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ビトール・バイアから、テル・ステーゲンへの助言

バルサはチャンピオンズで優勝できる、と元守護神。

1996年から1999年にかけてFCバルセロナに在籍したビトール・バイアが13日、La Xarxaの番組“Esports en Xarxa”に出演。来季はバルサの守護神としての後輩となりそうなテル・ステーゲンに関し、次のようにコメントしています。「テル・ステーゲンのプレーは数回しか見たことがないんだ。彼は若くてスピードのあるポルテーロだね。良い仕事をしてるよ。でも今の私には、より正しい分析をするための十分な情報がないし、よく知らない選手のことを語って彼を傷つけたり、過ちを犯したりはしたくない。彼が若くて才能があり、昨年はボルシアですばらしいシーズンを送ったことは知っているよ」

バイアはバルサでの初年度こそは正守護神としてプレーしましたが、その後は怪我などもあり苦戦。後に成功を収めたオポルトでのようには、カンプノウに適応することはできませんでした。そんな元ポルトガル代表ポルテーロから、ドイツの若者へのアドバイスはこちらです。「落ち着いてやってくること、周囲のプレッシャーをコントロールすること、自然なやり方でプレーすることだよ。落ち着いて自然にやっていければ、彼は高いレベルへと到達するだろう

ビクトル・バルデスを絶賛

元ポルテーロであるバイアは、ビクトル・バルデスについても語っています。「マンチェスター・シティ戦では彼もすばらしいプレーをしたね。非常に重要な瞬間に、彼はパラドンを決めた。彼は今シーズン、とてもハイレベルな良い仕事をしているよ。外野の人間としては、何故彼がバルサとの契約を延長したがらないのか理解できないんだ。私としては、理解に苦しむ。でもそれがフットボルだからね。彼の決断には驚いたよ。彼は良い人間で、良いポルテーロで、ヨーロッパのベストの1人だ。さらにはクレで、バルサで育った。だからこそ彼が契約を延長したがらないことに私は驚いてる」

ビクトルに対して、ビトールは賛辞を惜しみません。「バルデスは主要タイトルを勝ち取ってきたし、大変な安定感を見せてきた。それはポルテーロが備えておくべき最も重要な要素だ。ビクトルはバルサにとって非常に重要な選手であり、バルセロナのようなオフェンシブな文化をもったクラブでは尚のこと。だからクラブの文化を知り、前に出てプレーしなければならないことや足元でのプレーを知るポルテーロに勝るものはないし、バルデスはそれを完璧にこなしてきたんだ

バルサの不安定さについて

古巣であるバルサについては、「チャンピオンズではとても強いけれど、リーガでは少し不安定だね。シティ戦での彼らは、力量やクオリティを示した。マンチェスターでの試合でもそうだったけれど、昨日(水曜)もまたとても賢くプレーをして、試合を常にコントロールしていた。加えてメッシが、私たちの知るレベルだった」とコメント。チームの不安定さについてはさらに、こんなふうに話しています。

バルサのような経験豊富なチームが、後続のチームにたくさんの勝点差をつけていた後にデリケートな状況に陥り、マドリーに抜かれるのは普通ではないよ。けれどもイニエスタやチャビ、セスクのような重要な選手たちがいて、ナンバーワンのレオ・メッシがいるなら、どんなことだって起こりえる。もちろんバルサはベルナベウで勝てるさ。私はバルサをチャンピオンズの優勝候補の一つだと思っている。バイエルン、バルサ、マドリーの中から、チャンピオンズ王者が出るんじゃないかな」

 

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