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カルタヘナ戦に向けたチーム状況

 

今週末は若者たちの時間。

12月3日(火)、タタ・マルティーノ率いるバルサトップチームはシウター・エスポルティーバでのトレーニングを再開しました。前日の練習が休みとなったため、これが新サン・マメスでの敗北(=公式戦2連敗)後の初セッション。一番のニュースはジョルディ・アルバが(ついに)グループ練習へと復帰したことと、中盤の重鎮チャビ・エルナンデス&アンドレス・イニエスタが筋肉系のトラブルによって別メニュー調整(ドンは欠席)となったことです。それによって両選手は金曜日のカルタヘナとのコパ初戦を欠場することは確実。週末はフレッシュなメンバーによるバルサが見られそうです。

 

チャビとイニエスタ、コパ初戦は欠場へ

FCバルセロナの発表によりますと、右太ももの平目筋に違和感のあるチャビ・エルナンデスは火曜日はジムでの調整とし、アンドレス・イニエスタは左太ももの違和感によってトレーニングを休んでいます。バルサの中心選手たちに次々と襲い掛かる、筋肉系のトラブル。それが医療部やトレーナーたちの仕事が上手くいっていないのか、過去5年間に蓄積された疲労のせいなのかは分かりませんが、黄金バルサを支えたクラックたちが今調子を崩しているのは紛れもない事実です。

チャビとイニエスタの怪我は大きなものではなく、数日もすれば痛みなく動けるようにはなるのでしょうが、カルタヘナ戦はもちろん、来週のセルティック戦も温存した方がいいような感じはします(特にチャビ)。そんな時のために、セルジ・ロベルトがいるのです。ここで信頼せずして、いつ使う。ロベルトは先発指名の瞬間をいまや遅しと待っていることでしょうし、映像からすればおそらく彼は、散髪も済ませて準備万端です。

チャビイニが欠場となった場合、インテリオールはセスクとセルジ・ロベルトで決まりでしょう。後半、あるいはトラブル発生時のバックアッパーはアレックス・ソングか。この際ですからブスケツとのドブレピボーテなど、オプションを試すのもアリです。ロベルトはポリバレントな選手につき、インテリオールはもちろん、偽9番もこなすことが出来ます。

 

復帰目前ジョルディ・アルバ

ジョルディ・アルバのグループ練習復帰もようやく実現しました。全治6週間と言われた10月10日の怪我から、この木曜日で8週間が経過してしまうアルバ。9月14日の最初の負傷時(全治2週間の診断)、彼がほとんど3ヶ月も戦列を離れようとは誰が予想したでしょうか。よくなんとかやり繰りしてこれたものです。

アルバはおそらく数日内にドクターからの出場許可を手にし、金曜日のカルタヘナ戦ではちょっとした慣らし出場の機会もあるだろうと見られています。そして来週水曜のセルティック戦では、先発起用が濃厚のようです。ここまで出ずっぱりのアドリアーノは、もうひと頑張り。

ダニ・アルベスがふくらはぎに違和感を抱えており、週末のアスレチック戦を急きょ休んだ現状ですから、カルタヘナ戦でのラテラルはモントーヤとアドリアーノが再度先発となる可能性が高いでしょう。

ただ、4日のSPORT紙が伝えるところによれば、モントーヤとテージョは月曜日(2日)のADIDASイベントでの発言(「チームにはキャラクターと激しさが欠けていた」、「先を読まれないプレーが必要」)が監督やチームがあまり良く思われていないらしく、“耳を引っ張られた”とかなんとか云々。前夜にエル・タタが「チームは良いプレーを見せていた」と語っていただけに、少なくとも公の場で逆のことを言っちゃあイカンでしょ、というところです。まあ、タタさんがそれで彼らをベンチの刑に処するとは思えないですけれど。

 

ヒザに悩むプジョル

一方、気がかりなのはカピタンプジョルのヒザの状態です。日曜のアスレチック戦は、右ヒザを打撲したとの理由によって欠場したプジーでしたが、3日付のAS紙が“プジョルは月曜日に病院へと足を運び、右ヒザ内部の髄液を抜いてもらった”と明かす記事を掲載。カピタンは昨日はグループ練習を問題なくこなしており、カルタヘナ戦の招集リストにも入ると見られていますが、ヒザがまだ悩みの種になっているとなれば心配です。

金曜日のカルタヘナ戦ではおそらく、セントラルはジェラール・ピケとマルク・バルトラのコンビになるでしょう。アヤックス、アスレチック戦とチームの連敗をベンチで見ていたバルトラはきっと、“オレがやってやるゼ!”と闘志を燃やしているに違いありません。

バルサBからはパトリックアダマ・トラオレがトレーニングに呼ばれ続けていて、2人が再び招集リスト入りするのは確実です。状況によっては出番もあるはず。ということで今週末は、若手がたくさんのチームで連敗のイヤなムードを払拭するであろうタタバルサ。テレビで放送見たいなぁ。

 

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