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ルイス・エンリケ「線審の告発への徹底した調査を望む」

これは深刻な一件だと捉えている、とバルサ監督。

FCバルセロナはこの日曜日、カンプノウにSDエイバルを迎えます。バスクチームは現在リーガの7位で、負け数はバルサよりも少ない1敗。フエラ(アウェイ)ではいまだ無敗とのデータが際立っています。注目はアンドレス・イニエスタが復帰するかどうか。カピタンは今週からグループ練習を再開しており、あとは医療部の出場許可を待つのみとなっています。土曜日の練習終了後に行われた前日会見では、ルイス・エンリケはこのエイバル戦自体についてはほとんど質問を受けてはいません。主な話題はカタルーニャメディアを賑わせた線審による告発問題やら、チーム状態についてやら。そういった状況について、監督はこう述べています。

このクラブではそれは普通のことだよ。大事なのは私たちが試合の準備をし、試合の難しさに気付いていることだ。その他のことは重要じゃあないさ」

エイバルにはハッキリとしたアイディアがある

今週カンプノウを訪れるSDエイバルはここまで3勝4分1敗の7位。敵地ではまだ敗れていません。「彼らは多くの選手を入れ替えたけれど、危険で何をするべきか明快なアイディアを持ったチームだ。全てのライバルたちと同じように私たちのプレーを難しくしてくるだろうし、フエラで一試合に負けただけの好ましいダイナミズムにある。とても興味深い挑戦だよ」、「イヌイ(乾)?エイバルが獲得したのは彼だけでなく、15選手と監督だ。個人的に彼のことは好きだよ。大きな資質を備えた、良いサイドプレーヤーだ」

一番の目標は勝つことにある。無失点で勝てるなら、尚のこと良いね。守備も攻撃も、改善の可能性は常に存在している。チームは良い流れにあるし、各ポジションで改善が求められていることを自覚しているよ」

審判の告発問題

このルイス・エンリケの前日会見のフレーズで、多くのメディアが見出しに使用しているのは、11月21日に行われるレアル・マドリー対バルセロナで、バルサに不利なジャッジをするよう圧力をかけられたと線審が告発した件に対するルーチョの意見でした(バルサ公式はスルー)。ガッツ兄貴は言います。

「驚きを禁じえない、そして不愉快なニュースだね。私たちのフットボルが危険な状況にならないよう、徹底した調査がなされることを期待するよ。全てが仮説であるにせよ、徹底した調査が行われるのが良いだろう。私はこの件についての憶測はしないよ。私にはこれは非常に深刻な話だと思える。私が求めるのはしっかりと調査されることだけだ。この国でのことは、私はどんなことでも信じる

マドリー系のメディアはこの線審の告発に重要性はない、とみなし、馬鹿げた話だとしてページをめくろうとしています。それは正しいあり方ではなく、最大限の調査を行うべきというのがルイス・エンリケの考えです。

今週はまた、クラブの経済部門の責任者であるスサナ・モンジェ副会長による、“1月の補強可能ではあるけれども勧められるものではない”とのコメントも取り上げられました。しかしルーチョとしましては、何某かの補強をすることに積極的なようです。「クラブからは獲得の可能性はある、と伝えられたよ。私にはそれは良いニュースだ。今のチーム状況を考えると尚更にね。今後、ニュアンスを見ていくことになるだろう」

イニエスタ、メッシ、ブスケツ

エイバル戦での復帰が有力視されるアンドレス・イニエスタに関しては、「チーム状況とは関係なく、私たちはいつも彼を必要としている。良いトレーニングができており、フィーリングも良い。明日(日曜日に)決めていくよ」、とのこと。

リハビリを続けているレオ・メッシについては、英国方面からビッグクラブが獲得を狙っているとの報道が為されました。「彼は復帰に強い意欲を燃やしているよ。毎日良くなっていってる。ウワサについては話はしていない。彼本人に訊ねてほしい」

出場時間が積み重なっているセルヒオ・ブスケツがエイバル戦で温存されるのでは、との報道が今週されていましたが、バルサ監督の説明からは先発起用が続くことになりそうです。「極限状態というわけではないし、ビッグチームでたくさんの試合に出るのは普通のことだよ。ブスケツはここ最近の試合では終盤に交代をしているけれど、それは負担を減らすためであって、それ以上じゃないんだ。話を大げさにする必要はない」

ネイマールを称賛

ルイス・エンリケが選手個人の名前を取り上げて褒めるのはそう多くはないですが、昨日の監督は気前良くネイマールを称えています。もっと良い選手になってくれよ、との願いを込めてのことでしょう。「彼のプレーにはいつも喜んでいるよ。彼は信じられないような選手で、唯一で、違いを作り、守備バランスを崩せて、大きな得点力がある。多くの貢献ができる選手だね。今も成長し、より良くなっていっているよ。このレベルのチームにおいては、ごく当然といえる成熟の過程だ。バルサに入団してから、とてもよく貢献している」

バルサデビューから1年になるルイス・スアレスに対しても、ルーチョは賛辞を惜しみませんでした。「彼は相手セントラルを引き付け、ライン間でプレーをする。ボールがある時もない時も、とても良い仕事をしているよ。それは私たちが彼に求めていたものだ。彼は世界最高クラスのデランテロ・セントロ。際立った速さでチームに適応し、私たちのプレーに多くをもたらしている。彼のピッチ上での競い方や振る舞いはリーダーのそれだね。彼の存在が刺激となるし、一味違うキャラクターをしている」

レオ・メッシが不在のなか、ネイマールとスアレスに求めているものについて、ルイス・エンリケは次のように説明しました。「私から彼らに言っているのは、手綱ではなくボールを取れということだよ。怪我人が発生したなら、別の解決策を見つけ出さなければならない。メッシがいない今では、また違ったプレーが見られている。グループとして欠場者を感じさせないこと、それを出来るだけ少なくすることが私たちの求めるものだよ。私から二人に求めるのは、負傷者に関わらず全力を出すことだ」

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