チームは良好な状態にある、と監督。
我らの大エースはやはり別次元のギガクラックでした。アトレチコ戦への暖機運転をして、あわよくば1点取ってくれれば嬉しいな、という一般的な期待を良い方向へとあっさりと裏切り、事もなげに2ゴールを決めてしまったバルサの10番。メッシのコンディションは良好である、とのマルティーノ監督の言葉は、これ以上にない形で証明されたのであります。メッシ復帰以前のセスクとペドロのコンビネーションも相変わらず良好で、決定機を度々演出。アレクシスも好調を持続していますから、カルデロンでの先発選びはタタさんにとって悩ましいものとなりそうです。監督は言います。「良い選手がたくさんいる。誰かにとって不公平な決断になるだろう」
難しいメンバー選び
ヘタフェ戦(4-0)終了後の記者会見にて、ヘラルド・マルティーノ監督はレオ・メッシについてこんなふうにコメントしています。「メッシのキャリアは映画のシナリオのようだと思う。彼は2、3分で2ゴールを決めてしまった。今夜ここで起こったことは、彼がここで過ごしてきた全ての時間のシークエンスだよ」
シークエンスは映画における、つながりのある一連の場面のこと。物語におけるひとつの段落、だそうです。この試合にはメッシのこれまでが凝縮されていたという、映画好きのタタさんらしい表現であります。違っていたら、すんません^^;
ミスターはまた、もう1人の主役だったセスク・ファブレガスについては「彼はこの試合のベストプレーヤーだった」と称賛。土曜日のアトレチコ戦ではセスクをどう使うかが悩みどころなのをタタさんも認めていまして、「エルチェ戦においても同じ問題はあった。私には良い選手たちがたくさんいて、誰かにとってはおそらく不公平な起用になるだろう」と語っています。
マルティーノにとって気になるのは、胃腸炎で急きょこのヘタフェ戦を休んだネイマールの回復具合です。「彼は胃腸炎を患い、体調を落としている。今後の経過具合を見て行くしかないね」という監督は、チーム全員のコンディションが重要だと述べています。
「エルチェ戦の日に言ったように、私は全員が確実な状態であることを望んでいるんだ。週末に私は、メッシの復帰がチーム全体に力を与えるはずだと言った。チームは良くなり続けているし、良いフットボルを見せ続けている。ボールの回りは速く、試合はコントロールされていた。それらは全て、選手個々がすばらしい状態にあることの産物だよ」
セットプレーへの対応策
今回のヘタフェ戦に関するマルティーノの感想はこうです。「トーナメント戦でここを訪れるチームはどこも、今日のヘタフェのようにプレーするだろう。前半と後半にそれぞれ、私たちが苦労する時間帯があった。彼らは1ゴールは決められたし、おそらくは決まるべきだったろうと思う。けれども彼らには精度がなく、ピントのセーブもあったね。とはいえ私たちの勝利は順当なものだよ」
そのピントのビッグセーブがあった場面は、フリーキックによるピンチでした。空中戦に弱いチームについて、監督はこう語りました。「以前にも何度か言っているように、セットプレーに私たちは苦しんでいるし、これからも苦しんでいくだろう。それに対して私たちが出来るのは、ファールを犯さず、コーナーキックを与えないことだよ。その他の解決策は、選手たちが10cmほど身長を伸ばすことだ」
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