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衝撃!バルサがメッシ退団を公式発表・・・!!

契約書へのサインは時間の問題と言われていたが、まさかの急展開
クラブの経済状況とラ・リーガの規則が障壁となり、再契約を断念したという

2021年8月5日(木)、FCバルセロナから衝撃の発表がなされました。「バルセロナとレオ・メッシ間では合意に達し、双方には今日新契約にサインをする明快な意志がありました。しかしながら経済的ならびに構造的(ラ・リーガ規約)な障害によって、具体化することはできないでしょう」。まさかのメッシ退団発表です。数時間後には新契約確実、と全方面で言われていたのに何が起こったか。ナゾだらけです。

“経済的ならびに構造的な障害により”

レオ・メッシがFCバルセロナとの契約書にサインできない!まさかの報せがクラブから発せられたのは、8月5日の19時30分頃(スペイン時間)でした。公式サイトではこんなふうに記されています(直訳っぽく書きました)。

FCバルセロナレオ・メッシ間では合意に達し、双方には今日、新たな契約書にサインをする明白な意志がありましたが、経済的ならびに構造的(ラ・リーガ・エスパニョーラの規則)な障害により、正式なものとすることはできないでしょう」

「この状況を前に、リオネル・メッシはFCバルセロナとの結び付きを継続しないでしょう。双方は、選手とクラブの願いが最終的に果たせないことを深く残念に思っています」

「クラブの価値を高めてくれた選手の貢献に対しバルサは心から感謝し、彼の私生活ならびにプロフェッショナルキャリアにおける最良を願っております」

ざっくりまとめると、バルサとメッシ側は5日にも新契約書にサインをするつもりだったけれども、ラ・リーガのせいでそれも叶わないだろう、メッシに幸運あれ、ということです。悲しすぎる。

でもスペイン語版の原文を見ていると、やけに未来形が用いられているんですよね。。この手の発表記事に未来形はあまり見かけないので、気になった次第です。溺れる者は、わらをも掴む。ええ、希望を見つけるのに必死ですよ。
記事タイトルも未来形ですし、文中には「できないでしょう」「継続しないでしょう」と未来形。問題は進行形で、このままいけば無理だけれど・・・とのニュアンスはないでしょうか。英語版では shall が用いられてます。

ラ・リーガと投資ファンドの合意

公式発表では、クラブの経済状況とラ・リーガの規則がメッシとの再契約を妨げる要因になっているとも示されています。

ラ・リーガを巡っては一日前に投資ファンドCVCとの大型契約が報じられたばかりで、前日のSPORT紙には、「テバスがメッシの契約更新を手助けする」との編集長コラムが掲載されていたんですよね。ラ・リーガとCVCの契約によってバルサが2億7,000万ユーロを受取り、スカッドのサラリー上限が増加、メッシの再登録が可能になると。ラポルタは安堵の一息入れられるだろうと。

本当に2億ユーロを超える臨時収入があるのなら、バルサはメッシと再契約できるはずです。なのに契約は不可能で、その理由は経済状況が障壁となり続けるからというのは、どういうことなのでしょうか。
ひとつ、分配金はもっともっと少なくメッシとの再契約には足りない。ひとつ、分配金はファイナンシャル・フェアプレー(FFP)の解決に使えない。ひとつ、分配金の支払いがもっと先で間に合わない。エトセトラ。

もう一つの公式声明

メッシとの再契約は不可能です、と告げる公式発表から約3時間後、FCバルセロナはひとつの公式声明を発しています。それはラ・リーガとCVCの戦略的合意に反対する声明文です。

内容は、リーガ主催者と投資ファンドの合意内容はTV放映権を持つクラブからすれば不十分であり、年数に見合った額ではない、今後50年間に渡って全クラブの放映権に悪影響を及ぼすだろう。自分たちは不適切と考えるので、FCBとしては反対するというもの。半世紀もの契約を自分たちの意見も聞かずに勝手に結ばれては困るし、将来的にバルサを苦しめるので止めてほしいバルサなのです。

ふたつの公式発表、きっと関連ありますよね。

チームメイトたちは沈黙を守る

あとはですね、レオ・メッシがバルサを去るとの衝撃発表がなされているのに、バルサの(元?)チームメイトたちから一切リアクションがないのも気になります。キケ・セティエンの退団が発表された時ですら、2-3選手がSNSに投稿していたような?
バルサ関係者では、カルラス・プジョルパトリック・クルィベルがSNSに投稿したくらいで、選手は全員が無言を守っているんですよね。

さすがにこれは不自然なので、なにかあるのは間違いないでしょう。クラブから止められている。メッシ本人からの希望で自粛している。それが何故かは分からないけれど、バルサ選手たちが偉大なカピタンの退団の報せになんのメッセージも出していないのは事実です(退団発表から13時間後、日本時間6日16時現在)。

メッシ自身からもコメントはないですが、彼の場合は状況の消化に時間がかかるのは仕方ないと思えます。

突然の180度転換

発表に至る経緯も、唐突ですよね。
ここ数日はレオ・メッシのバルサ残留は確実と報じられていて、昨日はラ・リーガとCVCの合意によってさらに確実さを増したと言われていました。契約書は完成。父で代理人のホルヘ氏もアルゼンチンからバルセロナに向かっているらしい。あとは最後の話し合いを行って契約延長発表、日曜日のガンペル杯にメッシは間に合うぞ~。祝!
なのにフタを開けてみれば、クラブ側から一方的に、ラ・リーガのせいでヤッパリ無理っす、とメッシ側に告げられ、今までありがとうございました幸運を祈ります、と。。。

バルサが諦めるのはまだ早い気もします。しかしメッシはこれまでバルサ残留しか考えておらず、他クラブとの交渉が手付かずですから、時間的余裕を持たせるためには早いほうがよい。
とはいえメッシのことを思うなら、ホルヘ氏には前もって話をしておきつつ、会長から重大発表がありますと記者会見を招集し、そこで「実は・・・」とやるのが良くはないでしょうか。9行ほどの素っ気ないサイト発表じゃなくて。
いやそもそも残留に迷うメッシを口説いて、給与の大幅カットを受け入れての残留を決意させたのに、これはないんじゃないか。ラポルタがひとりで突っ走っていたのか。

なんか、ところどころで違和感がありますよね。

ラ・リーガ(ハビエル・テバス会長)に規則に融通をとの圧力を掛けるのがメッシ退団発表の目的だとするなら、それは失敗に終わるでしょう。煮え切らない選手たちを給与削減に駆り立てたいのであれば、上手くいくかもしれない。でも実は特になにも企んでおらず、普通に白旗を揚げたのかもしれない。

まあここでグダグダ推察していても分からないことだらけなので、本日金曜日11時(日本時間18時。もう1時間を切っている!)から行われる予定のジョアン・ラポルタ記者会見を見てみましょう。知りたいのは真実です。

 

コメント

  1. silver より:

     もう何だか訳がわかりませんね…

    選手の放出も進まず、金が無いから再契約ができません!
    理由としてはもっともでしょうが、であれば今までのMessiとの交渉は何だったのでしょうかね??
    おっしゃる通り、他の選手が一切黙り込んでいるのも不自然です。

    リーガ側が譲歩しないのは目に見えていた訳で単にバルサの考えが浅かったのであればお粗末な話ですが、、、

    急展開過ぎて、もはや悲しくも何ともなくなってしまっています。
    とりあえずラポルタは会見で何を語るのでしょうか??

  2. タイ より:

    いくらなんでも発表が急で雑すぎる。
    サラリーキャップ超過の問題については今にわかったことではなく、大分前から指摘されてましたよね。
    ラポルタは公の場に出る度にメッシとの再契約は順調に進んでいるかのような発言をしていましたが…
    ただただ残念です。

  3. lamasia1979 より:

    ラポルタの会見で可能性はないと分かりました。同僚選手のコメントが発せられないのは、あまりに急転直下でショックが大きいからでしょう。
    このような結末がくるとおもってませんでした。
    バルトメウが憎いし、テバスやグリーズマンとかに恨み節も言いたいですが、何よりはコロナウイルスなんですよね。
    悲しいです。
    眠れないな…

  4. トム より:

    ちょっと頭真っ白になって、何やっても上の空になりました。
    でも落ち着いて考えてみると、やはり不自然な事が多いです。

    結局は、昨年の収益を元にサラリーキャップを決める方針だと、コロナ禍前の給料をコロナ禍中の収益で計算するという事になり、コロナ禍の異常な経済状況である事を無視してルールを適用してる事が問題です。
    それはつまり、テバスが今回は仕方ないと言ってくれないのが原因。

    この発表から会見の目的は、リーガがメッシを失うという状況にあたって、バルサはすべき事を全部やったが、テバスの抵抗で潰えた、とアピールする事にあるのだと思います。
    メッシがリーガにいなければ、バルサだけでなく、リーガ自体がダメージを受けるのは確実です。
    スポンサーにしても、メッシがいるといないとでは注目度がまるで違う。
    ファンにしてもライバルチームにしても、程度の違いこそあれ、メッシがいなくなれば…という恐れはあるでしょう。
    そういう人達の矛先を全てテバスに向け、テバスにFFP条件を緩めさせたい。
    そういうラポルタの作戦であると。

    シティがグリーリッシュの大型契約を纏め上げた直後である事も、関係するかもしれません。
    メッシを自由に取れる経済力のあるチームはそれほどありません。
    シティとPSGが最有力ですが、PSGは手を引く宣言した後です。
    あえてこのタイミングを狙った可能性も?

    希望的観測でしかありませんが、もうそう考えるしかない。
    メッシをバルサに残す為に、ラポルタが思い切った事をしていると思って、心の平穏を保ちます。

    メッシと契約が結べますように…。

  5. 3S3 より:

    メッシファンですので、こんな言葉だめだと分かっていますが、放出候補達が残って1番残るべき、そして卒業するにももっとやり方を考えるべきレジェンドが去るなんて納得いきません。ここ15年くらいメッシありきのチームに慣れてるからでしょうか?
    今はちょっとショックで辛いですね。

  6. アメドリ より:

    他の選手がインスタもあげないし、なんかまだ調整してたりするのかなと思って1日待ってましたが、続々とインスタとか上がってますね。

    昨日デビュー戦のころの動画とかも見てましたが、正直、ほんと泣けてきます。
    ずっとリアルで見てきたからな。。。こんな事ないよな。

    たまたまメッシが契約更改のタイミングだっただけで、メッシだけがFFPの制約を受けなきゃいけないことに納得いかないし、シーズン始まっても給料相応の働き見せない選手を見る気にまだなれません。

  7. マキャベリ より:

    つい二日前までは契約延長で間違いない雰囲気だったのに、ラポルタの言葉が全く信用できなくなりました。
    本当にメッシを残す為に全精力を注いでいたのか?
    会長という立場上、(メッシ個人より)クラブが大事でクラブにとって最良の決断だったというのは理解はできます。だが、メッシはバルサにとってあまりに大きな存在だっただけに悔やまれます。
    結局、不良債権選手をほとんど移籍させられなかったことがラポルタに問われる責任でしょう。メッシ契約を公約に掲げていただけにその責任は重いです。