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【マッチレポート】国王杯1/2 final vuelta バルサ 3-0 セビージャ

白熱の逆転劇で、バルサがコパ決勝へ。

敗退目前からの、延長戦突入と勝ち越し弾。ステーゲンのPKセーブ。
どちらにも勝機はあったが、より押し込み、より攻めたバルサがセビージャを上回った。

FCバルセロナが記憶に残る逆転劇でセビージャを下し、コパ決勝へと駒を進めた。デンベレのゴラッソで最初の扉を開き、テル・ステーゲンがPKを止め、後半追加タイムのピケ弾で延長戦へと持ち込んでブライスウェイトが決勝点。魔法の効かない無人のカンプノウで逆境を跳ね返したことがすばらしく、闘志あふれるプレーはクレの心を震わせた。膝を痛め、足を引きずりながらもピッチに立ち続けたピケの存在感。チーム一丸の勝利なのが嬉しい。

試合のポイント

“魔法”抜きでの逆転:カンプノウの歴史に残る、無観客試合での大逆転劇。そこへの至り方も相当にドラマティックで、後半追加タイム90+4分にピケのヘッド弾が決まった瞬間は多くのクレが叫び声を上げたことだろう。テル・ステーゲンのPKストップも叫びポイント。ブライスウェイトの3-0弾が決まり、ホッとしかけてからの延長後半も苦しく、試合終了後のチームの喜び方が勝利の大変さを物語っている。イダの2-0を観客の後押し(カンプノウの魔法)なしでひっくり返す、その難業をやってのけたのだから立派。



●バルサとセビージャは週末のリーグ戦でも対戦し、バルサが0-2で勝利している。クーマンはその前哨戦で上手くいった3セントラルシステムをこの決戦でも採用。セビージャも対策を練っているために3日前の前半ほど圧倒できなかったが、勝利の意欲を見せるバルサは受け身のロペテギチームを押し込み、プレーの大半はセビージャ陣内で展開された(アクーニャが厄介だったが、相手が狙うカウンターもほぼ発動させず)。

デンベレ・キャノン:レムンターダ(逆転)実現の重要事項である、早い時間帯の先制点はしっかり達成された。12分、デンベレのゴラッソ。セビージャ守備陣はボールを持つデンベレをエリアから追い出しはしたが、その後の寄せは甘く、余裕をもってシュートを放てたのは助かった。その前に2本を吹かしていたので油断でもしたか。とはいえ見事なゴール。唐突な得点でバルサがまず目標へと近づいた。

●もし1失点でもすれば、勝ち抜けへの難易度が不可能級まで上がってしまうバルサ。決定的だったのはテル・ステーゲンのPKセーブだ。ジョルディ・アルバの決まっていれば最高すぎたジャンピングボレーがクロスバーを叩いた後の70分、エリア内に侵入したオカンポスに対するミンゲサの当たりがファールだったとマルティネス主審がPKの笛。クレとしては絶望的なジャッジだったが、圧力が上回ったか、オカンポスのシュートコースはテル・ステーゲンが完全に読んでいてキャッチ。バルサの希望は残り、ドラマは佳境へと向かっていく。

●勝利をほぼ決定づけるPKを外したことはセビージャに落胆をもたらしただろうが、1-0なら勝ち抜けられる彼らはゴール前を閉ざし、時計の針を進めていった。バルサは全力をあげ、無理やりでもなんでも良いから得点を目指す。このあたりの攻めは執念が感じられた。準々決勝のグラナダ戦で、88分から2点を奪って勝ち抜けた経験も大きかったに違いない。もういつ終了の笛が鳴ってもおかしくない94分、CKからの流れでピケのヘッドが決まり延長戦突入となるのだ。

●このピケ弾のきっかけとなるCKは、トリンカオに対するフェルナンドのファールから生まれたものだった。勿体ないタイプのファールだったが、フェルナンドはこれで2枚目のカードを受けて退場。メッシのFKが壁に当ってCK、そして・・・。土壇場で同点に追い付いたバルサが、その勢いで勝ち越し点を奪うのも自然の流れだった。95分、ジョルディ・アルバのクロスをブライスウェイトが頭で押し込み3-0。だがそこからがしんどかった。ラングレのハンド疑惑に対するVARチェックは恐怖。心臓に悪い20分間だった

トピックス

更新中





Copa del Rey | 1/2 final vuelta
3 de Marzo 2021 – miercoles 21:00 h
Camp Nou
:—
FC Barcelona Sevilla FC
3 0
Goles
Dembélé (12)
Piqué (90+4)
Braithwaite (95)
Titular
Ter Stegen【】 Vaclic
Mingueza【】 Aleix Vidal
Piqué【】 Koundé
Lenglet【】 Diego Carlos
Jordi Alba【】 Acuña
Dest【】 Fernando
Busquets【】 Jordán
De Jong【】 Óliver Torres
Pedri【】 Suso
Messi (c)【】 En-Nesyri
Dembélé【】 De Jong
Cambios
Dest→
Griezmann【】(62)
Aleix Vidal→
Jesus Navas (53)
Mingueza→
Junior【】(78)
Acuña→
Rekik (53)
Busquets→
Ilaix【】(78)
De Jong→
Rakitic (53)
Pedri→
Braithwaite【】(88)
Óliver Torres→
Ocampos (62)
Dembélé→
Trincao【】(88)
Suso→
Papu Gómez (79)
Jordán→
Munir (115)
Entrenadores
Ronald Koeman【】 Julen Lopetegui
Arbitro
Sánchez Martínez (murciano)
Tarjetas
Mingueza (67) Fernando (37)
Messi (73) Aleix Vidal (81)
Trincao (119) Fernando (90+2DA)
Jordán (100)
Koundé (101)
En-Nesyri (103)
De Jong (103TR)
Jesús Navas (120+2)
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a pr Total Total pr 2a 1a
1 1 1 3

Goles

0 0 0 0
22 (8)

Tiros a puerta

6 (3)
2 2 2 6

Ocasiones de Gol

1 0 1 0
3 3 3 9

Corners

1 0 0 1
2 1 1 4

Fueras de juegos

0 0 0 0
926

pases

440
62.1% 67.7% Posesion del Balon 32.3% 37.9%
62 172 perdidas de balon 147 58
41 87 recuperaciones de balon 72 34
5 14

Faltas

22 8
1 1 1 3

Tarjetas Amarillas

5 4 1 0
0 0 0 0

Tarjetas Rojas

2 1 1 0
Formación
アラウホ、ピアニッチ、コウチーニョ、セルジ・ロベルト、アンス・ファティが負傷中。
ネト、イニャキ、グリーズマン、ブライスウェイト、リキ・プッチ、トリンカオ、ウンティティ、ジュニオル、イライシュがベンチスタート。

週末のラ・リーガ対決で見せた3セントラルを再び。驚きはヒラメ筋の負傷が伝えられていたペドリが先発起用されたことで、若さゆえの超回復か、相手の迷いを誘うための情報戦だったか。

最初の交代は、残り30分となって最低1点が必要な62分、デストに代えてのグリーズマン。最終ラインは4バックに、デンベレが右エストレーモになっている。片翼型。
続いてはさらに追い込まれてきた78分、ミンゲサとブスケツに代えてジュニオルとイライシュ。これに伴いデ・ヨングがピボーテの位置に下がった。最終ラインは再び3セントラルに変更。
さらに土壇場の88分、ペドリとデンベレに代えてのブライスウェイトとトリンカオ。

Titular Final

2021年3月04日(木)、セビージャ戦翌日のバルセロナスポーツ紙。チームの一体感とピケの存在感を非常に感じる両紙の写真。

MD「エピック!」

  • エピック!(※大逆転、超すごい、みたいな感じか)
  • → 英雄的でシビれる試合でイダの2-0を跳ね返したバルサが、決勝戦をプレーする
  • → デンベレがゴラッソで先制し、94分にピケが延長戦へと持ち込み、テル・ステーゲンがPKを止め、ブライスウェイトが仕上げた
  • 女子チャンピオンズ:4-0
    バルサが Fortuna Hjorring を粉砕、ジェンニ・エルモソのハットトリックで準々決勝に接近
  • バスケットボール
    パウ・ガソルがバルセロナに到着
  • レアル・マドリー
    ハーランド獲得費用は1億5,000万ユーロとなるだろう

SPORT「壮大!」

  • 壮大!
  • 劇的勝利で決勝へ
    延長戦の末にデンベレ、ピケ、ブライスウェイトの得点でバルサが逆転
  • バルサ選挙2021/ビクトル・フォンSPORTインタビュー
    「バルサは徹底的に変わらなければ」
  • バスケットボール/「ホームに入れて嬉しいよ」
    パウ・ガソルがバルセロナ到着
  • ■女子チャンピオンズ/バルサ 4-0 FORTUNA HJORRING
    バルセロナがイダで1/8 final を片付ける

コメント

  1. silver より:

    いやはや、まさか本当にひっくり返してしまうとは… 驚きました!

    最終ラインでのPiqueの存在感はさすがでした。相手のロングボールはことごとく跳ね返し、ヘディングで同点弾を叩き込む。圧倒的なパフォーマンスでしたね‼︎

    そして何より、Ter StegenのPKストップで勝ちを確信しました笑 弾くのではなくキャッチするあたりはもう怖くなるほどです笑

    チームは満身創痍でしたが、総力戦で決勝へ勝ち抜いた良いゲームでした!

  2. レト より:

    グラナダ戦に続き、見事な逆転劇でした。
    リーガで快勝していたとはいえ、あの戦術は対策されたら厳しいと思っていたので嬉しい驚きです。

    かつて私が復活したチームの例として挙げたリヴァプールやミランは今停滞していますが、
    バルサは昨年末には想像できなかった番狂わせを起こせるでしょうか。

  3. トム より:

    またもロスタイムで同点、そして逆転!
    今季のバルサは色んな奇跡が起きすぎます。
    デンベレのゴラッソ、テアのPKセーブ、ロスタイムでのピケ、ブライスのダイビングヘッドと、ジェットコースターのような試合でした。

    開始から松葉杖ペドリのスタメンで驚きでした。
    クーマンが悪笑いしながら松葉杖をペドリに渡してたんだろうと妄想。
    スタメンはバルサは完全に前節と同じで、セビージャも戦術は殆ど変えずに前からどんどん来る。
    おかげで前節と同様にセビージャのプレスを3バックでかわし、バルサのプレスは安定してペースを握れました。
    ロペテギは激しい性格のようだし、始めから守り倒すなんてしたくなかったのか。
    それを読んだかどうかはともかく、開始戦術の対決はクーマンの勝ちですね。
    後半は下がって守りに来ましたが、前半の一点が大きかった。

    デンベレはちょっと足抑えてたけど、大丈夫か。この3バックはデンベレに相当な負荷を与えていそうで、90分は持たなそうです。
    ピケは良く最後まで堪えてくれました。あんたが大将。
    ペドリも頑張ってくれましたね。ちょっと休ませてあげてほしい。

    これで決勝進出、そして会長選挙です。
    下り坂が終わり、上り坂が見えてくる。そんな試合だったと思います。