アトレティコ戦は土曜日よりも難しい試合になる、とセントラル。
FCバルセロナのソシオとファンにとって、土曜日のレアル・マドリー戦敗北はショッキングな出来事でした。連続三冠に向けて視界良好、まずは白組を倒してアトレティコ戦への弾みとするべし、たる自信はあの負けによって萎み、チョロチームにもやられることでクライシスの扉が開くのではないか…との不安が膨大。そんな気弱になっているクレを元気付けるべく前日会見に選手代表として送り込まれたのがジェラール・ピケでして、我らの盛り上げ部長はその任務に応えるべく、かなりアグレッシブにメッセージを発しています。
自分たちへの揺るがぬ自信
このアトレティコ戦前日会見のジェラール・ピケの様子をSPORT紙は、“ピケという名の制御不能のハリケーンが、クレたちを元気にするために突如やってきた”、と表しています。歯に衣着せぬコメントではチーム有数のワカ旦那ですから、いつものように率直に自らの思うところをズバッずばっと語っていっただけなのですが、聞く人によってはなかなか刺激的で^^; バルセロニスタから見れば、よっしゃ、そこまで言うんなら信じたる!と思える言葉になっています。
「僕は今でも、チャンピオンズ決勝でマドリーと当たりたいと思ってるよ。クレはネガティブになりがちだけれど、僕らはものすごく良い時代を送っているわけで、自分たちのことを信頼しなければならないんだ。それがクライフから僕らが受け継いだものさ。彼が監督となった1988年のバルサは、マドリーに勝つことでシーズンに救いを見出していたけれど、今はその役割は変わった。恐怖なんてものはもう存在していないし、僕らは世界のどのチームとも競い合うことが出来る」
「あの敗北による疑問は、僕の中にこれっぽっちもは生じてはいないよ。僕はバルサがリーガを制すると確信してるし、チャンピオンズの決勝へ勝ち進むためにあらゆることを行う、コパ決勝で上手くやると確信し続けているんだ」
「僕らはスーパーチーム。僕ら以上に僕らの可能性を信じている人間は誰もいないし、グラウンドに出て各ポジションで世界トップのチームメイトたちを見れば、僕らに勝てるチームはない、と感じるものさ」
トリプレーテ再現を目指す
常勝を義務付けられ、39試合無敗を続けてきたチームにとって、クラシコ敗北は警告ランプ点灯だと捉える向きもありますが、ジェラール・ピケはそれを否定しています。
「僕らには注意を喚起する必要はないよ。僕らは自分たちのことや、毎回勝つことが難しいことをすでに知っているからね。単純な話で、誰もが時々は負けるってことだ」
「僕らにはものすごい挑戦がある。それはもう一度トリプレーテを達成することで、それを目指して僕らは進んで行くよ」
レアル・マドリー戦を見返した結果、「最初は僕らが酷いプレーをしたと落胆していたけど、後で見直したら、最初の70分か60分は僕らがコントロールしていたね。前半は僕らが支配していた。ただ彼らのゴールの後、僕らはどう行くのかを分かってなかったんだ。彼らがスペースを見つけた時、どうプレーするべきか分かってなかった」との結論を得たピケ。バルサの3番はその土曜日の試合を「忘れた」と言い、「チームはフィジカル面でも精神面でも良い状態にある」と主張しています。
PSGのウワサが報じられたネイマールについては、「ネイマールはバルサから動かないよ。僕はそう確信してる。僕は彼のことを知っているし、彼が出て行かないことを知っている」とのことです。
アトレティコはスペイン第二のチーム
「アトレティコはスペクタクルなシーズンを送っているね。今ではスペインで第二のチームだ。土曜日より難しい試合になるだろう」とシメオネ組を称え、あのチームのファンをまたまた刺激したピケは、今回のアトレティコ戦に並々ならぬ意欲を燃やしています。
「アトレティコとの試合は超重要だね。プレーにおいても結果においても良い試合をしたいと思う。バルサにとって最高の夜になると僕は確信してるし、僕らが全てを勝ち取ったチームであることを証明したいと僕らは燃えている」
「彼らは勇敢なチームだ。どう出てくるのかを見ていくけれど、結局のところ全ては僕ら次第なんだ。僕らは素早くボールを動かす必要があるし、ファンのプレッシャーも必要だ。もしそれが出来れば、僕らはほとんど止めようがないよ」
「これから訪れる挑戦を、僕らは本当に楽しみにしているんだ。アトレティコ・デ・マドリーのようだすごいチームとの試合は、最高の試合をするまたとない機会だよ」
「試合はかなり拮抗した展開になるだろう。僕らは彼らよりも少し本命であることを知ってピッチに出なければならない。僕らはキックオフから全力で行くし、ボールをしっかりとポゼッションし、彼らのフットボルをやらせないようにしないといけない」
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