自宅のジムでも個人スタッフとトレーニング。
リーガ・エスパニョーラは先週末で2週間の冬休みに入り、選手たちは思い思いの場所へとバケーションに旅立っています。南米の選手たちはそれぞれの 母国へと戻り、自宅が近所の選手たちは逆にどこか暖かい土地で休暇を過ごすなどなど。自転車大好きルイス・エンリケはマウンテンバイクを車に載せてヒホン へと戻り、そのエンリケに「親善試合出場のことは何も聞いてない」と言われたネイマールはこの月曜日、ブラジルのJundiaiという町でチャリティー親 善試合に出場するそうです^^;。きっとその後、クラブに出場を申し出て許可をもらったのでしょう。
契約延長交渉開始?
ネイマールJrに関しましては、22日付のSPORT紙が、“FCバルセロナと選手父は現在2018年6月末までとなっている両者の契約を、2年延長するための交渉に着手した” との記事をトップに持ってきています。その際には、500万ユーロと推定される年俸をルイス・スアレス並みに上げて云々、、、ということなので結構なお話 なのですが、バロンデオロを受賞したりチャンピオンズ決勝ゴールを決めたりとクラブに大貢献したわけでもない入団間もない選手の契約を、この不景気の中で 急いで上げようとするなんぞ理解できぬ!との声も多々ありましょう。急いで着手する任務ではなく、優先すべき重要事項は他にたくさんあります。
まあそれはさておき、同じくSPORT紙には(実際のネタ元はブラジルのGlobo TV)、“今季もうすでに昨季の公式戦総ゴール数(15)まであと1得点に迫っているネイマールさんの進化の秘密を、バルセロナ宅のトレーニングルームを 拝見することで知っちゃおう記事”があり、こちらの方が興味を引かれます。
2013/14シーズンはヨーロッパとバルサ流への適応に加えて、契約に絡む騒動で終始周辺が騒がしかったネイマール。今季の彼の成績向上の大きな 理由のひとつが、新たな環境への適応が済んだからなのは間違いないでしょうし、チームメイトたちとの相互理解が深まったのもそうでしょう。そして見逃して はいけないのが、ネイの進化するための飽くなき向上心。モテ男でバラ色雑誌のウワサの絶えず、SNSに楽しげな写真を多数投稿している彼ですが、楽~に暮 らしているわけじゃありません(もちろん)。
サントスのスタッフを2人招聘
Globo TVのレポートによると、ネイマールは今季に入り、生活における幾つかの習慣を変えたのだそうです。そのうちの1つが彼を個人的にサポートしているチームのスタッフ変更で、2010年から2013年にかけてサントスFCで一緒に仕事をしていたフィジカルトレーナーのリカルド・ロサ氏と、同じくサントスから引き抜いたらしい物理療法士ラファエル・マルティニ氏が数ヶ月前にチームに加入。リカルド・ロサ氏は25年以上の経験を持つベテラントレーナーで、サントス裏方チームの中心的存在だったとのことですから、バルサで言うとセイルーロさんを引き抜かれるような感じでしょうか。
ロサさんは9月下旬にサントスFCを退職し、ネイマールの個人トレーナーとなってバルセロナにやって来ました。そしてバルサのテクニカルチームに自分がネイマールのスタッフとなった目的を説明して了承を受け、選手のパフォーマンス向上のために連係しながら仕事をしている、のだそうです。
ネイマールがトレーニングで筋肉を増やし、パフォーマンスを向上させたことはこちら(ネイマールはもう倒れない)でも取り上げましたが、そこに大きく関与していたのがこのロサさんだったと。サントスを出てから体重を5kg増加させたネイに関し、Globo TVのなかでロサさんはこう説明しています。「彼には敏捷性とスピードを失うことなく、筋肉を増やしてほしかった。その2つは彼のプレーの長所だからね」
その身体強化のためにネイマールは自宅に最新設備の揃ったトレーニング室を設け、クラブでのトレーニングとはまた別に毎日4時間、フィジカルトレーニングや物理療法をしているとのことです。
一方、物理療法士のリカルド・マルティニさんは、「ネイマールの筋肉は非常に良質だ。彼はまたキネスタシア(身体のバランスや部位の位置を知覚する能力)に優れていて、身体の動かし方が非常に知性的。それによって足首やヒザの捻挫を避けることが出来る」と指摘。足首は何度か捻って(ごにょごにょごにょ
宝物のギター3本
この番組内のインタビューで、ネイマールは彼らをチームに呼んだ理由について、「サントスで一緒に仕事をしていた人たちだから、僕自身が選んだんだ。そうでなくても、彼らは偉大なプロフェッショナルだしね」と説明。また、今シーズンからは「食事面でもよりいっそう気を使うようになったんだよ」とクラックは明かし、「以前は出された食べ物は全部食べてた」ところを調節して食べるようになったり、食事の時間を整えるようにしたのも変更点だとのことです。プロなので食事から気を使うのは普通として、やはり食べ物は大事ですよね。
ちなみにこの番組ではネイマールのプライベートな一面も紹介されていまして、バルセロナの自宅には大切なギターが3本あることを彼は明かしています。それぞれ特別な人たちからの贈り物で、スペインの人気歌手アレハンドロ・サンス、親友のブラジル人ミュージシャン・チアギーニョ、そして泣く女子も黙るワン・ダイレクションのナイル・ホランがその贈り主と。流石はスター、良いものをもらってらっしゃる。他にもホセ・マヌエル・ピントのギターなんてのも持ってそうですよね。
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