ラ・リーガ3連戦の3つめ、地元でのレバンテ戦でいよいよ復帰か
長期の離脱後だけに無理をさせることなく、徐々に戻していきたいところ
クレの希望アンス・ファティの復帰予定日が決まった、そうです。来週に控えるラ・リーガ3連戦の最後、9月27日のレバンテ戦@カンプノウがその日になる見込みという。一方で彼との契約更新交渉も順調とのことで、戦列に復帰+契約更新のダブルコンボによって暗くなりがちなバルセロニズモに光を届けてくれるかもしれません。
最後の仕上げ
アンス・ファティがメンバーの1人としてグループ練習に参加してしばらくが経過しました。上の公式動画を見るとすでにシュートを打っていて、そもそもサムネイル画像に使うくらいですから、復帰への準備は着々と進んでいるのでしょう。待ち遠しいです、メンフィスとの共演。
こちらはその前日の動画。もう通常通りにミニゲームに参加しているみたいですね。無理させないよう、少しずつ、少しずつ。
関係ないけど sweating test って何を調べてるの?とGoogle先生に訊ねてみたら、発汗量とか塩化物濃度を測定しているらしい・・・?いろいろ判るんでしょう。科学的トレーニング大いに結構。あとは測ったことが実戦で活かせますように。
9月26日 レバンテ戦
そんなアンスの復帰目標ですが、明日のグラナダ戦はまだ早い、木曜日のカディス遠征もまたちょっと早いということで、その次の地元でのレバンテ戦(26日)になるんじゃないかと テレビ局Esports3 が報じています。
16時キックオフなので、ファミリーでも観戦し易い。ここで幾らかリズムを掴んでおけば、負けると危ないことになるチャンピオンズ・ベンフィカ戦(29日)に起用する率も上がるでしょう。その次にはワンダでのアトレティコ戦も控えています。
ちなみに・・・ グラナダ、カディス、レバンテとの3連戦は一見すると勝ち点9を計算できそうですが、昨季は彼らとの6試合は2勝2分2敗だったそうで全然余裕じゃない。
この3試合の出来がクマさんの将来に影響するとも言われていますし、結果・内容次第では一波乱あるかもしれないスリリングな1週間です。
その辺りを考えると、あるいは切迫した状況でアンス復帰となるやもしれぬ・・・楽な展開で使えればいいんですけれど。
契約更新について
9月19日のSPORT紙は、「アンスの秘密条項」という記事をトップに持ってきています。なんでも彼の契約書にはバルサが一方的に2年間の期間延長できる条項が入っていて、クラブは去年55,500ユーロを支払うことでそれを有効化した、というものです。
基本情報として、FCバルセロナは2019年12月4日、アンス・ファティとの契約を2022年6月30日まで更新した旨を発表しています。その際、2年間の延長オプションがあることは明らかにされていたのですが、詳細は不明だった。
それを今回SPORTが明らかにしたわけです。内容はこうです。
■バルセロナには一方的に契約期間を2024年6月30日まで延長できる。ただしその決定を2022年6月15日までに選手側に通知しなければならない
■この条項を認可するために、バルセロナは2020年10月31日までに55,500ユーロを選手側に支払わなければならない。それは権利行使をするか否かには関わらない。
もちろんバルサはこの55,500ユーロを支払うことで権利行使の可能性を残したのですが、デビューが8月25日でしたから決断は早かった。まあ5万ユーロですし、すでにブームが起こるほどの活躍を見せていたアンスなので即決だったことでしょう。
これはバルサが時間的な猶予を手にしたことを意味します。しかしクラブとして目指すのは一方的なものではなく、双方が納得しての円満な契約期間延長、それも2024年と言わずもっと先まで、です。
FCバルセロナの背番号10を継承したアンスが、ムバッペやハーランに並ぶクラックとなることはスーペル代理人ジョルジュ・メンデスにとっても大きな利益となる。合意は近々発表されることでしょう。もしも監督人事を巡って暗い話題が増えたりした時なら、貴重な灯火にもなります(小声)。
コメント
Ansuの復帰は単純に嬉しいですが、
無理はしないで欲しいですね、、、復帰したと思ったらまたすぐに離脱なんてなったら悲しさも倍増です。
クラブも無理させたくないための3連戦最終の復帰とは思いますが、しっかり試合勘を取り戻すところから徐々にギアを上げて欲しいですね!
アンスファティですがバルサのカンテラだからこそ出てくる希少な逸材ですが少し復帰を長引かせ過ぎかなと思います。現時点でムバッペやハーランドに並ぶ期待度は若手はアンスファティとムココぐらいですかね。なんかムンドの記事でダニオルモとハーランドとポグバを目標なんてありましたが、全員止めてムココ一択でお願いしたいです。アンスファティとムココ素晴らしいコンビじゃないですか。
ファティも気になりますが、二つの動画の練習内容が興味深かったですね。
17日の練習はハイプレスをロングボールでかわす事を意識したような、多人数でのプレス合戦でした。
18日の練習は、シンプルなミドルシュートと、サイドチェンジから工夫したりしながらクロスを上げる練習です。
これはクーマンが今、何を問題にしていてどういうやり方をしたがっているかを現すような練習だな、という印象を持ちました。
今後はやはりルークとデパイを中心にしたロングボールでのハイプレス回避や、クロス重視方式にしていくのではないかと。
メッシがいなくなった事で、中央でのパス回しや崩しによって得点機を得る機会が減っていくのは目に見えています。
それに対する回答が、この動画公開した練習にもありそう。
今後のバルサの攻撃では、サイドの崩しからのクロスやミドルシュートが増えるのではないでしょうか。
そのサイド攻撃を最も有効に使えるという事で、もう開き直ったように3-5-2を使うのかもしれません。
クーマンは前からこの方がスタッツが良いと3バックを使いたがってるようでしたし、前線の選手が足りないというクーマンの話も3バックに繋がるかも。
またラポルタの思惑に真っ向から反対する為に、クビがかかった試合でクーマンが3バックで結果を出す、なんて戦いもあるのかもしれません。
バイエルン戦での守備的戦術を正当化する為にも。
ブライスワイトがケガした今はファティの復帰とデミルの躍進も期待されますが、こうなると3バック戦術がメインで、デミルとファティはそれが上手く行かなかった時の4-3-3で使うような、オプション扱いになりそうです。
まあただの練習動画ですから、半分妄想ですね。
明日のグラナダ戦で、クーマンがどういう戦い方をするのか。楽しみです。