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ようこそ、“タタ”マルティーノ!

 

バルセロナに到着したアルゼンチン人新監督。

2013年7月25日の現地時間17時半頃、FCバルセロナの新監督ヘラルド・“タタ”・マルティーノがプラット空港へと到着しました。空港のメインロビーには数十人のファン(ニューウェルズのユニも25人ほど)と報道陣が待ち受けていたのですが、残念ながら彼は到着ゲート付近でアンドニ・スビサレッタに迎えられると、どこかの出口からカンプノウへ。予定より少し遅れた19時過ぎ、クラブオフィス玄関の巨大エスクード前で恒例の記念撮影を行っています。空港でタタを逃したニューウェルズファンも直ちにこちらへ移動し、英雄へと声援を送ったのでした。

 

首脳陣との夕食会

12時間以上の空の旅を終え、ブエノスアイレスからバルセロナへとやって来たヘラルド・マルティーノ。エスクード前での記念撮影を終えた新監督はその後、しばしの滞在先となるホテルにてひと休みしています。その時点ですでに、ロサリオの自宅を出発してからほぼ丸1日が経過しようとしていたわけで、彼の体力バッテリーもおそらくはかなり消耗していたでしょう。しかしタタはシャワーを浴びて着替えを済ませると、再びお出かけ。スビサレッタSDとのミニ会議を行うためです。

電話やビデオカンファレンスでは話したことのあるマルティーノとスビですが、直接会うのはこれが初めて。彼らは30分少々、今後の仕事について話し合っています。そして2人はその後、夕食へと向かいました。場所はカンプノウより少し北にあるテニスクラブ、Real Club de Tenis Barcelona。そこではサンドロ・ロセイ会長とジョゼップ・マリア・バルトメウ副会長、そして新監督とともにアルゼンチンよりやって来た3人の信頼置けるスタッフたち(トレーナーのエルビオ・パオロロッソ、チームアシスタントのホルヘ・パウタッソ、個人的アシスタントのマルセロ・フェルナンデス)が合流しています。

彼ら7人は夕食をとりながら、ティト・ビラノバの退任によって一時停止状態となっていた各オペレーションについて話し合いました。そのなかでも会長たちが特に優先していたのが、チームスタッフ陣の再編成だったとか。クラブはティトの病気療養時に懸命に働いてくれたジョルディ・ロウラやアウレリ・アルティミラ、そして無理を聞いてバルサ入りしてくれたルビへと非常に感謝をしており、マルティーノがチームを引き継いだ後の、彼らの去就をまず解決したかったのです(MUNDO DEPORTIVO紙の見出しによれば、ルビはタタのアシスタントとなる模様)。

 

セントラルはベルヒーニが浮上か

そしてもう1つの重要なテーマが、この数週間にわたってあ~だこ~だと言われ続けてきたセントラルの補強。ティトの夢だったチアゴ・シルバ獲得は事実上不可能となり、マルキーニョスも消え、ダビド・ルイスも非常に困難な状況で、数日前よりメディアに名前が登場しているのが新監督の古巣ニューウェルズ・オールドボーイズのアルゼンチン人、サンチャゴ・ベルヒーニ(24)です。

メディア情報によればベルヒーニは身長190cmの長身セントラルで、バルサが課題としている空中戦にも強く、かつパスカット時にのスピードも十分らしく、ボールの扱いにも長けていると。入団交渉時にバルサがセントラルを1人必要としていて、その求められる条件はこうだとスビたちから聞いた時、マルティーノの頭にはベルヒーニの顔が浮かんだことでしょう。好プレー集の動画を見る感じでは、期待できそうなセントラルです。

まあ補強はスビたちが汗を流してくれるということで、マルティーノが今まず第一に望んでいることは、自らが指揮していく選手たちとの対面を果たすことです。新監督は金曜日に2年間の契約書にサインをし、13時(現地)から入団会見を行った後、チームに合流するためオスロへと向かいます。土曜日に予定されているバレレンガとの親善試合はおそらく、ジョルディ・ロウラとルビがベンチに座る見込み。そして月曜からはいよいよコンフェデ杯出場組がトレーニングに加わり、タタによるチーム作りの開始となります。

 

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