試合以外に注目が集まった、カルタヘナ戦の前日会見。
この17日（火）にはカルタヘナとのコパ1/16ファイナル第2戦が行われますが、敵地での第1戦にバルサが1-4で先勝していることもあり、前日会見に登場したヘラルド･マルティーノ監督への質問は、その直前に確定していたマンチェスター･シティ戦（チャンピオンズ1/8）に集中しています。バルサ監督は言います。「抽選で当たった相手とプレーしなければならないからね。おそらくはあちら側（シティ）もバルセロナとはプレーしたくなかったと思うよ。試合はまだ先。12月と2月では別のチームになっている例もよく目にしている。私たちに求められるのは、良い状態で2月を迎えることだ。ハイレベルなプレーをすることが重要だよ」
優勝するには、強力なライバルに勝たねばならない
経験と実績の点では、バルサがシティよりも上手。自分たちが本命だと感じるか？の問いに、マルティーノはこう強調しました。「それには2月の両チームの状態を見る必要がある。私は急いで分析をするつもりはないんだ。彼らがすばらしい選手たちを擁する偉大なチームなのは確かだけれど、フォームの影響は少なくないからね。自分たちが本命かどうか、私には分からない。けれどもバルサがあらゆるコンペティションで優勝を狙わねばならないことは知っているし、そのためにはライバルたちに打ち勝たなければならない。そして今、私たちはシティと当たった。私に分かるのは、ベストなチームたちとタイトルを争う必要があることだよ」
マンチェスター･シティについては、「簡単にゴールを決めるチーム。私たちが望むのは良い試合をし、そしてもちろんそれに勝利することだ」とコメントしたミスターは、敵将マヌエル･ペジェグリーニにことをこう称えています。「私は以前から彼に注目し、彼の南米とヨーロッパでのキャリアに興味を持ってきたんだ。彼は世界最高の監督の1人だよ。彼の率いるチームと対戦でき、とても嬉しく思っている」
そしてミスターはこの組合せを前向きに捉えます。「1/8ファイナルでの対戦を避けられていたとしても、1/4ファイナルかもっと先で当たることになっていただろう。それならば、1/8で対戦したほうが良いさ」
目標はプレーのレベルを保っていくこと
このところの3連勝によって、チームを取り巻く空気は好転。プレー内容にも改善の兆しが見えています。バルサのパフォーマンスが上がった件に関し、タタさんは次のように強調しました。「この3試合での私たちは、あらゆる点において改善を見せている。目標はボール奪取やプレーレベルでのレベルを維持していくことだよ。今ではアヤックス戦の後ほどに多くは改善すべきポイントは見当たらない。これをベースに、少しハードルを上げつつ改善を続けていくよ」
否応なく注目度の下がっているカルタヘナ戦については。「試合は90分残っているし、対戦相手への最大限の敬意を持ってプレーしなければならない。この3試合でのフォームを保っていくためにも重要な試合だ」と語る監督。この試合には計16名しか招集されていないのですが、フィリアル（Bチーム）の選手を呼ばなかった理由について彼はこう説明しました。「私はまず頼るのは、トップチームの選手たち。昨日バルサBが試合をする前から決断は下していたよ」
プジョルとメッシ父に関する報道について
MUNDO DEPORTIVO紙が、“カルラス･プジョルが退団、引退を含めて将来を考え、チームメイトやスタッフにも相談している”と報じた件については、マルティーノさんはそんな話はない、と語りました。「驚いているよ。私が言うべきただ一つのこと、それはプジョルが彼自身の状況について私と話をしていないということだよ。彼はいつもと同じように、自分にMAXを課してトレーニングしている。それに私は彼がその件についてなにも言ってないことを知っているし、発言していないことに対して説明しに出る必要があるのは、私には不当に思えるね」
もうひとつの選手に関する報道について。マドリーの新聞El Mundoが月曜、ドラッグマネーを浄化したとの疑いでレオ･メッシの父親ホルヘ･メッシが警察から調べを受けた、と報じた件に関しては、監督は首を突っ込もうとしなかったものの、次のようにコメントをしています。
「内務省はそういった類の調査は一切なかったと言っている。だから私が見解を出す必要はないよ。未確認のウワサが出たのと同じように、その手の調査がないとの情報が現れたのは重要なことだ。言われている内容が確かな場合、騒動はチームにダメージを与える。けれどもそうでない場合は、ダメージを受ける理由はないんだ。スポーツ的に良い流れの時にそういうウワサが現れることはあるけれど、重要なのは一切調査がないという現実だ。私たちはもう少しフットボルについて話すべきだとの印象を受けるよ」
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