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ネイマール「タイトルは3つ欲しい」

バルサはトリプレッテを考えられるチームだとクラック。

2つのタイトルに大きな影響を及ぼす一週間を前に、ルイス・エンリケはチームに月火と充電のための休日を与えました。メッシはロンドンへ、アルベスはパリへ、バルトラはベネチアへ行くなど、思い思いに満喫したその2連休を終え、FCバルセロナのトップチームが再始動した水曜日(11日)。主役となったのはブラジルでの妹の誕生パーティから戻ってきたネイマールでありました。今月末にジローナ県で開催されるユース大会MICのプレゼンテーションに出席したブラジル人クラックは、持ち前の明るさで会場を魅了。メッシ、ネイ、スアレスと日替りでメディアの主役を分担できるってのもいいものであります。

MICの応援キャラクター

MIC(Mediterranean Internacional Cup)は毎年コスタブラバの19会場で開催されているフットボルバッセ(下部チーム)による国際大会で、今回で15回目となります(開催期間は3月31日から4月5日)。FCバルセロナのフベニールやインファンティル、アレビンチームをはじめ、レアル・マドリー、アトレティコ、エスパニョール、ビジャレアル、アスレティック、マラガ、セビージャ、アーセナル、マンチェスター・ユナイテッド、リバポー、トッテナム、アヤックス、インテル・ミラノ、ポルト、ブラジル代表、ボカ、柏レイソルといったビッグクラブの少年チームが多数参加(34ヶ国200チーム以上)。春が訪れたカタルーニャの日差しの下で、有名クラブと対戦できるとして世界的に高い評判を得ている大会です。MICによる公式紹介ビデオはこちら

(会場となるコスタブラバはバルセロナの約60km北東に位置するブラーナスからフランス国境まで続く海岸地域で、リゾート地として有名)

そのMICのプレゼンテーションが11日、大会スポンサーであるラ・カイシャが後援する科学博物館 Cosmo Caixa(楽しそう!)にて行われました。そのゲストとして登場したのが、2008年大会にブラジル・カデッテ代表として参加し、そのカテゴリーで見事優勝ならびに最優秀選手に輝いているネイマールJr。彼にとってはこれが初のヨーロッパ体験だったらしく、クラックは「小さなワールドカップで優勝するようなものだった。MICはとても重要な大会だし、優勝できてものすごく嬉しかったよ」と当時を振り返っています。「僕はいつもたくさんの夢を持っていたんだ。そのひとつがバルサでプレーすることだった。おかげさまでその夢は叶えることが出来たよ

マドリーはほぼ…

このプレゼンテーションはジャーナリストのルイス・カヌート(Lluis Canut)氏が司会進行し、ネイマールに様々な質問をするかたちで進められました。NIKEの黒いキャップと赤いパーカに身を包んだブラジリアンクラックは、真面目な質問には真面目な表情で語りつつ、際どい質問には笑顔で陽気に応対。それは例えばこんな感じです。

話題はマドリーのBBCトリオとバルサトリデンテでした。「彼ら(メッシとスアレス)は天才だよ。メッシは世界最高の選手だし、スアレスは最高レベルの一人。彼らと一緒にプレーできるのは僕にとって名誉なことさ。僕らがすばらしいトリオかどうかは知らないけど、いつも相手にダメージを与えられるよう試みているし、相互理解は深まっていってる。」(Canut氏:メッシ、スアレス、ネイマールはあのBBCより上かな?)「僕はそう思うよ、ハハハ…(笑)」(会場沸く)

でも僕らは僕らだよ。ライバルたちには注目はしてないし、自分たちのことに集中してる」(Canut氏:マドリーの試合=シャルケ戦は見た?)「うん」(見た?どう思った?)「ほぼ(やられかけてたね)…eh ハハ…」(試合があと10分続けば、と思った?)「そうだね、ハハハ…」(会場拍手)

“決勝戦”と思いクラシコに臨む

その他、22日の天王山クラシコについては、ネイマールはこう語っています。「かなり決定的な試合になるね。僕らは決勝戦のような気持ちで立ち向かっていくよ。相手は強力なチームだからかなり難しい試合になることは分かっているけど、僕らは勝つことだけを考えてる。勝点差は決定的とはならないだろう。先は長く、試合はたくさん残ってるからね。僕らは自分たちのプレーをして、勝つことに集中しないといけない

そしてネイは現在のチーム状態については、「僕らは良い状態にあるし、自分たちのプレーをしていて、感覚も良くなってる。僕らは強くなると思う。トレーニングもかなり熱心にやっているよ。グラウンド内での関係がとても良いんだ。それが全ての助けになってるね。雰囲気はかなり良い」とムードの良さを強調。トリプレッテの可能性について訊ねられると、彼はこう答えました。「僕らはそれを考えられるチームだと思う。3つのコンペティションで優勝するために全力を尽くしていくよ。どのタイトルがより欲しいか?僕は3つのタイトルが欲しい

芝居批判に対して

一方、ファールを受けた際のリアクションが大げさすぎるのではないか、いつも審判を欺こう、相手選手にカードを出させようとしているのではないか、との批判に関しては、ネイマールは「それは単なる陰口」ときっぱり否定。日常生活でのいかにもブラジル人らしいバイタリティについては、こうコメントしています。

「いつも喜んで(満足して)いようと努めてるんだ。人生は楽しむ必要があって、あらゆる瞬間を有効活用しなくちゃいけないと僕は思う。光陰矢のごとしだからね

このネイマールのマドリーに関する件(くだり)は案の定、首都方面の神経を逆撫でしているようですが、、、いろいろ言っちゃったぶん、クラシコで大暴れしてくださいませ!なんにせよクレにとっては、彼の明るさは太陽のようなもの。とても元気をもらえるのであります。

 

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