古巣同士の対決を前に、カタルーニャラジオに登場。
ライカー時代の英雄エンリク・ラルソンが29日、カタルーニャラジオの番組に出演。火曜日には古巣であるセルティックとバルサが昨年に続いて顔を合わせるわけですが、その件について彼はこんなふうにコメントしています。「昨年バルサはかなり苦しんだね。スコットランドではセルティックが勝ち、カンプノウでも引き分ける寸前だった。けれども今回のバルサはあらゆる意味でより準備を整えているし、実力でセルティックを上回っている。本命はバルサだよ。でもセルティックは決して諦めたりしない。良いプレーをしたチームが勝ちに相応しい、そんな対戦になるだろう」
バルサのプレースタイルについて訊ねられたラルソンさん。彼の見解はこうです。「生粋の9番が必要かどうか、難しいところだね。メッシはすごく良いプレーをするし、いつもたくさんゴールを決めている。でも違ったタイプの選手がいることもプラスに働くものだよ。バルサはメッシ以外にも、エストレーモや中盤の選手もゴールを決められる。おそらく今のバルサには僕のようなデランテロは必要ない。イブラヒモビッチタイプの選手の方が上手くいくだろうね。(バルサ時代に)彼は上手くやっていたよ」
メッシについてはまた、「彼がロナウジーニョの隣りで成長していく姿を見れたのは贅沢だった」とも語っています。
“良いチームすぎた”からバルサを去った
クレに惜しまれながらもカンプノウを去った理由について、ラルソンは望むだけの出場時間を得られなかったことが大きかったと、次のような表現で説明しています。「バルサが好いチーム、あまりにも良すぎるチームだったのがその理由だよ。僕はまだ自分にあと何年かはプレーできる力があると感じていたんだ。同時に10歳になった息子のために地元へと戻り、スウェーデンで育てる時期が来たとも思っていた」。ラルソンのいなくなったバルサが、どれだけ彼を恋しがったことか。
当時のチームからはまだプジョルやチャビ、バルデス、イニエスタらが残っているバルサですが、“エンケ”によると「バルサの元同僚たちとは連絡を取り合ってはいないけれど、バルセロナに行く時はすぐに連絡を入れる」のだとか。バルセロナ時代については、「すばらしいものだったし、ファンとのつながりも最高だった。常に出番があったわけじゃないけれど、チーム精神を持っていつもチームのために全力を出していた」と振り返っているラルソンです。
ちなみに彼、プロ監督のライセンスを取得中なんだそうで。となれば、いずれバルサの監督はどうですか?てな質問が飛びます。「主要リーグの監督を務めるかどうかは、時間が教えてくれるさ。今の時点では、どうなるかは分からないよ。バルサ?どうだろうね」
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