ボルハが合わせて1-0。セルヒオの前に上手く走り込まれての失点だった。

メッシが試合を変える:後半に入るとクーマンは薄味だったチームに少しずつ調味料を足していく。まずはハーフタイム明けからブライスウェイトに代えてのペドリ。そして決定的となるメッシトリンカオの投入だ(57分)。そういえばその前に、デ・ヨングの背後を取ったファンミに2-0にされかけるピンチもあった(テル・ステーゲンが阻止)。
メッシの登場で試合は全く別物へと変化する。まずは挨拶代わりの同点弾。メッシは57分、右で粘るデンベレからボールをエリア角で受けると、DFたちが寄せる間もなく鋭い左足シュートをニアポスト横に突き刺している。さらに68分にはアルバへの十八番パスで完全に相手陣形を崩し、グリーズマンへのセンタリングがビクトル・ルイスのOGを誘発して1-2。カピタンの影響力はすごいなと何年経っても感心する。

挫けないベティス:しかしベティスもそれで諦めるほどにヤワではなく、すぐさま同点に追いついて見せた。業師フェキルが左サイドで粘ってブスケツのマークを突破、堪らずブスケツが与えたFKをビクトル・ルイスが頭で押し込み2-2として見せたのだ(蹴ったのはフェキル)。この夜のセルヒオは守りで冴えがなかった。

トリンカオに嬉しい初得点:打ち合いとなった試合に決着を付けたのは、意外にもトリンカオだった。毎試合チャンスを与えられ、懸命にそれを活かそうとしているものの、シュート運が毎回なくて永遠に得点出来ないんじゃないかとすら思えていたトリンカオが、爽快なるゴラッソを叩き込んで勝点3をもたらすとは・・・ バルサでの初ゴール、心よりおめでとうフランシスコ。これがきっかけとなって次のステップへ進んでほしい。
シーズン前半では苦手としていたアンダルシアにて、2試合続けて逆転勝利。メッシ頼みではあるが強さが出てきたことを素直に喜びたい。そして次の水曜日には再びアンダルシア遠征が待つクーマンチーム。次は国王杯1/2 final のセビージャ戦だ。

トピックス

更新中

 




La Liga | Jornada 22
7 de Febrero 2021 – domingo 21:00 h
Benito Villamarin
:—
Real Betis FC Barcelona
2 3
Goles
Borja Iglesias (38)  
  Messi (59)
  Víctor Ruiz (68pp)
Víctor Ruiz (75)  
  Trincao (87)
Titular
Joel Robles 【】Ter Stegen
Emerson 【】Migueza
Mandi 【】Araujo
Víctor Ruiz 【】Lenglet
Álex Moreno 【】Jordi Alba
Paul 【】Busquets (c)
Guardado 【】Pjanic
Ruibal 【】Riqui Puig
Fekir 【】Demélé
Joanmi 【】Griezmann
Borja Iglesias 【】Braithwaite
Cambios
Ruibal→
Sánchez (65)
Araujo→
【】De Jong (11)
Juanmi→
Tello (75)
Braithwaite→
【】Pedri (46)
Paul→
Rodriguez (75)
Riqui Puig→
【】Messi (57)
Borja Iglesias→
Morón (82)
Pjanic→
【】Trincao (57)
Fekir→
Canales (83)
Busquets→
【】Umtiti (78)
Entrenadores
Manuel Pellegrini 【】Ronald Koeman
Arbitro
Del Cerro Grande (madrileño)
Tarjetas
Víctor Ruiz (77) De Jong (47)
  Dembélé (64)
  Busquets (74)
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
1 1 2

Goles

3 3 0
    8 (5)

Tiros a puerta

12 (4)    
1 3 4

Ocasiones de Gol

6 5 1
1 2 3

Corners

5 4 1
0 1 1

Fueras de juegos

4 3 1
    399

pases

714    
35.5%   36% Posesion del Balon 64%   64.5%
32 77 109 perdidas de balon 109 77 32
13 40 53 recuperaciones de balon 64 45 19
8 13 21

Faltas

7 7 0
0 1 1

Tarjetas Amarillas

3 3 0
0 0 0

Tarjetas Rojas

0 0 0
Formación

ピケ、コウチーニョ、セルジ・ロベルト、アンス・ファティが負傷中。
ネト、アルナウ、デスト、メッシ、ペドリ、トリンカオ、マテウス、デ・ヨング、ウンティティ、ジュニオルがベンチスタート。

国王杯で延長戦をプレーした後に付き、ローテーションを実施。メッシ、デ・ヨング、ペドリが控えとなり、ピアニッチ、リキ・プッチ(ラ・リーガ今季初先発)、ブライスウェイトが先発となった。
グリーズマンがメッシ的な役割を担い、真ん中にブライスウェイトが流れていく。左サイドはジョルディ・アルバが利用。ピアニッチのインテリオールはあまり機能しない。

最初の交代はアクシデント。11分、足首を捻挫したアラウホに代わり、デ・ヨングがセントラルに入った。
続いては後半開始時で、ブライスウェイトに代えてのペドリ(リキとの共演)。
そして57分、リキとピアニッチに代えてメッシとトリンカオが入り、試合は変わる。トリンカオは最初は左サイドを担当、後に右へと移動する。
5人目はブスケツに代わってのウンティティで、デ・ヨングが前へ。

Titular Final
 

2021年2月08日(月)、ベティス戦翌日のバルセロナスポーツ紙。トリンカオの父ちゃんも嬉しかろう。

MD「トリンカッソ」

  • トリンカッソ(※こういう造語の時、ポルトガル風にトリンコン表記を使ってると上手くいかないなと思う)
  • → トリンカオのすんばらしいゴールでもうひとつの逆転劇をやってのけ、バルサはラ・リーガで6連勝
  • → メッシの登場が効いた:1-1の同点弾を決め、バルサの2点目のプレーを生みだした
  • アラウホが足首を捻ってピッチを退き、セビージャとのコパ出場は微妙に
  • アトレティコ 対 セルタ 21時
    イアゴ・アスパスとコロナウイルスが首位チームを試す
  • リバポー 1-4 シティ
    ペップチームのプレミア獲りへの大きな一歩
  • マルセイユ 0-2 PSG
    ディマリアがカンプノウ訪問9日前に負傷

SPORT「連勝!」

  • お金では買えない
  • → 57分の登場で試合を変えたメッシ、逆転劇をリードしチームはこれで6連勝
  • → トリンカオが初得点、ベニト・ビジャマリンで3ポイントをもたらす
  • ■アラウホが負傷、守備陣に警告ランプ
    重要な1ヶ月の始まりを前に、最もフォームの良いDFをクーマンは失う
  • セグンダ・ディビシオンB/バルサB 0-1 アンドラ
    ヨハン・クルイフにてアンドラの勝利を見届けたピケ
  • プレミアリーグ/リバポー 1-4 シティ
    シティがアンフィールドでリバポーを葬る

コメント

  1. レト より:

    直前のコパのそれぞれの試合内容を同時に反映したような展開でしたね。

    トリンカオはプレー・性格ともに消極的すぎて「今季のブレイクは厳しそうだな」と思っていたので
    今回の劇的決勝弾がブレイクのきっかけになってくれたら嬉しいです。
    リキは・・・せっかくの先発デビューだったのに、まだ試合を任せられるレベルにないことを改めて痛感しました。
    化ける素質はあるはずですが、プレーを客観視出来ていないのでしょうか?
    スキルを誇示するのでなくレギュラーのプレーから謙虚に学んで頂きたいです。

    アラウホの負傷は痛すぎますね。
    とはいえローテーションを組む中、彼だけずっと酷使していたので当然といえば当然の結果です。
    セビージャもPSGも主力が負傷したので似たようなものでしょう(試合時間はバルサがぶっちぎりで長いですけど)。

  2. トム より:

    アラウホの怪我は痛いですね…
    これでラングレ、ウムティティ、ミンゲサで回しつつ、展開次第でデヨンクを下げるしかない。デストの出番が増えそう。

    クーマンがメッシを休ませてる時は、後半出てきて一気に決めるパターンが多いですね。
    でもそれまでは、大体苦戦してます。
    これは、メッシがいても、デンベレがいない時もそうです。
    どうやっても相手の守備をこじ開ける展開が多いバルサは、崩しが一枚では足りません。
    ファティなら崩しもやってくれますが、怪我が痛い…
    グリーズマンは全く仕掛けられないので無理です。
    これまで惜しいシュート何度か放ってたトリンカオは、ようやく決めてくれましたが、まだ崩しの点では何もできてません。
    ペドリは崩しはやってくれますが、まだ主役にはなれず、サポートが主です。

    メッシとデンベレを軸に、アルバでサイドを崩して、デヨンクの攻撃参加でPA内枚数を増やす形をずっと作れれば、今のバルサは相当強い。
    クーマンも、選手を休ませつつ、勝負所でこの形を作るようにしてます。
    ハラハラする事が多いですが、ギリギリで結果を残しつつ、上手くやってるのだと思います。