メッシの起用法は試合の前に話して決める。
いよいよやってきました、アトレチコ・マドリーとの首位攻防戦。たしか数年前にも彼らとの首位決戦がありましたが、それはシーズン序盤のことでして、前半戦の最終戦でこういう舞台が整うのは新鮮であり気持ちが上がります。前日会見にてヘラルド・マルティーノ監督は、「まだ後半戦が丸ごと残っているので、決定的な試合とはならない。負けを挽回することは可能だ」としつつも、「チャンピオンズやコパといった、両チームの近い将来においては重要な意味を持つだろう。精神面で重要な戦いだ」とこの試合を位置付けています。
レオの出場時間を調整するには、途中出場も1つの手段
注目されるバルサの先発メンバーのなかで、一番の注目はやはりレオ・メッシです。この前日会見では、何度もレオの状態を訊ねられたというマルティーノ監督。彼は世界最高選手をベンチに置くのは簡単ではないとしながらも、最終決断はまだ下していないと述べています。
「メッシの状態は良好だよ。それはもう皆が知っていることだ。とはいえ、彼は長期にわたって戦列を離れていたわけで、この要求度の高い試合でフル出場できるコンディションにあるかどうかは検討することになるだろう」、「彼が2ヶ月間プレーから遠ざかっていて、30分プレーしただけなのを忘れてはいけない」
そしメッシが「試合に先発したなら、フル出場を望む選手。それ故に時間を調整するのが難しいんだ。時として、試合が始まってからピッチに出すことが、レオの時間を調整する一番の方法となる」と述べたミスター。彼はレオ本人とはまだ話し合ってはいないと言っています。「彼は私に先発出場を求めてはこず、自分が完璧なコンディションにあると伝えてくるだろう。簡単な決断ではないよ。私たちが話しているのは世界最高選手だからね」
どちらにせよ、メンバー決めは困難です。「バルサには、理想的なフォームでなくても先発に関しての議論を許さない選手たちが数多くいるからね。けれども今の私たちは、名前とフォームが一致した状態にある。それがよりメンバー選びを難しくしているよ」
タタさんは今回のマドリー遠征に、22選手を帯同させます。出場許可の下りている21選手と、イブラヒム・アフェライです。「現時点では彼はまだ出場許可を受けていないけれど、通常どおりにトレーニングをしている選手が遠征に参加するのが適切だと思ったんだ」。クエンカを思うと寂しくなるわけですが、イビがメンバーに加えられているのは嬉しいことです。
チームコンディションは5ヶ月前よりずっと向上
今回のライバルとなるアトレチコ・マドリーについては、マルティーノはこう語っています。「私はスーペルコパの時点で、彼らがとても強いと言っていた。私の中でアトレチコは、スペインのみならずヨーロッパでも最もコンパクトでシリアスなチームだよ。両チームの強さは拮抗していると思う。アトレチコはスーペルコパからの5ヶ月間、高いレベルを維持してきた。一方で私たちはその5ヶ月前とは違っている。個人的にもチームとしてもずっと良くなっているよ」
とっても怖いチームとなったシメオネアトレチコと対峙するにあたり、重要なのはこちらがベストなプレーをすると共に相手にコーナーキックやエリア近くでのファールを与えないことだと監督は言います。「スーペルコパの時よりもゴール前での効率性を上げなければならない。私たちの組み立てがずいぶんと良くなり、プレーの幅も増えたと思う。明日はそれをしっかりと示さなければならないね」
そして「今の私たちは良いレベルにあるけれど、もっと伸びていけると考えたい。これからの5ヶ月間で、私たちのプレー内容がさらに上がっていくと思っているよ」と語ったミスターでありました。ヨーロッパの頂点に立つには、アノ人のチームを倒さないといけませんしね。もっとステップアップするためにも、このアトレチコ戦には是非とも勝利で!バモス!
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