諸条件から、コロンビアーノが一番有力な選択肢
これまでMD(ムンドデポルティボ)紙が熱心に取り上げていたジェリー・ミナを、ライバル紙のSPORTも大きく扱いだした。これはミナがいよいよ、冬の大きな補強目標になってきたことを表しています。濃厚とみられるマスチェラーノの退団が現実となれば、バルサは後釜を加えなければならない。現時点では、夏予定だったミナの加入を前倒しすることが一番有力な選択肢です。
ミナの前倒し加入か、ベテランで一時しのぎか
バルセロナがこの冬に狙っていると報じられている有力候補たちは、3人全員がEU外選手です。ブラジルのコウチーニョとアルトゥール、コロンビアのジェリー・ミナ。バルサのEU圏外選手枠は残り1つしか空いてないのに、どうすんの?という疑問は・・・ きっとどうにかなるんでしょう。MDはルイス・スアレスがEU選手扱いだから問題なしとの見解を示しています。
そういうことであれば、マスチェラーノの後釜問題はジェリー・ミナが解決策になる公算が高いです。
14日付のSPORT紙には、リーガで実績のあるベテランセントラルを即戦力として獲得する案も出ていますが、この新たなムッシュ・マティエウを補強するアイディアは微妙。[バルサレベル・控えOK・安い]と条件の揃った都合の良いベテランが、冬に獲れるとは考えにくいです。夏にはデ・リクトに行きたいし。
ジェリー・ミナの場合は初の欧州挑戦、しかもバルサなので、最初の半年は適応のために第4のセントラルとしての役割も引き受けるでしょう。費用も夏の900万ユーロよりは高くなるにせよ、劇的に値上がりはしないはず・・・。(追記。15日のSPORTは1,500万ユーロになるかも、と予想)
パルメイラスは早い決断を迫っている
ジェリー・ミナが所属するパルメイラスとしては、冬市場でコロンビアーノを獲得するのかどうか、バルサに早い決断を求めているとMDが伝えています。
その理由は、ボルシア・ドルトムントがミナのために2,500万ユーロのオファーを出してきているからと。ドルトムントはアヤックスのデ・リクトも狙っていると言われてますし、(どこかの白組のように)やけにこちらと競合してきます。デンベレの一件でそういうスイッチが入った?
バルサがジェリー・ミナを前倒しで必要になるのは、マスチェラーノ退団が現実となった場合のみです。15日付のMDは今日、遅くても週明けにはバルセロナと河北幸福がマスチェ移籍で交渉成立すると見ているので、しばし様子を見てみましょう。
そして15日付のSPORT紙は、来週にもバルサ代表団がブラジルへ向かいパルメイラスと話をするだろうと報じています。
このニュースのまとめ
- ・熱心なMDに続き、SPORTもジェリー・ミナを大きく扱いだした
- ・ベテラン獲得よりは、ミナに賭けるほうが良い
- ・マスチェラーノの件が決着すれば、後釜取りを本格化
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