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マルティーノ「夏のカンペオンが好い」

 

前半戦で50ポイントを獲得できたのは上々だ、と評価。

注目となったアトレチコ・マドリーとFCバルセロナによる首位攻防直接対決は、ちょっぴり物足りないエンパテ・ア・セロ(0-0)で終了となりました。伝統的には激しい打ち合いとなることの多いこのカードですが、ディエゴ・シメオネによって鍛えられたコルチョネロは組織立った守備でバルサの攻撃陣をほぼ封印。対するタタチームもまたアトレチコにチャンスを許さず、結果、激しいながらも派手さの少ない試合になったのでありました。終了後の記者会見にてタタ・マルティーノ監督は、これがあまり良い試合でなかったことは認めながらも、カルデロンでの1ポイント獲得は悪くはないとチームの奮闘を称えています。

 

チームを強くする試合

「私たちは徐々に良くなっていった。この試合は私たちをより強くするだろう。良い試合とは言えなかったものの、他で楽しむためには、苦しまなければならない試合も幾つかあるんだ」と今回のアトレチコ戦を振り返ったマルティーノ監督。彼はまた、シメオネ軍団との対決は「どこのチームにとっても難しい」ものだとし、次のように述べています。

「私たちには前半に1回、後半に2回ゴールチャンスがあった。うち2つは枠を外れ、1つはポルテーロによって止められている。アトレチコを相手に何度もチャンスを手に出来ないことは分かっていたよ。一方で私たちはファールを犯さず、彼らの脅威であるカウンターアタックも許さなかった。集中を切らさず、相手のキープレーヤーへと圧力を掛けてボールを奪い返せていた。パス回しにスピードがなく、得点機は少なかったけれど、相手チームも評価しなければならない。私たちは非常に真剣にプレーをした。攻撃でのダイナミズムは足りたかったね

そして。「勝ちたくはあったけれど、これまでに地元で1ポイントも失っていなかったチームのカサでプレーしたことを考えれば、勝点を取れたのは良いことだ。冬のカンペオンは私には特に響かない。私が好むのは夏のカンペオンだからね。ただ前半戦で50ポイントを獲得し、首位で折り返せたのは悪くないよ。フットボルの内容は上り調子だったし、連敗後に良くなっていった」と語ったミスターであります。

 

メッシとネイマールを先発から外した理由

これから数日は議論好きのクレの間で話題の種となるであろうのは、メッシとネイマールをベンチに置いたマルティーノの決断です。バルサ監督はその理由をこう説明しています。「彼らは先発出場するだけの状態になかったので、ベンチスタートとなった。私は決断を下さねばならず、この試合ではこれがベストだと思ったんだ。ネイマールは(水曜の)ヘタフェ戦でプレーする予定だったけれど、胃腸の問題で出られず、それはリズムにも影響を及ぼす。トレーニングも出来なかった」

「メッシは(ヘタフェ戦で)2ゴールを決めたものの、60日間ピッチから離れていたことは無視できなかった。結果としてそれが的を射ることもあるし、外すこともある。ただどんな監督であっても、私と同じ事をしただろう

メッシは本来、後半の15分から20分あたりに投入したかった。けれどもイニエスタがヒザにダメージを受けたことで、メッシをハーフタイム明けから使うことになった。メッシは輝きを放ち、2つのゴールチャンスを作ったね。彼もまた、アトレチコの守備に快適にはプレーさせてはもらえなかった」

そしてペドロとセスクの起用については、「彼らを先発させるのが適当だと思った。ゲームを組み立てる選手を1人増やしたかったし、デランテロを3人にすることでチームが2つに分かれ、カウンターを受ける可能性もあったからね。セルジ・ロベルトを入れたのは、試合のコントロールを失わないためだった」と説明した監督です。

アトレチコ・マドリー 0-0 FCバルセロナのマッチレポートはこちら】

 

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