マッチレポート|リーガ第26節 マドリー 0-1 バルサ

Liga Española | jornada 26

ラキティッチ弾をソリッドな守備で守り切って勝利。
ベルナベウでのリーグ戦4連勝にて、リーガ優勝に前進。

FCバルセロナがまたまたまたまたベルナベウを陥落させ、リーガ優勝へと向けて大きく前進した。12ポイント差となったマドリーはタイトル争いから脱落。バルサは3日前のコパクラシコのような決定的ピンチもなく、前半のラキティッチ弾で効率よく勝利した。守備陣(特にセントラルの2人)がよく守り切った。

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試合の流れ

ハイテンポな立ち上がり:90分間を通じ、試合を上手く進めたのはバルサだった。立ち上がりは、両チーム共にハイプレッシングの応酬。2分にはセルヒオ・ブスケツがボールを奪われ、奪回のためのファールでいきなりカードをもらうことになった。マドリーはほぼビニシウス頼み、バルサはデンベレのスピードを活かし攻撃。



バルサが支配:マドリーがバルサを押し込んだのは13分、ラングレがバランの至近距離シュートを脇腹に食らい悶絶したあたりまでだった。15分を回るとバルサが徐々にボールを支配するようになり、クルトワを脅かしていく。19分にはメッシがスアレスと絡みながらマドリー守備陣を突破、柔らかタッチのシュートでGKも抜いたが、ボールはわずかにポスト脇を通過した。

ラキティッチ弾で均衡破る:中盤を支配し、安定した守備でマドリーの攻撃を跳ね返すバルサ。ラキティッチが決めた先制点は、そんな優位性の結果だった。26分、セルジ・ロベルトとのパス交換でライン裏(ラモス裏)へと抜け出したラキティッチが、1対1となったクルトワを技ありのふんわりシュートで料理。ベルナベウを不穏にざわつかせた。

ラモスってやつは:前半終了間際には、退場王セルヒオ・ラモスによるレオ・メッシへの顔面強打事件が発生。しかしウンディアノ・マジェンコ主審はカードすら出さず、VARへの相談もなかった。映像で見ればラモスの違反行為は明らか。ビデオ審判はなんのためにいるのか。

安定はしていたが:ハーフタイム後も、バルセロナは穏やかに集中してボールをコントロールし続けた。レアル・マドリーはシュートこそ放っていたが、テル・ステーゲンが冷や汗をかくような場面はほとんど作れず。ただ、バルサのそれはちょっと危ないんじゃないかというゴール付近でのパス回しは見られ、59分にはラキティッチがエリア内でボールを奪われてしまうエラーも。続くビニシウスの至近距離弾はラングレが脇腹で止めた(この日二度目)。

抜群だったセントラルコンビ:マドリーに得点の匂いがなかったとはいえ、0-1ではどんな事故が起こるか分からない。そんななかでの、ボールをことごとく跳ね返すピケ&ラングレコンビの守りは非常に安定していて頼もしかった。70分を過ぎると、エルネスト・バルベルデは選手交代を開始。いつものようにアルトゥロ・ビダルとコウチーニョを入れ、試合をまとめに入った(アルトゥールとデンベレが任務終了)。

事故なく試合終了:マドリーはどうにか同点とするべく試みてはいたものの、バルサの守備が崩されることはなかった。後半追加タイムのメッシのロスカが決まっていれば、爽快だったのだけれど。
ということでベルナベウクラシコ連戦は、バルサの2勝で終了。まあこんなもんでしょう。4日後にここを訪れるアヤックスも頑張れ!

トピックス

メシが美味い

勝点差12に拡大:バルサとマドリーの勝点差が12に拡大。白組のリーガ優勝への望みは、はかなく消えた。

リーガでベルナベウ4連勝:FCバルセロナがサンティアゴ・ベルナベウでのリーグ戦に4連勝。白スタジアムで4連勝したチームはバルサが初めてとなる。ルイス・エンリケ時代の0-4と2-3、バルベルデ時代の0-3と0-1。昨季のスーペルコパは2-0で敗れた。3日前のコパ準決勝は0-3で勝利。

バルサが同じ週に二度ベルナベウで勝ったのはこれが初めて
マドリーは今週、ベルナベウでカタルーニャチームに3連敗(ジローナバルサバルサ)。よく指笛が鳴らなかったもんですね。鳴らす以前に凹んだか。

そびえ立つピケ皇帝:このところ素晴しい出来映えのジェラール・ピケが、このクラシコでも圧倒的なパフォーマンスを見せた。バルサ生活の中でもベストゲームに入るであろう素晴らしさ。セルジ・ロベルトをサポートしてビニシウスを封じたほか、白組の試みをことごとく弾き返す壁となって立ちはだかった。

ジェラール・ピケここ(ベルナベウ)に来るのは好きだよ。自分はプロだから、こういう試合をするためにいるんだ。他の試合では、これほどのモチベーションは難しいしね」「一撃を与えたとはいえ、まだ決定的じゃない。終盤を戦ううえでの落ち着きは手にしたけど、次のラージョ戦でバカをやったら意味はないからね」

ラングレもまた壁となり:ジェラール・ピケとコンビを組んだクレメン・ラングレの壁っぷりも並外れていた。ピンチでは身体を張ってゴールを守り、前半にバラン、後半にはビニシウスの近距離シュートを横っ腹に食らって悶絶。拍手。

セルジ・ロベルトがビニシウスを封じる:3日前のコパクラシコをふまえ、今回ビニシウス対策として右ラテラルに選ばれたのはセルジ・ロベルトだった。セルジはジェラール・ピケイバン・ラキティッチのサポートを受けながら、集中してビニシウスに対処。ブラジレーニョはコパのようには決定機を作れなかった。

ラキティッチ弾:バルサの決勝点は、これがベルナベウ・クラシコでの初得点となるイバン・ラキティッチ。セルジ・ロベルトとの連携でマドリー守備陣の背後を取り、落ち着き満点の柔らかシュートでクルトワの壁を破った。ゴール以外にも、いつものハードワークでチームに超貢献。

イバン・ラキティッチ「4日間にベルナベウで2勝できるチームは数少ない。すごく嬉しいよ。とてもハードワークの必要な、相応しい勝利だった」「まだ先は長いけど、重要な一歩になったね。クレの皆さんはビールを飲んで楽しんでほしい

ベルナベウではラモスの暴力は見逃される:いつもいつも、乱暴な行為で相手選手を痛めつけるセルヒオ・ラモス。このバルサ戦では前半終了間際にレオ・メッシの顔面を肘打ちし、ウンディアノ・マジェンコはそれを見逃した。この行いで退場させられるべきだった退場王。マジェンコがよくやったと総括したダゾーン解説(戸田氏)に大いに不満あり。

クラシコ勝利数で上回った!:今回の勝利によって、エル・クラシコにおけるバルサの勝利数(96)がついにレアル・マドリー(95)を上回った。1932年に勝利数で抜かれて以来、87年ぶりの出来事。2012年8月には一度86勝で並びながらひっくり返すまでには至らなかったので、とても感慨深い。




Real Madrid FC Barcelona
0 1
2 de Marzo 2019 – Sabado 20:45 h
Santiago Bernabeu
:78,921
Goles
  Rakitic (26)
Titular
Courtois 【7】Ter Stegen
Carvajal 【7】Sergi Roberto
Varane 【9】Piqué
Sergio Ramos 【7】Lenglet
Reguilón 【7】Jordi Alba
Cesemiro 【7】Busquets
Modric 【8】Rakitic
Kroos 【7】Arthur
Bale 【7】Messi (c)
Benzema 【7】Dembélé
Vinicius 【7】Suárez
Cambios
Kroos→ Valverde (55) Arthur→【7】Arturo Vidal (71)
Bale→ Asensio (61) Dembélé→【5】Coutinho (78)
Casemiro→ Isco (76) Busquets→【sc】Semedo (90+2)
Entrenadores
Santiago Solari 【7】Ernesto Valverde
Arbitro
Undiano Mallenco (navarro)
Tarjetas
Sergio Ramos (60) Busquets (1)
Asensio (82) Lenglet (63)
Carvajal (89)  
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 0 0

Golesredcard

1 0 1
10 7 17 (3)

Tiros a puertaredcard

10 (4) 4 6
1 1 2

Ocasiones de Golredcard

5 2 3
3 5 8

Cornersredcard

6 2 4
0 2 2

Fueras de juegosredcard

2 1 1
    462

pasesredcard

519    
    48% Posesion del Balon 52%    
7 9 16

Faltasredcard

13 6 7
0 3 3

Tarjetas Amarillasredcard

2 1 1
0 0 0

Tarjetas Rojasredcard

0 0 0
Formación

ラフィーニャ、ベルマーレンが負傷欠場。
トディボ、サンペール、ボアテングが監督判断で招集外。ムリージョは招集後ベンチ外。
セメド、コウチーニョ、シレセン、マルコム、アラニャー、ビダル、ウンティティがベンチスタート。

ベストイレブン。3日前のコパクラシコで復帰したアルトゥールが先発出場。コパでの教訓をふまえ、ビニシウス対策として右ラテラルにはセルジ・ロベルトが選出された。守備時は4-4-2。

交代は終盤。1人目はお疲れのアルトゥールに替えて、つぶし役のアルトゥロ・ビダル(効いた)。ラキティッチが左へと移動。
2人目はデンベレからコウチーニョへ。
3人目は時間稼ぎで、ブスケツに替えてセメド。

Titular Final
先発時 終了時
 

 

コメント

  1. レト より:

    コンディション低下で苦戦が予想される連戦をなんとか凌ぐことが出来ましたね。
    ここからまた再度コンディションが上向いてくることに期待します。

  2. 中野のクレ より:

    バルセロナは何が何ても勝つ必要がなくドローでOK、なので受けて立つ形で押し込まれる時間が多い展開。

    しかしマドリーの得点パターンを完璧に研究していたので守備ブロックが崩れなかった。
    ロナウド退団でエリア内や中央での怖さがないのと、守備ブロックを崩せる数少ない選手であるヴィニシウスに対してはセルジとピケで完璧に対応出来た。

    ライブで見ている時は少し押し込まれ過ぎでは?とハラハラしたが、後で見直してみるとクリアミスとかのアクシデント以外は守備ブロックがほとんど崩されていない。

    相手を手の内に入れているので、敢えて受けて立っているかのような横綱相撲ぶり。
    自陣での強固な守備ブロックからの速攻は意識してやっていた感じ。

    マドリーの仕掛けも想定内でショボかったので、このまま他の欧州強豪にも通用するとは思えないが、ここまで相手を研究した上で繊細な戦い方が出来るチームもほとんど無いのでは?

    アトレティコ並みの強固なブロックからMSDの速攻と、GKからの丁寧なポゼッションの遅攻と、センターサークル付近からのミドルテンポの攻撃と、ペップ以降の課題であったハイブリッド(多様性)が完成しつつある。

    バルサらしいかどうかは別にして、押し込まれる時間が長い悪い状況に耐え抜く力もチャンピオンズ制覇には必要。

    いたずらにポゼッションに固執せず守る時は守り切り、試合の読みや先発と交代の人選やタイミングも完璧で、バルベルデ就任後のベストな試合ではないか。
    (アラニャが経験積めばポゼッションと強固な守備が両立するんじゃないかな?)

    あとアディショナルタイムのコウチの仕掛けに復調の兆しが見られる。
    もっとアルバのヘルプで1対1の状況を作りたい。
    仕掛けがデンべレ・サイドだけではチャンピオンズ制覇は苦しい。
    いざという時の総攻撃体制では4人のアタッカーが必要でしょう。
    まだデンべレのプレーは未成熟なのでコウチのクラックならではの成熟したプレーは絶対必要。

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