チャビ?ラキティッチ?イニエスタ?
土曜日のマドリー戦のスタメン選びにあたっては、インテリオールの組合せも悩ましいものがあります。チャビ・エルナンデス、アンドレス・イニエスタ、イバン・ラキティッチから2人。巷の注目はルイス・スアレスに集まっていますが、そちらと負けず劣らず気になるのはルーチョのインテリオール選びです。
ルイス・エンリケは開幕当初、イニエスタとラキティッチを主に先発で起用していました。あまりにもチャビに出番が訪れないことで、ルーチョはカピタンをあくまでもベンチ要員に見ているのかとも思えたものです。しかし10月に入ってから、チャビの状況は一変。グラナダ戦、ラージョ戦、それに先週末のエイバル戦と3試合連続のフル出場で、先日のアヤックス戦では“温存”されたことからも、マドリー戦での先発は濃厚のような感じはします。調子が上がっているのだから、クラシコでカピタンを使わない手はないでしょう。
となると、チャビのパートナーはイニエスタかラキティッチか。アヤックス戦の出来を見れば、ドン・アンドレスの先発が有力でしょうか。火曜日の試合でイニエスタが76分でお役御免となっていることも、8番先発説を後押しします。
セルヒオ・ブスケツが間に合うとの前提で、SPORT紙電子版がA案として挙げるのは、セルヒオ・チャビ・イニエスタの3人を並べる中盤です。前線にはメッシ・ネイマール・スアレスのトリデンテ。最もオーソドックスな布陣といえましょう。
チャビとラキティッチが同時にプレーしたのはこれまでに126分のみ。なので、こちらはサプライズ色が強い組み合わせと言えます。唯一2人が先発だったグラナダ戦(6-0)は、ラキティッチが右でチャビが左という珍しい配置でした。
スアレスは後半登場がベター?
一方で、ベイルが欠場になることでアンチェロッティが中盤を厚くすることを想定し、イニエスタを左前線に起用することでポゼッション力を高めるB案(ブスケツ、チャビ、ラキティッチ、イニの同時起用)も同紙は挙げています。その場合、ルイス・スアレスはベンチスタートとなりますが、後半に“未知の怪物”が控えているのは、相手に与えるプレッシャーも大きいでしょう。敵さんが疲労してからのスアレス登場の方が、より効果的かもしれません。
監督として初のクラシコにルイス・エンリケがどのようなメンバーを選ぶのか、サプライズ起用があるのか、とても興味があります。ちなみにSPORT紙のA案もB案も、左ラテラルはジョルディ・アルバではなくジェレミー・マテュー。マスチェラーノが左セントラルに入り、ピケが右になっています。
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