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マルティーノ「難しい時期だった」

安定感の不足が高く付いている、と監督。

チャンピオンズ1/8ファイナルにおける“ハズレくじ”と言われたマンチェスター・シティを、2試合合計4-1で退けての1/4ファイナル進出。対戦相手が強敵であることがむしろ良かったか、コンペティションが変わると気分もまた変わるのか、この夜のタタチームは4日前のホセ・ソリージャでのダメっぷりとは見違えるようなパフォーマンスでありました。この数日間厳しい批判に晒されてきたミスターも、とりあえずはホッとひと息というところでしょう。監督は言います。「手痛い敗北の後だっただけに、難しい時期だった。私たちは出来るだけ早く、この傷をふさぐ必要があった」

明日への自信となる、強敵への勝利

「簡単ではない一週間だった」、「私が苦しんでいるのは事実だ」と認めるヘラルド・マルティーノ監督は、土曜日のバジャドリー戦と水曜日のシティ戦との激しさの違いについて、「問題は単にフットボル的なものであって、プレー姿勢の問題ではなかった」と改めて強調。「私たちには安定感が不足しており、それによってリーガでは代償を払っている。必要とされる安定感があったなら、リーガではもっと良い位置につけていたはずだ。バレンシア戦やアノエタ、バジャドリーでの不振が、私たちが望んでいた平穏を阻む理由となっている」とチームの現状について語っています。

しかしこのマンチェスター・シティ戦での選手たちは、いわゆるコミットメントを果たしました。やると言ったことを、彼らは責任をもって実行した。その点をタタさんは高く評価しています。そして来る準々決勝に向けては、「私たちがマンチェスター・シティと抽選で当たった時に言われていたことを思い出さないとね。とてもハードな2試合だったけれど、私たちはその両方で勝った。もしこの2試合でやったようなプレーができれば、私たちはどんな相手とも戦っていけるだろう」とコメント。「私たちは自らへの自信、自分たちの可能性への自信を取り戻した。残るシーズンを戦い抜くためには、より活力を出さなければならない」とのことです。

シティのようなチームを90分間支配するのは困難

シティ戦への内容については、「今回は11対11でプレーする時間が長かったし、彼らはより危険だった」とし、「私たちの出来がいちばん悪かったのは後半の最初。相手に何度か決定機を作られたね。けれどもシティのような偉大なチームと対戦するのに、90分間を支配できるのはそうないだろう。シティが支配している時は、苦しくなるのは分かっていた」と総括。「批判が選手たちの自尊心を目覚めさせた」という監督はまた、今回の先発メンバーに関し、「ポゼッションを好むチームに対しては同様の編成を繰り返すかもしれない。ボール保持を好まないチームとの対戦ではアタッカーを3人配置し、サイドを開く必要があるだろう」と述べています。

チームは再びセットプレー(コーナーキック)から失点をしましたが、その件については「今後もセットプレーで苦労することを私たちは自覚している。けれども全体において私たちはかなり確実だったし、リバウンドによるゴールを除いてはほとんど可能性を与えなかった」

ネイマールの努力を称える

そしてネイマールに関しては「とても頑張っていたと思う。守備面でチームにとても貢献していたよ。彼はコラロフの上がりに常に気を配り、前半には2度の決定的チャンスを手にしていた。怪我から復帰し、チームに戻ってきている段階なので、今はまだフル出場はできない状態なんだ」と評価。スタジアムを埋めたファンには、「彼らの姿勢もまた称えなければならない。試合中ずっと、私たちは支えられていると感じていたよ」と謝意を表すと、1/4ファイナルでの対戦チームについては、こう語っています。

「あなたたち記者に対し、どのチームが好いという監督を私は知らない。質問は聞くけれど、それに対して答えることは決してないだろう。答えることは敬意の不足を意味するしね。ただしシティと対戦した後では、どのチームにも同じだよ

FCバルセロナ 2-1 マンチェスター・シティのマッチレポートはこちらです】

 

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