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初クラシコに胸弾むラキティッチ

かつて夢だったクラシコが迫り、意気上がる4番。

FCバルセロナに入団することで得られるものは数多くありますが、そのうちの1つが全世界注目のレアル・マドリー戦、通称グラン・クラシコへの出場機会です。今季のバルサ新加入選手のなかで、この土曜日にそのチャンスを手にしそうなのがルイス・スアレス、クラウディオ・ブラボ、ジェレミー・マテュー、そしてイバン・ラキティッチといった面々。いずれも経験豊富な選手たちですから、大舞台にナーバスになることなく実力を発揮してくれることでしょう。

バルサユニを着ること自体が夢

イバン・ラキティッチは22日に放送されたGOLテレビ(Gol T)のインタビューのなかで、バルサ選手として初めて迎えるクラシコについてこんなふうにコメントしています。「クラシコ出場は少年時代の夢だったけれど、今したいのはそれを夢見ることじゃない。今僕が望むのは、その試合を実際に生きることなんだ。それは大きな責任を意味するし、クラブやファンの信頼に是非お返ししたいと思ってる」

クレにとっては非常に特別なマドリー戦ですが、落ち着きを失うことなく臨んでいきたいとセントロカンピスタは言います。「僕はどの試合も同じように準備をしている。自分のルーチンがあるんだ。夢の話をするなら、クラシコでプレーすることだけが夢じゃない。このユニフォームを着てこのクラブを代表すること自体が夢なんだから、どの試合も(準備は)同じだよ」

バルサ入団前、バルサ対マドリーはテレビで欠かさず観ていたとラキティッチは明かします。「自宅で妻と一緒に、一ファンとして観ていたよ。世界最高の選手たちが対決する試合だからね。クラシコはいつも目を見開いて見ていた。試合開始が待ち遠しかったし、今はそれを中から経験できるんだから最高だね」

ちなみに、イバン・ラキティッチは昨シーズン、サンチャゴ・ベルナベウで2ゴールを記録しています。その試合のセビージャは7-3で惨敗を喫しているのですが、ラキティッチはPKを1つと、豪快な左足ゴラッソで2得点。今週末も是非、あのレバンテ戦のようなミドルを突き刺してほしいところです。

メッシはただひとりの選手

マドリーのエース、クリスティアノ・ロナルドに対しては、「今は絶好調だね。彼を止められることを願うよ」と言うラキティッチ。心強いのは味方にギガクラックのリオネル・メッシがいることです。「メッシのような選手は他に存在しない。この前ミスター(エンリケ)が、メッシのすることはプレステでも出来ないと言っていたけど、メッシは世界でただ一人だから、彼のプレーをするボタンを他人が手にすることはないんだと思う。おそらく彼のような選手はもう出てこないだろう。彼は世界最高ってだけじゃなく、たぶん史上最高の選手だよ」

チームを率いるカリスマ監督ルイス・エンリケの古巣再訪については、ラキティッチはこう言います。「ベルナベウが彼をどう迎えるか、その時になれば分かるよ。でもフットボルはそういうもので、いろんなことが起こるし、5年後10年後に自分がどこにいるかは分からない。僕らはミスターにすごく満足してるよ。(ベルナベウで)一切問題はないと思う」

そしてバルサの4番はカンプノウが“我が家”になったことに関し、こんなふうに語っています。「ロッカールームやクラブ、それにファンのみんなにすごく感謝してるんだ。みんなのおかげでとても楽に適応できてるからね。世界中でアイドルになっていて、歴史を作った選手たちのいるチームの一員になれるってのは、とてもステキなことだよ。彼らと一緒にいるだけじゃなく、彼らから学び、向上を続けていくことで、より強くより優れた選手になれるんだ。でも彼らと共にプレーするということは、タイトル獲得のために戦うということ。僕は勝ちたいと思っている」

 

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