ミスターの信頼に、良いプレーでお返ししたいとキラキラ星。
監督がヘラルド・マルティーノへと代わったことが、キャリアの追い風となっているのがセルジ・ロベルトです。シーズン序盤はベンチを温めるばかりの日々が続いていましたが、年末からは出番が急増。“忍耐強く待っていれば機会は訪れる”と語っていたタタさんの言葉どおり、最近は12試合連続(途中出場含む)で出番をもらっており、充実の日々を送っていることでしょう。そんなセルジ・ロベルトが14日(火)の当番会見を担当。現在の個人状況について、次のように語っています。
「たくさんプレー機会をもらえてると感じてるよ。最初はローテーションや招集メンバーに入るのに苦労したけれどね。それには満足している。タタは僕にとって重要な人だよ。彼はいつも、僕を戦力とみなしている、僕に相応しい出場時間を与えられていないと言ってくれてたし、僕は決してあきらめたりはしなかった。そして今は12試合連続で起用してくれてる。チャンスをもらうためには努力を続けていかないとね。タタの信頼には、良いプレーでお返しをしたいんだ」
少しでもチャビのようになれれば
セルジ・ロベルトに対しては、複数のクラブが関心を持っていると言われてきました。「バルサを離れようと考えたことは一度だってなかった。僕がバルサに来て今年で8シーズン目。自分が正しい決断をしたと思うし、試合とトレーニングの両方でプレー時間を勝ち取るためには働き続けなければならないんだ」
このまま順調に成長し、チャビ・エルナンデスの後継者となることを望まれているロベルト。稀代のパス男との比較されるのですから、それは大変でしょう。「彼は世界最高の選手の1人で、僕はまだトップチームでプレーを始めたところだからね。彼のような選手は今も昔もほとんどいなかったわけで、彼のようになれれば誇らしいだろう。僕は彼やイニエスタ、セスク、ブスケツから勉強しているところ。少しでもチャビのような選手になれるなら嬉しいよ」
ラ・マシア出身のカンテラーノが、トップチームで居場所をつかむのは簡単ではありません。現テクニコのカンテラーノ扱いについては、ロベルトはこう語っています。「昨年と同じだよ。僕の場合は、去年はトップチーム契約ではなかったし、他のカンテラ選手たちも以前と同じようにチャンスをもらえてると思う。モントーヤとバルトラ?彼らは満足していると思う。契約更新のことよりも、いつものようにフットボルに集中してるよ。彼らがクラブに残ると僕は期待してる」
バロンデオロとワールドイレブンについて
一部で物議をかもしているバロンデオロの結果については、クリスティアノを祝福するセントロカンピスタです。「クリスティアノとファイナリストの3人を祝福したい。彼らはみんな、受賞するに相応しい選手だからね。票を集めたから、クリスティアノが受賞したんだ。もし僕が投票したなら、レオに入れただろう。僕にとっては文句なく彼が世界最高だからね。再び受賞者となるために、彼が戦っていくと僕は確信してるよ。将来的に誰が出てくるかは分からないけれど、現時点ではレオが7年連続でトップ3に入っているし、これからも入り続けていくさ」
バルサ系のメディアは、FIFA/FIFProのワールドイレブンにセルヒオ・ブスケツが選ばれなかった事に不満を示していますが、この件についてはロベルトは事を荒立てようとはしませんでした。「僕はセルヒオのファンだし、僕の中では彼が世界最高のピボーテだよ。でも中盤にはチャビとアンドレスが選ばれたわけで、全員が選ばれるのは無理だからね。ワールドイレブンに選ばれた4人のバルサ選手を祝福したい」
リーガで落とせる勝点は少ない
折り返しを迎えたリーガ戦線では、エラーの余地はかなり少ないとロベルトは言います。「(3チームの)状況はかなり拮抗してるよ。僕らが落とせる勝点はかなり少ないと思う。僕らは自分たちのことに集中する必要があるし、もし僕らがすべての試合に勝てれば、僕らはカンペオンになれる。各試合が決勝戦のようになるだろう」
カルデロンでのエンパテは「良い結果だった。アトレチコはカサでかなり強いし、このポイントはシーズン最後に重要となってくる」と見るバルサの24番はそして、アムステルダムとビルバオでの連敗が「注意を促したんだ。あれからチームはリアクションを起こし、あの状況を乗り越えた」のだと語っています。
また、メッシとネイマールをベンチに置いたアトレチコ戦の采配については、「あの試合にベストだと考える選手を彼は起用したわけで、マルティーノの決断を僕らは尊重する」とコメントしたセルジ・ロベルト。木曜日のヘタフェとのコパ1/16(イダは4-0で先勝)に向けては、「決着はついていない。リーガでの対戦では開始15分で2-0にされてるのを僕らは目撃してるんだ。もし次も早い時間帯で2-0にされたら、事はややこしくなるだろう。僕らは気を抜いてはいけない」と警句を発するセントロカンピスタであります。
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