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マスチェラーノ「フットボルのために生き、そして死ぬ」

ムンディアルで一躍スーパーヒーローとなったヘフェシート。

アルゼンチンが惜しくも準優勝に終わった2014年ムンディアルは、ハビエル・マスチェラーノが一躍そのスゴさを世界に知らしめた大会でした。“陰のMVP”とも言われるヘフェシートは獅子奮迅の働きでアルヘンの守備を支え、ロッベンへのシュートブロックに代表される気迫のプレーは、多くの熱狂的ファンを生み出しました。ツイッターでは“#Maschefacts”なるハッシュタグが作られ、スーパーヒーローとなったバルサの14番。彼は今戦いの疲れを癒すため、家族とのバケーションを楽しんでいます。

ハッシュタグ #Maschefacts

ツイッターのハッシュタグ“#Maschefacts”が世界中でトレンドトピックとなったのは、アルゼンチンがペナルティ合戦でオランダを下した準決勝後だったそうです。あの熱戦で最大のインパクトを残したマスチェは英雄となり、ツイッターのユーザーたちが次々と、彼に関する様々な“伝説”を投稿し始めました。たとえば、こんな具合です。

■マスチェラーノがサン・フェルミン(の牛追い祭り)に行けば、牛たちが彼から逃げる。#Maschefacts
■マスチェラーノのiPhoneのバッテリーは1週間もつ。#Maschefacts
■ボルデモート卿(ハリーポッターに登場する魔法使い)は マスチェラーノの名を怖れている。#Maschefacts
■もしマスチェラーノが採血しようとすると、針が曲がる。 #Maschefacts
■マスチェラーノがオレオのクッキーをめくると、クリームは片方だけに付く。#Maschefacts
■マスチェラーノはラッシュアワー時でも必ず席に座れる。#Maschefacts
■マスチェラーノは神を信じない。神がマスチェラーノを信じるのだ。#Maschefacts
■イカルディ、もしキミに勇気があるなら、マスチェラーノの奥さんを奪ってみろ。#Maschefacts
■マスチェラーノは自転車のこぎ方を学ばなかった。自転車がマスチェラーノの乗せ方を学んだのだ。#Maschefacts
■マスチェラーノがバーガーキングでビッグマックを注文すれば、それが出てくる。#Maschefacts
■マスチェラーノが氷山と戦えば、沈むのは氷山だ。#Maschefacts
■マスチェラーノがたまねぎの皮をむけば、玉ねぎが涙を流す。#Maschefacts
■マスチェラーノは箸でスープが飲める。#Maschefacts

おそるべしマスチェ^^ しかし実際のマスチェラーノは、自分自身をごく「スターではなく労働者」だと表現します。バルサとムンディアルでのタフなシーズンを終えた彼は現在、家族とのバケーションを満喫中。このところはメキシコのリゾート地カンクンを訪れているらしく、妻のマリア・フェルナンダ・モレリョさん(29)、娘のアルマちゃん(6)、ロラちゃん(8)との海辺での楽しげな姿が、アルゼンチンのセレブネタ雑誌CARASに掲載されています。先の言葉も、同誌の見出しフレーズです。

ごく普通の家族でありたい

そのCARA誌の中でマスチェラーノは、こんなふうに語っています。「僕はとても落ち着いた人間でね、表に出るよりも後ろにいるほうが好きだし、自分のことがあまりにも話されるのは好きじゃないんだ。#Maschefactsを見たか?友人たちがメッセージで教えてくれたよ。なかなかに面白かった」

妻のフェルナンダさんとは、交際して15年になるというヘフェシート。2人はどちらもサン・ロレンソの出身だそうです。「事実、僕らはいつも一緒にいたよ。僕らが心がけているのは、ごくごく普通(スーパーノーマル)で静かな家族であることなんだ。僕らには見栄を張るなんてところは全くないし、娘たちをごく普通な環境で、あるべき姿で育てようとしている。僕が自分の好きなことを仕事にしているのは、僕らにとって幸運だったよ。これはとてもステキな職業さ。でもいつかは、それにも終わりが来るわけで。なんにせよ、僕はフットボルに多くを捧げてきたし、全てでとても苦労をした。生きていく上で簡単なものなんてなく、多くを捧げることや大きな責任を負うことの必要性に気付くこと。それが僕が娘たちに残そうとしていることだよ

そしてマスチェは言います。「フットボル以上に僕を熱中させるものはない。僕はフットボルのために生きているし、フットボルのために死ぬだろう。時々、料理をしたくなる日があるんだけれど、その時は友人たちとアサード(アルゼンチン式BBQ)をしてる。ごく普通の生活だよ」

夫人曰く「フットボルに生きてるだけ」

一方、夫マスチェラーノにつきましては、フェルナンダ夫人がアルゼンチン・ロサリオのLa Capital紙にて、このようにも述べています。「ハビエルは練習のない日でも、トレーニングをしています。食事に気を配り、成果を出せなくなることを怖がって太ることをひどく嫌がっていますね。何日でもレタスを食べられる人です。彼はとても几帳面で、試合が終わって帰宅しても、テレビで試合をもう一度見るのが好きです」

「彼は自分自身に対しての要求が非常に高い人ですが、周りの人間、娘たちや私に対してはそうではありません」

ああ分かります、という感じ^^。ちなみにムンディアルではアルゼンチンの英雄となったマスチェラーノでありますが、フェルナンダ夫人曰く、「彼は大物ではありません。ただフットボルのためだけに生きてるんです」。おお、オッサンのハートも鷲掴みにするクラック、マスチェラーノ!これからも熱いプレーと深みのある言葉で我々クレを唸らせてくださいませ。

 

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