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マルティーノ「心配している」

勝負を決めるべき時に決めなければならないと監督。

10年間カンプノウで負けていなかったバレンシアに敗れ、カサでの連勝が25で止まったFCバルセロナ。悲しかったのは両チームが100%を出し合った末の納得のいく黒星ではなく、自ら勝ち星を手放しての敗北だったことです。ジエゴ・アルベスの幾つかの好守があったとはいえ、勝負を終わらせられる時間帯にチャンスを活かせず、緩い守備によって失点を繰り返したことが、イメージを非常に悪いものとしている。勝点1が天国と地獄を分けるであろう今季のリーガ戦線において、高く付くことは間違いのない取りこぼしでありました。

ここまでと違うリーガが始まる

金曜日の前日会見にて、「ここからは如何なるエラーも高く付く」と語っていたヘラルド・マルティーノ監督。同時にバレンシアを「このところの試合内容はとても良くなっている。もっと上にいくであろうチームだ」と警戒していた彼だったのですが、まさか翌日に自分たちがこんなふうな負けようとは、さすがに予想はしていなかったことでしょう。監督は言います。「試合が何故こうなったか、その説明を見つけるのは難しい。前半終了間際の失点がダメージとなり、私たちの自信を揺るがした。そして後半開始すぐの2点目で動揺してしまったんだ

序盤に得たアドバンテージを確実なものとはしたかった。勝負を決めてしまいたかった」とするタタさんはそして、「30分の時点で試合が終わったような感覚を得ていた。その報いを受けることになった。私は前日に如何なるエラーも高く付くと言っていたけれど、そのエラーを幾つか犯してしまった」と、悔やみのコメントを発しています。

バルサは日曜日、ずっと守り続けてきた首位をマドリーのチームに明け渡すことでしょう。必要なのはリアクションです。「これから私たちは、これまでとは全く異なったリーガをプレーしていく。おそらくは失うであろう場所を取り戻すべく励んでいくよ。首位でなくなろうとも、これまでのように続けていかなければならない。戦い続けなければならないんだ。私たちはバレンシアにチャンスを譲り、彼らはそれを活かした。私たちに求められるのは前進し、この負けが私たちを傷つけたとのサインを出さないことだ」

勝てるはずだった試合

今回痛恨だったのは、開始7分で先制に成功しただけでなく、その後もこちらがしばらく圧倒的に試合をコントロールしていたことです。「このようなことになると示す展開ではなかったから、かなり苦しんだよ。対戦チームにもまた勇気や自尊心を持っている。相手を踏み潰すチャンスがある時は、そうしなければいけないんだ。追加点を奪えるのであれば、奪わなければいけない。今日の私たちはそれをやらなかった

そして、「逆転に成功した試合もこれまでに幾つかあったけれど、バレンシア戦はダメだった。試合に負けるたび、私は心配する。それもかなりね。アヤックス戦はただ負けただけでなく、内容も悪かった。今日は非常に良い時間帯もあったにも拘らず、私たちは敗れた。それをとても心配しているよ」と語ったミスターでありました。疑問とされているメッシの起用法をはじめ、再チェックしていくべき点が幾つもあるのは明白ですが、これまでに何度もリアクションを示してきたチームなので、今回もまたそう出来る信じております!フォルサ!

タタさんはまた、この記者会見を始めるにあたり、当日朝に亡くなったルイス・アラゴネス氏への哀悼の意を表しています。

FCバルセロナ 2-3 バレンシアのマッチレポートはこちら

 

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