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【マッチレポート】ラ・リーガ第36節 レバンテ 3-3 バルサ

よしこれで勝つだろうと、2度思った。

前半を0-2で終え、これなら面倒なことにならないと思ったが・・・。
後半のパフォーマンスは緩く、3失点して失意の引き分け。

FCバルセロナが、大事なところでラ・リーガを投げ捨てた。前半のうちにメッシペドロの得点で0-2とし、快勝モードへと持ち込みながら、後半にあれよあれよと2失点。さらに再びデンベレ弾でリードを手にしたにもかかわらず、あっさり3点目を奪われて失意の海に沈むのだった。逆転優勝の可能性、一気に萎む。広がる落胆。

試合のポイント

●逆転優勝への望みをつなぐためには、何が何でも勝たねばならない試合。クーマンチームの出足は良く、インテンシティの高いプレッシングでレバンテを圧倒している。ここで素晴らしかったのがデ・ヨングで、彼のパスからペドリに二度の決定機が到来。しかし残念ながらスコアは動かず(現チームの課題)、バルサのトップギア時間は終了。試合は落ち着き、レバンテはさほど苦労する様子もなくバルサ陣内に侵入していった。



一気に2得点:前半にはもう一度、バルサの時間帯が訪れる。25分からの10分足らずで、2点のリードを手にすることが出来たのだ。先制点はバルサの十八番で、ジョルディ・アルバのセンタリングをメッシがボレーで合わせて0-1。その後、バルディに危ない場面を作られかけるもテル・ステーゲンの落ち着きでしのぎ、32分に高速カウンターからペドリが仕留めて0-2とできた。デンベレのスピードが活きた場面(メッシからのパスも絶妙)。正直、この時点で試合に勝ったと思った。

あれよあれよと同点に:しかし後半に入るとバルセロナは別の顔を見せる。いや、レバンテが良くなっただけのことか。彼らは55分からのわずか2分間で同点に追いついて見せるのだが、それは事故というものではなく、バルサがやられる予兆はその前からあった。簡単にボールを失うことで危険地帯に攻め入られ、効率よくネットを揺らされてしまう。前半で足首を傷めたアラウホと交代したのがセルジ・ロベルトってのも謎すぎ。2-2の場面はメッシの謎の後方パス失敗をきっかけに崩されての失点だけにショックも大きかった。

デンベレ弾で再リード:ただ時間はまだたっぷりあり、気持ちの余裕もあった。5分後にはデンベレが責任を果たし、再リードに成功。すぐさまリアクションを示し、ゴールも決まったことで、今度こそこれで勝てるだろうと思ってしまったのだが甘かった。

だがしかし:83分右足アウトサイドで仕留めたセルヒオ・レオンのシュートは見事だったが・・・ アシストしたのはデンベレ対応に苦しんでいたトーニョで、デンベレと交代出場したデストのスリップを逃さず完璧なボールをニアポスト前に供給。バルセロナはラスト数分での劇的勝利を目指すもフットボールの神は微笑まず、落胆の引き分けに終わっている。

トピックス

更新待ち




La Liga | Jornada 36
11 de Mayo 2021 – martes 22:00 h
Ciutad de Valencia
:—
Levante UD FC Barcelona
3 3
Goles
Messi (25)
Pedri (34)
Melero (57)
Morales (59)
Dembélé (64)
Sergio León (83)
Titular
Aitor Fernández 【】Ter Stegen
Miramón 【】Araujo
Duarte 【】Piqué
Vezo 【】Lenglet
Toño García 【】Busquets
De Frutos 【】Dembélé
Melero 【】De Jong
Rober Pier 【】Pedri
Bardhi 【】Jordi Alba
Morales 【】Messi (c)
Roger 【】Griezmann
Cambios
Bardhi→
Dani Gómez (61)
Araujo→
【】Sergi Roberto (46)
Duarte→
Malsa (61)
Pedri→
【】Mingueza (74)
Miramón→
Coke (75)
Griezmann→
【】Braithwaite (81)
Roger→
Sergio León (75)
Dembélé→
【】Dest (82)
Morales→
Giorgi (90)
Sergi Roberto→
【】Riqui Puig (85)
Entrenadores
Paco López 【】Ronald Koeman
Arbitro
Munuera Montero (andaluz)
Tarjetas
Frutos (67) De Jong (77)
Morales (78) Lenglet (90+1)
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 3 3

Goles

3 1 2
3 13 16 (6)

Tiros a puerta

17 (5) 6 11
0 4 4

Ocasiones de Gol

6 1 5
5 3 8

Corners

6 3 3
0 1 1

Fueras de juegos

1 1 0
388

pases

628
39.2% 39.2% 39.2% Posesion del Balon 60.8% 60.8% 60.8%
57 47 104 perdidas de balon 102 57 45
18 30 48 recuperaciones de balon 53 28 25
7 5 12

Faltas

4 2 2
0 2 2

Tarjetas Amarillas

2 2 0
0 0 0

Tarjetas Rojas

0 0 0
Formación
コウチーニョ、アンス・ファティが負傷中。マテウスが監督判断で招集外。
ネト、アルナウ、デスト、ピアニッチ、ブライスウェイト、リキ・プッチ、トリンカオ、セルジ・ロベルト、ウンティティ、ジュニオル、イライシュ、ミンゲサがベンチスタート。

鉄板イレブンだが、右のカリレーロのみデンベレを起用(前節アトレティコ戦の終盤に続く)。守備の破綻なく機能していた。前節(3日前)に上あご骨骨折のブスケツはフェイスガード着用で出場。

だがアラウホが前半にダメージを負ったことでハーフタイムでベンチに下がり、右セントラルにセルジ・ロベルトを送り出す驚きの交代。これは裏目に出る。
続く交代は0-2から2-2とされ、再び2-3とリードを手にした74分で守備を意識した交代。右セントラルにミンゲサを入れ、セルジ・ロベルトが中盤に上がった(ペドリOUT)。
さらに81分にはグリーズマンとデンベレを任務終了となりブライスウェイトとデストが登場。
だがそのデストが穴となって同点にされ、85分、セルジ・ロベルトに代えてリキ・プッチ投入。

Titular Final

2021年5月12日(水)、レバンテ戦翌日のバルセロナスポーツ紙。どちらも tirar(投げ捨てる)を用い、バルサの失敗を嘆いています。

MD「終止符」

  • 終止符
  • → キャラクターなきバルサがラ・リーガを投げ捨てる。首位が懸かっている時、前半を0-2で勝ちながら引き分け
  • → 受難の後半、タイトルを争うバルサの希望は粉々になる
  • アトレティコ対レアル・ソシエダ 22時
    リーダーにとってのもう一つの試験
    首位を維持したいのであれば、アトレティに失敗は許されない

SPORT「ラ・リーガを投げ捨てる!」

  • ラ・リーガを投げ捨てる!
  • → レバンテのスタジアムにおける残念な引き分けにより、バルサはタイトル獲得のわずかな選択肢を失う
  • バルサとメッシがすでに交渉!
    ラポルタとホルヘ・メッシが、良い感覚と共にクラックの契約交渉のための対話を始めた
  • ラ・リーガ/アトレティコ対レアル・ソシエダ
    ラ・レアル相手に失敗できないアトレティコ
  • グアルディオラのマンチェスター・シティがプレミア王者に

コメント

  1. ぼこ より:

    ⚐゙
    残念!!コパは勢いよりも安堵をもたらしてしまったかなぁ〜。見てる方もそうだったもんな…。
    しかし最高のレバンテを引き出したな〜、らしいといえばらしいですが!

  2. silver より:

     まさか土壇場でドローに持ち込まれるとは… と驚き落胆もしましたが、まぁある意味で今のバルサにリーガを獲る力は無いということでしょう

    アトレティコ戦はともかく、グラナダ、レバンテと勝たなければいけないゲームで勝てない。 残念ながらリーガ王者に相応しくはないと感じてしまいます。

    Busquetsに続いてAraujoとSergi Robertoも負傷し、2人はおそらくシーズンエンドでしょうかね、、
    ただ皮肉なことに、もうバルサがシーズンエンドを迎えた様なものなので、あまり影響はないのかもしれません。

     唯一、Dembeleのスピードが相手にとって脅威となることを再確認できたのが唯一の収穫です。

  3. トム より:

    デンベレを右WBにして、守備はアラウホで固める形。
    デンベレの適当守備はアラウホに何とかしてもらい、メッシのボレーとペドリの2回やらかし後の得点で2点のリードを奪えたので、安心してたのですがね…

    アラウホの怪我で、セルジロベルトを右CBに入れるという暴挙。
    レバンテは元々攻撃に人数を掛けてくる上に、2点ビハインドの状況です。
    攻撃より守備に力入れていい場面ですらあるのに、何で普通にミンゲサ入れなかったんですかね。
    もしかすると、あのミンゲサにキレたヘタフェ戦以降、クーマンは想像以上にミンゲサを嫌がってるのかも…と思いました。
    追いつかれた後に、デンベレが何とか期待に応えて突き放すも、1点差なのにあと10分の段階で守備固めに走ってしまい、直後に失点。
    崩しの無いバルサに、追いつく力はありませんでした。

    今日はいつもの逆で、スタメン良かったのに交代策が全ておかしく、勝ちを投げ出してしまいました。
    これでアラベス戦から4試合中3試合がクーマンの失策で、勝ち点を失っています。
    唯一メッシのおかげで勝てたバレンシア戦も、クーマンの采配は危なかった。
    来季クーマンはほぼ安泰だと思ってましたが、この試合でクーマンの将来は本当に怪しくなってきました。
    この土壇場で、監督自らの失策のせいで試合を落とし続ける姿を見せられると、国王杯を勝った事など吹っ飛びます。
    そもそも国王杯も奇跡の逆転連続で取りはしましたが、プロセスはとても褒められた物ではなかった。
    メジャータイトルを取るのであれば、やはりクーマンは力不足と言えます。

    前線からプレスをかけ、守備も前へ当たりにいって余裕を作らせず、攻撃に人数をかけるサッカーも、結局1シーズン使っても完成はしませんでした。
    もう1シーズンあっても…という感じですが、どうなる事やら。

  4. たいき より:

    攻撃陣の加入ばかり言われますが基本はやっぱりCBから。そこから固めなくては厳しいと思います。メッシだけでなくピケも30代…フルには使えないのでエリックの加入が早く決まってほしい。今のバルセロナは補強するポイントが有りすぎな気がして。

  5. ゆき より:

    目の痛い中(?)、更新ありがとうございます。
    リーガ、サヨナラですね…。
    クーマンの無策、奇策、失策にイライラする一年でした。モチベーションの低いところから始まったのにピチーチをとるメッシはすごいな…と思う反面、来季以降メッシの意識改革をできる人はいるのかな、と不安になります。

    エリガルの給料めちゃくちゃに下げようとしてるのにアグエロ呼ぶとか…なんだかなぁ……。どうなっちゃうんですかね

  6. あきら より:

    前半も危ない場面はいくつか見受けられました。
    ただ、2トップのレバンテに対してCB3人でなんとか対応して効率よく2点先取した印象があります。

    後半アラウホのアクシデントでセルジ・ロベルトが投入されましたが、この時点で4-5-1に変更されたと思います。
    後半10分過ぎぐらいから、アグレッシブにボールを奪うレバンテに対し、サイドバックだと守備に難があるアルバ、セルジ・ロベルトの部分をつかれたと思います。
    もちろん、パスの出しどころがないという中盤や前線の動きの無さもあったとは思います。
    シーズン残り2試合と来季に向けてどう舵取りをしていくかがクーマンの鍵になるかと思います。
    個人的にはアルバ、セルジ・ロベルト、デスト、フィリポを使う場合は後ろ3枚のが良いという印象です。