13年来のパートナーであるタタの素晴らしさを称えるトレーナー氏。
アリアンツ・アレナで行われたウリ・ヘーネス杯、バイエルン・ミュンヘン対FCバルセロナは、誰もが予想したとおりにドイツチームの勝利(2-0)で終わりました。公式戦モードに入る目前の欧州王者に暖機運転を始めたばかりのチームが敵うはずもないので、今回の結果はまったく重要ではなく。クレとしましては普段あまりお目にかかれないフィリアルの選手たちを45分間、ハイビジョン映像で見れたのが収穫というところです。あとは今日にもバルセロナへと上陸するヘラルド・タタ・マルティーノが、どうチームを上昇させていくか。彼のスタッフであるトレーナーのエルビオ・パオロロッソさんが23日深夜、ラジオ局COPEの番組 El Partido de las 12 に登場し、新ミスターについてあれこれと語っています。
二人三脚の関係
エルビオ・パオロロッソはパラグアイ代表やニューウェルズ・オールドボーイズで、ヘラルド・マルティーノ率いるテクニカルチームのフィジカルトレーナーを務めてきた人物です。つまりは誰よりもたくさん、監督としてのタタさんを知っているお人。彼は23日に行われたマルティーノのサヨナラ会見を見た感想を、こう述べています。「疲れている様子だったね。けれどもあれは、喜びによる疲労だよ。おそらくはこの星で最も偉大なクラブへといける機会なんて、そうあるもんじゃないから」
そしてマルティーノがバルサからオファーを受けた時のことについて、パオロロッソは説明しました。「エル・タタは私に、物事が本格的に動き出したなら連絡すると言っていたんだ。私は彼と2000年から一緒でね。彼が前進すれば、私も進む。彼が止まれば、私も止まる。そんな具合なんだ。そしてティトの一件を知った時、私は彼に、落ち着いて仕事をしろ、自分はあんたの好きにすればいいというメッセージを送った」
選手の誰もが満足する監督
では新監督のマルティーノはどんな人物なのか。トレーナー氏の言葉によれば、「手腕、誠実さ、そして献身ぶりには驚くほどだよ。もし彼を逃していたなら、ビッグクラブのバルサといえど、マルティーノと合意に至らなかったことを嘆いていたことだろう」、ということなので、その力量を楽しみにしたいと思います。
パオロロッソはまた、タタは性格もチームを上手く運営するのに向いているんだ、と明かします。「彼は会話を大事にし、正面から向かう人間だよ。彼がいたチームはどこも、控え選手までもが満足していたんだ。全員が上手くいくよう、彼はとても注意をしていたね」。おお・・・ いい話が多すぎて逆に怖いほど!^^ バルサでのポイントはやはり、ごろごろいる世界的スター選手たちをどう上手に扱っていけるかとなりましょう。
これが欧州初挑戦となるタタと彼のスタッフたち。しかしパオロロッソは新たなる環境への適応に、恐れは抱いてはいません。「マルティーノは24時間をフットボルのために生きている。システムや選手、その全てを知っているんだ。彼は完璧に適応していくだろう。それにパラグアイ代表はほとんど全員がヨーロッパにいた選手たちで、そのことも少し彼の仕事能力を増している」
バルセロナは3日おきに試合をこなす過密日程のチームですが、そのあたりの不安もないようです。「ニューウェルスでも4日ごとにプレーをしていたし、要求されるものはとても大きかったんだ。向かう場所の環境に、周りがあわせるのではなく、私たちが適応していく。サイクルを始めるのは良いことだけれど、適応をしていく必要はあるね」
そしてパオロロッソさんは最後に、バルサがマルティーノと契約をしたことが正解だったと信じる理由をこう語っています。「プレー方法やボールをケアするスタイルが同じということで、ジャーナリストの多くは、ニューウェルズは南米のバルセロナだと言っていたよ」。本家のバルサでタタのフットボルが花咲くや否や。もちろん大輪の花を咲かせることを、クレはみな願っております。バモス!
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