プレシーズン初戦に、いきなり大怪我。
ハンブルグのアイエムテック・アレナにて、ティトバルサの初試合が行われました。良い感触を得られればそれでOKというこの試合に、バルサはきっちりと1-2で勝利。ラ・ロハの面々やメッシが不在の中で、先日の会見で気合の入ったコメントを発していたダニ・アルベスがチームを牽引していたのも好ましいニュースです。ただ、とてつもなく悲しく残念なのは、マルク・ムニエサが右ヒザの靭帯を断裂してしまっただろうという知らせ。なんて厳しい運命サンでしょうか。
十字靭帯断裂か
選手がヒザの靭帯を断裂するというのは、どのタイミングであろうとも悲しすぎるニュースなのですが、それがプレシーズンとなると尚更。さらにそれが一発目の試合のピッチに立って5分後と聞けば、切なすぎるではないですか。しかも怪我をしたのがマルク・ムニエサという。溢れる才能を持ちながらも、プロ選手としての序盤は怪我に泣かされ続きのセントラルです。
ムニエサは火曜日のハンブルグ戦で、後半から途中出場となっています。前半に出場した選手はハーフタイムでほぼ出番終了となり(後半もピッチに出たのはピントとセルジ・ロベルトのみ)、ベイビーバルサでの45分開始、となった矢先でのアクシデントでした。ハンブルグの選手と競争でボールを追いかけている際に、少し奇妙な足のつき方をして転倒。即座に交代を求めたことから、ただ事ではないと判りました。
そして初期診断の結果、右ヒザの前十字靭帯断裂が濃厚とのこと。ムニエサは患部をギプスでがっちり固めて車椅子で帰国しており、水曜日の精密検査によって正確な負傷状況が判明することになります。
ムニエサは20歳と若い選手ですが、すでにヒザの靭帯断裂を経験しています。それは2009年のことで、左ヒザの前十字靭帯のみならず、内側靭帯と外側靭帯も断裂。全治10ヶ月の重傷となりました。今回も断裂ならば手術は必須で、全治6ヶ月は見ておかなければなりません。
さらにムニエサにとってはトップチームでのプレシーズンそのものが不運のジンクスとなっていて、昨シーズンのアメリカツアーにおいても左大腿二頭筋を損傷しています。
ビラノバのコメント
このムニエサを襲った悲運に対し、FCバルセロナ監督ティト・ビラノバは試合後の会見でこう語っています。「ひどいニュースだ。彼はとても調子が良かっただけに残念でならない。私たちは彼を元気付けていくよ。彼は若い選手。きっと前進してくれることと思う。彼は以前にも同じような怪我を経験しているし、その経験は彼の役に立つことだろう」
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