頑張ったが、それだけ・・・決定力に差。
攻めはすれども、ソリッドなマドリーを崩せない。
クン・アグエロの意地の1点が精一杯。
アンスの勢いを借りてどうにかしたかったエル・クラシコだが、現実はそう甘くはなかった。マドリーが圧倒的にバルセロナを上回っていたわけではない。彼らはむしろ平凡な出来だろう。しかし白チームには確実に仕事を仕上げる力があり、若い青えんじ組にはそれがなかった。97分のアグエロ弾が表すように、最後まで屈することなく立ち向かったバルサだったが、相手ブロックを崩すだけのアイディアも武器も足らず。良い時間帯は少なく、対応されてしまうともうどうしようもなかった。悲しいクラシコ4連敗。
試合 覚え書き (雑)
●ゲーム序盤はバルサがマドリーに圧をかけ、多くのプレーはマドリー陣内で行われた。マドリーの狙いはボール奪取からのビニシウスの速さ・突破力を活かした攻撃で、右ラテラルのミンゲサは対応に苦労。得点は許さなかったもののマークは剥がされがちで、安心には遠い状況だった。マドリーの先制点はこのサイドから生まれる。
●先制への最初の好機を手にしたのはバルサだった。メンフィスが推進した逆襲から、デストがクルトワと1対1でシュートを放つのだが、、高く打ち上げてしまい頭を抱えるデスト本人と世界中のクレ。火力の乏しいバルサに絶好機を逃しているような余裕はなく、対照的にワンチャンスを確実に仕留めるマドリーにその後の試合を上手く進められてしまう。決めたのはアラバだ。メンフィスからボールを奪うと一度仲間に預け、そのまま前線まで駆け上がって最後はゴラッソで仕上げ。セントラルの上がりに誰も対応できなかった。
●クーマンはビニシウス対応に苦しむミンゲサをハーフタイムで交代させ(コウチーニョ登場)、デストの位置を下げることで対処した。並びはクーマンが好きな4-2-3-1に変更され、10分弱ではあるがバルサが押し込む時間の到来。惜しかったのはメンフィスのクロスに合わせたアンスのシュート(GK正面)だが、バルサはこの間に得点を奪えないとキツく、試合はすぐマドリーペースに戻ってしまう。
●状況打破のためにクーマンはまずアグエロ、続いてルークを投入する。しかしデランテロを入れれば好機が訪れるのであれば苦労しないのはいつもの話。攻め手と言えば結局ジョルディ・アルバのクロス頼みで、マドリー守備陣を慌てさせるような崩しは見られなかった。97分にクン・アグエロによる技ありシュートが決まるも、その4分前にルカス・バスケスにとどめを刺されていたので勝点的には意味はなく。またもクラシコに敗れ、クレの信頼を損なうクーマンでありましたとさ。
●ぼちぼちの出来のマドリーにも敵わないバルサの悲しき現状。アンスが先発復帰したバレンシア戦に勝ち、これからは上昇気流に乗るかとの希望も沸いたが、この敗北で消火されて再び元気をなくしそうだ。物事はそう簡単には運ばない。
●
トピックス
●強豪に負け続け:大一番におけるクーマンチームの勝負弱さが際立っている。バルサ監督就任後、マドリー戦には3戦全敗でこれは1940年のPatrick O’Conell以来の惨事という。マドリーだけではなく、アトレティコ、0ユベントス、PSG、バイエルンといったビッグチーム相手にとにかく勝てない。泣ける。
●試合終了後のインタビューでクーマン曰く「前半は良かったし、試合をコントロールしていた。先制するビッグチャンスもあった。ディティールが大きく結果に影響をするものだ。1-0で始めるのと0-1とでは完全に違う」。
「チームには常により多くを求める必要があるが、私たちはマドリーよりも劣っていないと示した」「偉大なライバルに対して、回を重ねるごとに勝利に近づいている」
ただし「今日は悲しい日」であり「私たちは3ポイント以上を失った」
●期待されるレベルには遠かったフレンキー・デヨング。どうやら筋肉に違和感があったが出場を強行し、負傷してセルジ・ロベルトと交代したらしい。あかんパターン。
●クン・アグエロが初クラシコでバルサ初得点。新加入選手がカンプノウクラシコで得点するジンクスが再び実現した。アグエロは73分にアンスと交代で途中出場。終了目前に技ありのシュートを決め、バルサを完封負けの不名誉から救った。点取屋としての嗅覚は衰えておらず。
LaLiga | Jornada 10 | |
24 de Octubre 2021 – domingo 16:15 h Camp Nou :86,422 |
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FC Barcelona | Real Madrid CF |
1 | 2 |
Goles | |
Alaba (32) | |
Lucas Vazquez (93) | |
Agüero (97) | |
Titular | |
Ter Stegen【6】 | Courtois |
Mingueza【5】 |
Lucas Vázquez |
Piqué【5】 | Militao |
Eric【5】 | Alaba |
Jordi Alba【6】 | Mendy |
Busquets (c)【5】 | Casemiro |
Frenkie【4】 |
Modric |
Gavi【6】 |
Kroos |
Dest【5】 | |
Memphis【5】 | |
Ansu Fati【6】 |
Benzema |
Cambios | |
Coutinho【5】 |
Valverde |
Kun Aguero【6】 |
Asensio |
Sergi Roberto【4】 |
Carvajal |
Luuk【4】 |
|
Entrenadores | |
Ronald Koeman【】 | Carlo Ancelotti |
Arbitro | |
José Maria Sánchez Martínez (murciano) | |
Tarjetas | |
Piqué (58) | |
Mendy (80) | |
名前の次の数字はSPORT評価点:平均点【5】 |
Estadisticas | ||||||
1a | 2a | Total | Total | 2a | 1a | |
0 | 1 | 1 |
Goles |
2 | 1 | 1 |
6 | 6 | 12 (2) |
Tiros a puerta |
10 (5) | 7 | 3 |
2 | 3 | 5 |
Ocasiones de Gol |
4 | 3 | 1 |
4 | 3 | 7 |
Corners |
4 | 1 | 3 |
0 | 2 | 2 |
Fueras de juegos |
5 | 2 | 3 |
458 |
pases |
453 | ||||
50.1% | 53.0% | 51.6% | Posesion del Balon | 48.4% | 47.0% | 49.9% |
107 | perdidas de balon | 116 | ||||
48 | recuperaciones de balon | 48 | ||||
9 | 8 | 17 |
Faltas |
13 | 3 | 10 |
0 | 1 | 1 |
Tarjetas Amarillas |
1 | 1 | 0 |
0 | 0 | 0 |
Tarjetas Rojas |
0 | 0 | 0 |
Formación | |
アラウホ、デンベレ、ブライスウェイト、ぺドリが負傷中。 前節バレンシア戦とほぼ同じ先発イレブンだが、右ラテラルには対ビニシウスで速さのあるミンゲサが起用された。エリクも右に配置。デストは引き続きエストレーモとなっている。右インテリオールには期待のガビ。 最初の交代はハーフタイム明けで、ミンゲサに代えてのコウチーニョ。メディアプンタとなり選手配置は4-2-3-1に。 |
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Titular | Final |
2021年10月25日(月)、レアル・マドリー戦翌日のバルセロナスポーツ紙です。
MD「パンチ力なし」
- ■「パンチ力がない」
- → デストが先制の決定機を逃した後、バルサはアラバのゴラッソをひっくり返す術を知らず
- → 青えんじチームは決して屈しなかったものの、レアル・マドリーは93分にとどめを刺し、97分にクンがゴールを決めるも(勝点の)役には立たず
- アトレティコ・マドリー 2-2 レアル・ソシエダ
■ラ・レアルが耐え、首位をキープ
ルイス・スアレスの2得点で0-2から同点に
SPORT「無力」
- ■無力
- → 攻撃においてはパンチ力がなく、守備が脆いバルサにマドリーが4連勝
- → クーマン「今日は悲しむ日だ。私たちは3ポイント以上を失った」
コメント
バルセロナ本当に弱くなりましたね。強豪にはまず勝てない悲しくなります。メッシはやはりただ者ではない凄まじい選手だったんですね。ちょっと上手いだけであちこちに○○のメッシが出るぐらい凄まじい選手だったんですね。現実は誰も誰も存在しなかった。私はクーマンの気に入らない事は二つあります。一つはいくら金が無いにしてもリクエストする選手が皆首を傾げる選手ばかり二つめはデストみたいな本職じゃないポジションをさせて選手を停滞させてる所です。解雇したくても契約解除金が払えない現実。バルトメウの放漫経営が今のバルセロナを苦しめているこの現実。弱くなっていくバルセロナをクレはただ見ていくしかない現実。メッシは偉大で不世出の現実。悲しいですね。アンスファティがまた足を痛めたんですね。メディカルチームがなにかおかしいと黒い噂があります。気になります。
ルーク・デヨングを投入すると「負けたな」と思ってしまうのは自分だけでしょうか?
もはやクラシコは全世界が注目するビッグマッチではなくなった気がする。そして久しぶりのほぼ満員のカンプノウ、試合前のモザイクは素晴らしい光景だったが、マドリーや自チームの不甲斐ないプレーへのブーイングや指笛がやけに少なくなった印象があり、カンプノウの要塞感が感じられなかった。チーム、クーマンへの白いハンカチが全くみられなかったのはある意味、一種の風物詩が失われたと感じた。
肝心の選手達のプレーだが、アンスには唯一可能性を唯一感じたが、怪我明けで重責を押し付けるのは無理がある。デストの右エストレーモはもう少しスペースがないと厳しいか。デパイは、バルサというビッグクラブの中ではこれ以上厳しい。メッシのようなクラックがいてという状況ならまだしも、デパイが攻撃の中心では迫力不足の感が否めない。リヨンのようなクラブでは一定の成績は残した。マンUでは失敗に終わった。ビッグクラブのFWという選手ではない。そしてルーク・デヨング。セビージャでもレギュラーになれない選手を獲得した理由がわからない。身長はあるが、だからと言って空中戦が強いという訳ではないし、明らかにスピード不足、球際も弱い。そして中盤のフレンキー、ガビ、ブスケツ。代表では輝くのにクラブではイマイチ。ルイス・エンリケよクーマンに是非アドバイスを。そして右サイドのミンゲサ。明らかにヴィニシウスに手玉に取られていた。あのレベルの選手に対するには厳しいし、攻撃でも何も生み出せなかった。
最後にクーマンの采配だが、バルサが劣勢の時、選手交代や戦術、システム変更等で流れを変えたということがこれまであっただろうか。可能性を感じない。怪我で戦列を離れているのはデンベレくらいで、もう「選手が足りない」とは言わせない。
財政的に難しいのはわかるが、手を打つのは早い方がいい。
ヴィニシウスの対応にミンゲサはアンマッチでした。デストレベルのスピードでないと、ゼロからチャンスを生み出されてしまいますね。WOWOWの解説にもありましたが、先制点の起点はミンゲサ対ヴィニシウスのキーとなる攻防でしたが、負けてしまいました。(一連の流れは見応えはありましたね)
守備が不安ですが、ヴィニシウスとの対応を考えてデストを右SBとしたとすると右ウィングがいません…ファティアグエロメンフィスorメンフィスファティ(→アグエロ)コウチが選択肢でしょうか?
メッシがいたら全然強そうなのが悔しい。
後半半ばまで頑張ってはいましたが、交代で出てくる選手がバルサに関してはもはやクラシコに出場するに足るレベルに達しておらず、ここもマドリーとの大きな差に思われました。
若いカンテラ出身の選手はクラシコの厳しさを知って大きくなってくれるはずですから、今回は出場できなかったデミル、ニコ、バルデに次のクラシコは期待です。
マドリーの激しいプレスに圧倒されましたが、ガビは怪我さえなければ今年一年で大きく成長しそうです。
何かどっちもどっちって感じのクラシコでした。
バルサの攻撃はやはりデパイが中心。
左でアルバが上手く絡んでくれるので、復活が嬉しいです。
マドリは自ら引いて守り、カウンターでヴィニシウスとロドリゴを走らせる形にしたので、ペースはずっとバルサが握りました。
守られると崩せず点が取れないというバルサの弱点を突いて来たのだと思いますが、今はマドリの守備もそれほど良くない。
攻めても決められないバルサと、たまにカウンターできても中盤では潰されるマドリで、決定機はどちらにもありましたが、決定力の差が出た。
今季のバルサは本当に点が取れません。
正直、クラシコって感じの盛り上がりにはずっと欠けた試合でした。
まあ試合前からそうでしたが、観客は一杯入ってただけに残念です。
走り回って体ぶつけまくる戦っていたガビと、ラストのクンの一撃に希望を見出したいですね。
最近のメンフィスのプレーを見てて思うのは、やはりシーズン序盤と比べてミスが多くなり動きが悪くなってます。バルサとオランダ代表で毎試合フル出場なうえ、アグエロとアンスがフル出場ができないコンディションなため、疲労がかなり溜まっているのは確かです。フレンキーのように負傷する前にある程度は休ませた方がいいですね。アグエロとアンスは出場時間が管理されている影響でフル出場を余儀なくされているメンフィスに敗戦の責任を負わせるのはかわいそうですね。
あとはボールを奪うまでは良かったのですが、奪ってからのショートカウンターの流れが遅いですね。メンフィスとアンス二人ぐらいしかショートカウンターに関与してないですし、中盤やサイドバックが上がってこないためマークが全然分散しないです。マドリーの帰陣の速さやアラバ、バスケスらDFのゴールを見るとこの部分の差がかなり大きいです。