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マルティーノ「いつも以上にバルサらしく」

 

1/8ファイナル進出に向け決定的な試合だと監督。

チャンピオンズ・グループステージの第3節をプレーするため、トップチームのほぼ全メンバーとなる22名にてミラノへと乗り込んだバルサ一行。月曜19時からは試合会場となるサンシーロにてトレーニングを行い、グラウンドの状態をチェックしました。ミラノは昨日から雨が降り続いており、どうやら火曜日も雨。否応なく芝生は濡れ、それはバルサにとっては好都合かもしれません。その練習前に行われた前日会見では、マルティーノ監督は試合への抱負をこう語っています。「グループリーグを突破する上で決定的な試合。私たちはいつも以上にバルサでなければならない」

 

ミランにカウンターの機会を与えないこと

会見の序盤、マルティーノ監督がまず強調したのは、ビッグウィークとされる今週に対する認識でした。「重要な試合が2つある一週間とはいえ、そこで一年が決まるわけじゃない。シーズンは始まったばかり。難しい試合は数多く残っているんだ」

ただしグループステージに限れば、このミラン戦は非常に大きな意味を持ちます。「22選手を遠征に帯同させたのは、これが1/8ファイナルへと勝ち抜く上でかなり決定的な試合だから。全員でここへ来ることが大事に思えたんだ。何人かの選手たちはプレーすることはないけれど、グループを強くする。明日(火曜)に良い結果を得れば、事実上1/8ファイナル進出を決められるだろう

ではミランを打ち破るために、バルサはどうプレーすべきか。監督は言います。「これぞバルサだというプレーをするべきだろう。私たちはいつも以上にバルサでなければならない。ボールを支配する必要があるし、相手チームが繰り出すプレーもまた支配していかなければならないんだ。ミランが手にするカウンターのチャンスを出来るかぎり少なくすることが求められる。バルサはいつもそうやってきたからね」

少なくともバルサやマルティーノ監督の頭の中に、自分たちが優位だとの考えはありません。「それは外部の人たちの考えだと私は思う。火曜日に対戦するのは偉大な伝統を持つチームだ、というのが私たちの考えだからね。彼らは過小評価するにはあまりにも偉大なクラブだよ。レアル・マドリーのことは水曜日以降に考えるさ。いかなる場合においても、私たちが試合を手続きと捉えることはない。明日はとても難しい試合になるだろう」

シーズン序盤からローテーションを採用してきたタタさん。しかしそれは今週のためではないと彼は指摘します。「ローテーションの目的はシーズン終盤に良いコンディションで臨むことだ。もしローテをしてなかろうと、選手たちはこの試合に良い状態で臨めていただろう。来年の結果を見なければならない。今はまだ時期尚早だよ」

 

メッシは良い状態にある

いつものように試合のカギを握るレオ・メッシについては、ミスターはこう語っています。「彼は良い状態にあると思う。パンプローナで試合に出たのは、コンディションを確かめるためだった。彼は良い具合にトレーニングを行えているし、私たちが予想していたよりも短期間で回復をしている。出場許可が下りている以上、怪我のリスクは他の選手たちと同じだよ」

このミラン戦とクラシコが、メッシがバロンデオロを5連覇する上で重要な意味を持つという周囲の見方に関しては。「選考方法を知らない私には簡単ではない質問だね。ただそのシーズンで最高だった選手が選ばれるものであって、これからの5日間でレオがすることによって決まるとは思っていないよ。レオは最高の選手。今年も彼が受賞することになれば、私たちにとってとても嬉しいことだね」

ちなみにエル・タタさんにとっては、80年代のミランよりも21世紀のバルサが上だそうです。「80年代当時のミランは並外れたプレーをしていた。けれども私のなかでは、このバルセロナが上回っているんだ。ご都合主義者に映るだろうけれどね。バルセロナはフットボル史上最高のチームを作ったと思う

最後に。バルサ監督にとっては、全ての試合が試験だとマルティーノは言います。「私たちがこれからミランやマドリーといった非常に伝統あるチームと対戦するのは確かだけれど、私はレバンテやマラガ、セビージャといったチームとの試合にも大きな責任を感じてきたよ。バルサのような大きなクラブでは、試験は3日ごとに訪れる。私たちは絶え間なくテストを受けているんだ

 

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