Liga Española | jornada 16
メッシがまたも大活躍(ハットトリック+2アシスト)。
急造3バックながらも無失点に抑え、首位キープに成功。
いわゆるバルサらしいフットボールはなかったが、レオ・メッシの破壊力・決定力によってレバンテの目論見を粉砕した。ハットトリック&2アシストと、試合は我らのD10Sの独壇場。守りにおいては急造3バックの試練をチーム全体で乗り切り、リーガでは3試合連続無失点で勝てたのは大きい。
試合の流れ
●セメド欠場で3バックに:試合に大きな影響を及ぼしたのは、ネルソン・セメドの欠場だった。セルジ・ロベルトも欠場中につき右ラテラルがいなくなり、バルベルデは3バック(ピケ、ラングレ、ベルマーレン)に賭けることを選んだ。前半はこの急造システムに四苦八苦したバルサだ。
●サイド攻撃に苦しむ:野心的に前に出てきたレバンテ。ラテラルを置かないバルセロナは、レバンテのサイド攻撃に手を焼いた。守備時は深い位置まで下がって守ることを求められたデンベレは、特に慣れない仕事に苦労。中盤に配置されたジョルディ・アルバも、勝手が違い難しい様子だった。33分にはボアテングのシュートがクロスバーを叩き、バルセロニスタ冷や汗。
●メッシ現る:その大ピンチから2分後、レバンテに突如一撃を食らわせたのがレオ・メッシだ。十八番のドリブルでDF4人を引き付けると、マークの外れたスアレスへとピンポイントのパス。スアレスがこれに直接合わせ(巨匠の技)、バルサがまんまと先制に成功する。数少ないチャンスをものにしてしまう決定力、クラックと呼ばれる理由。
●さらに1点決めて前半終了:ひとつ決まると、次もすぐ。2点目はブスケツの視野と技術がすばらしかった。ピッチ中央でロチーナからボールを奪取したブスケツは、ライン裏を狙っていたメッシへと完璧なパスを供給。DFとのスピード勝負に勝ったD10Sが元バルサ・オイエルの股を抜く右足シュートで呆気なく0-2としてみせた。
●後半いきなり勝負あり:2点を追う立場になった後も、レバンテは勇敢なフットボールで一矢報いようと前に出てきた。そこを突いたのがジョルディ・アルバのカウンターだ。久しぶりに見られた、アルバのセンタリングをスアレスがスルーし、メッシが仕留める形。0-3となり、勝敗の行方は決まった。
●広がる点差、マニータ完成:どれだけ点差が開こうとも、決められるゴールは全て決めようと狙うのがバルサだ。60分には左サイドのスアレスの華麗な崩しからメッシがハットトリックを達成。試合終了間際にはオーバーラップしたジェラール・ピケがマニータを完成させている。
トピックス
●セメド欠場、3-5-2:試合開始前にネルソン・セメドが膝の痛みで急きょ欠場。バルベルデは3バックとすることを決断し、チームはよく期待に応えた。
試合後のテル・ステーゲン曰く「僕らは必要や状況に応じて適応できるチームさ。最終的に3-5-2が最良の解決策だったし、僕らにはシステム変更を容易にするインテリジェントな選手たちがいるから」
●43回目のハットトリック:レオ・メッシがバルサでは43回目(リーガでは31回目)となるハットトリックを達成、レバンテのゲームプランを破壊した。さらにはスアレスの先制弾とピケのマニータ弾もアシスト。疑いなく世界最高選手。
リーガでの13得点と9アシストはいずれもランキングトップ。
●時速32km:メッシの3得点のなかで圧巻だったのは43分の0-2弾。ピッチ中央でボールを奪取したセルヒオ・ブスケツの縦パスを受け、DFをぶち抜いてペナルティエリアに向けて激走したメッシのスプリントは時速32kmだったらしい(ラ・リーガTVによる)。
●メッシ、リーガ最多勝利:レバンテ戦勝利により、レオ・メッシのリーガ勝利数が323となり、チャビ・エルナンデスのクラブ記録(322)を抜いた。チャビよりも73試合少ない到達。
●右ヒザから出血しても…:レオ・メッシは試合中の接触で右ヒザに裂傷を負い、しばし出血ぶりを気にしていた。大事を取って交代するかとも思えたが、結局フル出場。強い。
●3試合連続無失点:ビジャレアル戦(2-0)、エスパニョール戦(0-4)に続く無失点勝利。リーガでの3試合連続無失点は今季初となる。危ない場面もあるにはあったが、テル・ステーゲンがしっかりと封をした。徐々に安定しつつある守備。
●デンベレの献身:セメド欠場の穴を埋めるべく、採用された3バック。デンベレはその一列前で、攻撃に守備にと右カリレーロとして奮闘した。あのデンベレがチームのバランスを取るべく頑張るなんて。 兄貴分アルトゥロ・ビダルが横にいたことで、ウスマンは心強かったろう。
76分にはドリブル攻撃を仕掛け、タックルしたカバコが一発レッドで退場になっている。
●レバンテはお得意様:レバンテに打撃を与えたスアレスの先制点とメッシの0-2弾。ルイシートはレバンテ戦では毎回得点していて、5試合で5ゴールを決めている。ちなみにメッシは、レバンテ戦17試合で17ゴールの異次元。
●マニータ男ピケ:88分に0-5とする得点を決め、ケーキにイチゴを乗せたのはジェラール・ピケ。自陣ペナルティエリアで観客席からブーイングを受けると、お返しとばかりに攻め上がり、華麗な個人技を交えてゴールも入れてしまった。マニータでよくゴールをする男だ。
●ビジャ観戦:シウタ・デ・バレンシアの観客席に、ダビド・ビジャの姿あり。現在は冬のバケーション中で、思い出の場所バレンシアに滞在中とのこと。
Levante | FC Barcelona |
0 | 5 |
16 de Diciembre – Domingo 20:45 h Ciutat de Valéncia:23,736 |
|
Goles | |
Suárez (35) | |
Messi (43) | |
Messi (47) | |
Messi (60) | |
Piqué (88) | |
Titular | |
Oier | 【8】Ter Stegen |
Jason | 【8】Piqué |
Cabaco | 【7】Lenglet |
Postigo | 【6】Vermaelen |
Rober Pier | 【6】Rakitic |
Toño | 【7】Busquets |
Campaña | 【7】Arturo Vidal |
Rochina | 【6】Dembélé |
Bardhi | 【6】Jordi Alba |
Morales | 【9】Messi (c) |
Boateng | 【8】Suárez |
Cambios | |
Booateng→ Mayoral (61) | Vermaelen→【6】Arthur (51) |
Postigo→ Prcic (61) | Arturo Vidal→【5】Coutinho (77) |
Rochina→ Coke (61) | Dembélé→【5】Denis (80) |
Entrenadores | |
Paco López | 【7】Ernesto Valverde |
Arbitro | |
González González (castellano-leonés) | |
Tarjetas | |
Rober Pier (23) | Dembélé (17) |
Jason (59) | Rakitic (36) |
Cabaco (76TR) | Jordi Alba (44) |
名前の次の数字は評価点:平均点【5】 |
Estadisticas | ||||||
1a | 2a | Total | Total | 2a | 1a | |
0 | 0 | 0 |
Goles |
5 | 3 | 2 |
6 | 12 | 18(6) |
Tiros a puerta |
16 | 9 | 7 |
2 | 4 | 6 |
Ocasiones de Gol |
8 | 6 | 2 |
6 | 9 | 15 |
Corners |
3 | 1 | 2 |
2 |
Fueras de juegos |
3 | 2 | 1 | ||
378 |
pases |
528 | ||||
45% | 47% | Posesion del Balon | 53% | 55% | ||
7 | 5 | 12 |
Faltas |
9 | 1 | 8 |
1 | 1 | 2 |
Tarjetas Amarillas |
3 | 0 | 3 |
0 | 1 | 1 |
Tarjetas Rojas |
0 | 0 | 0 |
Formación | |
セメド、ラフィーニャ、マルコム、サンペール、セルジ・ロベルト、ウンティティが負傷欠場。 直線でセメドのヒザに痛みが発生したことで、急きょピケ、ラングレ、ベルマーレンの3バックで臨んだ。守備時はデンベレ(右)とジョルディ・アルバ(左)が下がって5バックに。 交代の1人目はベルマーレンに替えてアルトゥールで、ラキティッチが右セントラルに。 |
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Titular | Final |
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