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ルーチョ 「とても魅力的なものが来る」

悪い数字は気にせず、良いところだけ見ていくと。

FCバルセロナが快勝で2014年の日程を終えました。カンプノウにコルドバを迎えての一戦は、ペドロ、ルイス・スアレス、ピケ、そしてメッシの ゴールによって5-0のマニータ勝利。前半の出来はペドロのゴラッソ先制弾以外は正直しょっぱく、微妙なクリスマス休暇入りになりそうな感じもありました が、終わってみればゴレアーダですから監督もホッとしたことでしょう。前日の会見で自らの2014年を「非常に良い1年だった」と評価したルイス・エンリ ケは、2015年がバルサにとっても良い年になるだろうと予想。タイトル争いを行っていく新春からは「非常に魅力的なものが来る」ことから、しっかり充電 してバケーションから戻ってくるように選手たちに求めています。

前向きなデータに集中するのが一番

コルドバ戦終了後の記者会見でルイス・エンリケが強調したことのひとつが、前向きなデータを見ていくことの重要性でした。前向きなデータとはここ数試合はカンプノウで大量得点を上げていること(対セビージャ5-1、対エスパニョール5-1、対PSG3-1、対ウエスカ8-1)と、リーガでの失点数が最少であること(7。唯一の一ケタ台)です。

シーズンのこの時期では、前向きなデータを見ることが大事なんだ。(記者会見では)多くのネガティブなデータが持ち出されるけれど、それは解釈の問題だよ。私はたくさんの前向きなデータを目にしているし、私のチームにとってより利益のある形でデータを見るように試みている。改善しなければならないと知った上で、ポジティブなことに集中するのが一番だよ。ブロックを強化することが私たちの目指すところだ。あとは各人が好きなように解釈をすれば良い」

メディアが挙げてくる後ろ向きなデータの1つは、ルーチョバルサの敵地での得点力の低下です。ヘタフェ戦やマラガ戦の0-0もそうですし、レアル・マドリーとのフエラでの得点差(31対12)が勝点差4へとつながっているといえます。この点に関して監督は、「パーソナリティの問題ではない。フエラでのプレーは難しいものだけれど、カサでもフエラでも同じようにプレーするチームがあるなら、それはバルサだ。環境面でフエラは難しさを増すけれど、私はそれを言い訳にはしたくない」とコメント。そしてチームには得点能力がある、と彼は強調します。

「私たちにはパンチ力があると思うし、前線の選手たちには得点力があるよ。失点も多く喫してはおらず、これらは面白いカクテル(組み合わせ)だ。リーガで首位に立つには不十分ではあるにせよ、興味深いデータだよ」

クリスマス休暇でしっかり充電を

そういった意味でミスターはまた、「私たちには改善が必要だ。それは間違いない。けれども私たちがカサで敗れた試合(セルタ戦)では、シュートが4本も枠に弾かれているのも事実だ。マドリーが試合に勝ったところで自らむちで打つ必要性も、手足を切る必要もない。私たちは首位から4ポイントであり、プロセスの途中なんだ。シーズンを通じ、パフォーマンスを向上させるよう試みていくよ」、と一喜一憂することなく粛々と内容を向上させていくとコメント。そして、

「マドリー戦の敗北では、私たちが劣っていた。しかし(パリでの)PSG戦は引き分けることが出来た。リーガでの状況は理想的ではなく、改善しなければならないけれど、このチームはマドリーやアトレティコと戦っていくことを熱望している」との意気込みを表しています。

その点でも重要なのは、この日曜日から始まったクリスマス休暇。12月30日まで冬休みを楽しむ選手たちに対して、エンリケ監督は次のように助言を送りました。「このパロン(リーガ中断)は私たちにとってプラスとなるだろう。選手たちには精神面でしっかり充電をして、来るべき年への準備を整えて戻ってきてほしいね。年が明ければ私たちはすべてのコンペティションに没頭していくだろう。とても魅力的な年(ゲーム)がやってくるんだ

ペドロとモントーヤ

コルドバ戦の出来については、前半は「1分で先制したことで、楽にいけると思えたが実際は違った。その反対だった」、といまいちさを認めながらも、4点を決めた後半のプレーは「リズムがあった」と称賛。個人に関しては活躍したペドロのことを「シーズン序盤は得点に苦しんでいたけれど、今の彼は止めるのが難しいね」と称え、2試合連続での先発起用となったモントーヤについては、「試合に参加しない選手の状況は難しいよ。モントーヤがここ2試合に出場したのは、彼がそれを勝ち取ったからからだ。私のチームでは、どの選手も状況を変えられるんだ」と、改めてモンちゃんはバルサで幸せになれると強調したルーチョでした。ボスの言葉、モントーヤにどう響いているでしょうか。

 

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